料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは「きゅうり」。
夏をイメージする食材ですが、今回訪れた新潟市南区は今が旬! 実は白根のきゅうりは県内生産量ナンバー1なんですよ!
白根はフルーツが有名な町なので意外に思った方も多いのでは?
白根産のきゅうりの特徴やお店で選ぶポイント、さらに、この春誕生したキャラクター『しろね きゅうり王子』の話など、後半の「知っとく情報」でたっぷり紹介します。
まずは気になる村山先生のレシピから。
そのまま食べたり、どちらかといえば脇役的な存在で調理されることが多いきゅうりですが、今回はごはんのおかずになる一品です。
村山先生はリモート出演のため飛田アナが作ってくれました。
きゅうりワンタン
●材料(4人分)
ワンタンの皮…30~35枚
きゅうり…2本
鶏ひき肉…160g(A)
生姜のすりおろし…小さじ1(A)
酒…小さじ2(A)
塩・コショウ…適量
【タレ】
醤油…小さじ4(B)
酢…小さじ4(B)
きび砂糖…小さじ2(B)
ラー油…適量(5プッシュほど/B)
白ごま…小さじ1(B)
糸唐辛子…適量
●作り方
(1).きゅうりは縦半分に切ってから、斜め薄切りにして塩4つまみをして5分置き、水気を絞る。(B)をよく混ぜておく。
(2).ボウルにきゅうりと(A)、塩4つまみとコショウをして混ぜ、ワンタンで包む。鍋に湯を沸かしてワンタンを茹でる。
(3).ワンタンが浮いてきてそのまま30秒ほど茹でたら氷水にあげて冷やす。タレをかけて糸唐辛子をのせたら完成。
今回のレシピは焼いたり炒めたりすることもないので簡単! ワンタンを包む作業は子どもと一緒にやるのも楽しそう。
ごはんがすすむし、ビールのお供にもぴったりの一品です。
『しろね きゅうり王子』知っとく情報
さて、ここからはJA新潟みらいのブランドきゅうり『しろね きゅうり王子』について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●『しろね きゅうり王子』とは?
新潟市南区の白根エリアは、きゅうりの産地として長い歴史があり、冒頭で述べた通り、生産量が県内一!
そこで、さらに県民に親しんでもらうため、2021年春から『しろね きゅうり王子』とブランド名をつけての出荷が始まりました。
でも、JA新潟みらい管内で作られるきゅうりが、すべて『しろね きゅうり王子』を名乗れるわけではありません。
朝採りされたまっすぐなもので、擦れやキズがついていないか、色はどうかなど、選果員による厳しい選別をクリアしたきゅうりのみ!
一流のエリートきゅうりだけが『しろね きゅうり王子』になれるのです。
●旬の時期は?
JA新潟みらい管内では春作と秋作があります。
今回取材したのは春作。3月20日頃から収穫が始まり、4月中頃には出揃います。
出荷時期は5月中頃から6月中頃が最盛期となります。
●見た目や風味の特徴は?
『しろね きゅうり王子』はどれもまっすぐ! 艶やかで鮮やかな緑色が特徴です。みずみずしく、やわらかな甘みが楽しめますよ。
土作りからこだわって丁寧に育てられたきゅうりは、生産者さんの努力の賜物です。
●店頭で選ぶポイントは?
太さが均一で緑色が濃く、表面のイボイボが尖ってるもの。ヘタの部分がみずみずしいものが良いでしょう。
●どこで購入できるの?
JA新潟みらい いっぺこ~と(新潟市西区亀貝3066)のほか、ウオロク、原信など県内スーパーで販売しています。
●鮮度を保つ保存方法は?
きゅうりは乾燥しやすい野菜です。水分が保てるよう密封した袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
生産者のきゅうりに込めた想いは、きゅうり同様“まっすぐ”なのでした!
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、JA新潟みらい しろね野菜部会 部会長の桜井さんと、JA新潟みらい 営農経済部 坂井さんに登場していただきました。
桜井さんのハウスにはきゅうりの木がいっぱい! ここだけで約1600本あって、1本の木からおよそ100本のきゅうりが採れるそうです。ということは16万本!!
家庭菜園でも人気ですが、まっすぐでおいしいきゅうりを作るのは大変! ハウスで作っているからといって天候に左右されないわけではないんです。
桜井さん・「ハウスの中を常に25~30度に調整するなど温度や湿度の管理が重要です。また、きゅうりは水を欲しがりますが、やりすぎも良くないなど実は手が掛かるんですよ」
この道20年以上のベテラン桜井さんですが「自分はまだまだ素人かな」と、とても謙虚。それだけこまめな管理や経験が必要になるわけですね。
そして『しろね きゅうり王子』は朝採りが基本。朝採りすることで色やみずみずしさに差が出るそうです。
飛田アナも指に専用機具をつけて収穫を体験しましたよ。
さて、お二人にこれからの目標を尋ねてみました。
桜井さん・「これからも安全安心にこだわって、皆さんにおいしく食べていただけるものを生産していきたいと思っています」
一方、そんな桜井さんをバックアップする坂井さんは…。
坂井さん・「桜井さんは今年からしろね野菜部会の部会長になりましたし、とても真面目で一生懸命生産してくださる方です。ですので自分は『しろね きゅうり王子』としてブランド化したきゅうりを、より多くの皆さんに食べてもらうよう努めたいと思います」
県内生産量ナンバー1のきゅうりなので、これから皆さんも『しろね きゅうり王子』に出会う機会が増えていくでしょうね。
ぜひ今回のレシピも試してみてください!
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