料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回は『にんじん』を求めて胎内市にやってきました。
胎内市産のにんじんは県内随一の生産量を誇ります。皆さん、知っていました?
今年8月に豪雨があったため、多くの生産者さんが3~4割ほど収穫量が減ったそうです。それでも取材で訪れた圃場には緑鮮やかな風景が広がっていて、番組冒頭シーンでも見事な色と形のにんじんを目にすることができました。
被害を乗り越えたにんじんを丁寧に栽培し、おいしく育ったそうです。
そんな生産者さんの想いを受けて、村山先生が作ったのは、にんじんがメインとなる一品。「にんじんをいっぱい食べてもらうため、にんじんが主役となるレシピにします!」とのこと。にんじん嫌いな子どもにもおすすめですよ。
JA胎内市産にんじんについて紹介する『知っトク情報』もチェック!
にんじんのうま塩炒め
●材料(2~3人分)
にんじん…2本
牛こま切れ肉…100g
ごま油…大さじ1
すりおろしにんにく…少々
顆粒鶏ガラスープの素…小さじ2/3
塩・黒胡椒…適量
パセリ…適宜
●作り方
(1).にんじんは皮をむいてせん切りし、こま切れ肉は細かめに刻んで塩をしておく。
(2).フライパンにごま油を熱して(1)の肉を炒める。半分色が変わったらにんじんを入れてしんなりするまでしっかり炒める。にんにくを加えてさっと炒めたら塩胡椒で味付けをする。パセリをちらして完成。
ごま油と黒胡椒の香りのなかに、にんじんの歯ごたえと風味がしっかり感じられる一品。
ごはんのおかずとしてはもちろん、酒の肴としてもぴったりですよ!
にんじんのおにぎり
●材料
にんじん…1本
薄口しょうゆ…小さじ2
みりん…大さじ1
鰹節…2g
白ゴマ…大さじ1/2
ごま油…小さじ1
ごはん…適量
●作り方
(1).にんじんをすりおろして水気を切る。
(2).鍋にごま油を熱してにんじんを炒める。薄口醤油、みりんを入れて水分がなくなるまで炒めたら鰹節・白ゴマを加えて、にんじんふりかけのできあがり。温かいごはんに、にんじんふりかけを適量とって混ぜ、おにぎりにしたら完成。
にんじんの風味を残しつつ青臭さが抜けた旨みたっぷりのおにぎり。
にんじん嫌いな子どもたもきっと「おいしい!」と喜んでくれるはず。ぜひ、お試しあれ。
JA胎内市産『にんじん』知っトク情報
ここからは今回取材したJA胎内市産の『にんじん』について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●特徴は?
砂丘地で栽培を行なうことにより、肉質が軟らかく、肌つやの良いにんじんが育つのが特徴です。また、収穫時、簡単に引き抜くことができたり、真っすぐ育ちやすい点も砂地ならでは。
ちなみに砂丘地は透水性が高い反面、保水性に乏しく乾燥しやすいという性質があるため、スプリンクラー灌水設備が管内の全圃場に完備されています。
●旬の時期は?
冬にんじんは7月下旬に播種(種まき)を行ない、10月下旬~12月上旬に収穫・出荷を行なっています。
●どこで販売しているの?
原信をはじめ県内スーパー各店で、11月上旬~12月上旬をメインに販売しています。
それ以外にも国産有名メーカーの野菜ジュース向けに、加工用にんじんを出荷しています。
●店頭で選ぶポイントは?
凹凸が少なくなめらかで重みがあるもの。葉がついていた部分が小さいもの(切り口が小さいと芯も細く、肉質がやわらかい)を選びましょう。
また、袋に入っているにんじんは水滴がついていないものを選ぶのがよいでしょう。
●調理のポイントは?
にんじんに豊富に含まれているβカロテンは、油と一緒に摂ると吸収率がアップすることが知られているため、炒め物や揚げ物、オイル入りのドレッシングやマヨネーズなどと一緒に食べるのがおすすめです。
また、普段捨ててしまうことが多い皮にも栄養素が含まれているため、キンピラや炒め物などにして食べるとよいでしょう。
県内の一大産地! 今年8月の豪雨に負けずおいしいにんじんを生産!
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、胎内市でにんじんを生産する小泉さんと、JA胎内市 営農経済部 営農指導課 園芸支援センターの伊藤さんに登場していただきました。
現在、JA胎内市管内では22名の生産者がにんじんを栽培しています。作付け面積・出荷量・収穫量は県内随一。
取材日は収穫最盛期。専用の機械で収穫する様子を見学させてもらいましたが、一本一本収穫し、葉っぱの部分はその場で切り落としていました。
昔はすべて手作業だったそうです。作付け面積が違うといえ、かなり大変だったでしょうね。
その後、村山先生と飛田アナは手作業による収穫を体験。二人共「きれい!」「スタイル抜群ですね」と大絶賛。
もちろん恒例の生試食も実施。青臭さがなく、すっきりしたとした甘みがあったそうです。
このあと生産者の皆さんが収穫したにんじんが運ばれる選果場も見学しましたが、洗浄・選果のスピーディな作業風景が印象的でした。
今回取材した小泉さんは約20年前に就農し、現在までに作付け面積を5倍に拡大。今はJA胎内市にんじん部会の部会長を務めています。
「皆さんどんどん面積を増やしています。部会ではみんなで仲良くやっていますし、本当にみなさんのおかけです」と言ってましたが、小泉さんの温かい人柄もあって良いチームワークを生み出しているんでしょうね。
今後について、小泉さんはどのような想いを抱いているのか聞いてみました。
小泉さん「胎内市がにんじんの一大産地であることをもっと知っていただきたいですね。そして、もっと面積を増やしてたくさん作ることで県外の方々にも知っていただき、胎内市を盛り上げていきたいです」
その言葉を受けて伊藤さんも「今年は8月の豪雨の影響で悔しい思いをしている生産者さんも多いと思うので、これからもしっかりサポートしていきたいと思います」と語ってくれました。
今回のにんじんレシピはとても簡単で、なおかつたっぷり楽しめます。みんなで食べて応援しましょう!
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は12月24日(土)放送予定。
注目情報【JA胎内市産『にんじん』をプレゼント】
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NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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