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料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回は特別編! 安全安心でおいしい新潟のお米がどのように精米されるのか、JA全農 新潟精米工場へ見学に行ってきました。
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そこには徹底した異物混入防止へのこだわりがあったのです。レシピ紹介のあとで詳しく紹介しますよ。
というわけで今回のレシピは「お米」がテーマ。そのまま食べておいしい新潟のお米だからこそ、レシピを考えるのは難しそう!
しかし、村山先生はお米の新たな可能性を引き出すレシピを2品考案してくれました。
先生はリモート出演だったため、飛田アナと真保アナが作ってくれましたよ!
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新潟風お好み焼き
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●材料(2人分)
キャベツ…75g
もやし…50g
豚バラ薄切り肉…75g
かつお節…小さじ1と1/2
天かす…大さじ3
薄力粉…大さじ4と1/2(A)
水…大さじ4と1/2(A)
にんにく…小2かけ
ごはん…220g(B)
お好み焼きソース…大さじ1(B)
醤油…小さじ1と1/2(B)
卵…2個
サラダ油…適量
塩…適量
粗挽き黒胡椒…適量
お好み焼きソース、小ネギ小口切り、マヨネーズ、かつお節
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●作り方
(1).キャベツは千切り、にんにくはみじん切りにする。豚バラは4センチ幅に切る。(A)をよく混ぜる。
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(2).ホットプレートにサラダ油大さじ1とにんにくを入れて温める。いい香りがしてきたらにんにくを取り出して、(B)と塩・黒胡椒を加え、スプーンなどで軽く米を潰しながら混ぜる。
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(3).油を少し足して(A)の半量を流して直径30cmほどに広げる。天かす・かつお節を散らしてキャベツ・もやしをのせて(A)の半量を回しかける。豚肉を広げてのせて塩、胡椒をする。
※番組では半分のサイズで作りました。
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(4)空いているスペースに(2)のご飯を広げて、フライパンのヘラなどで押しつけながら焼く。
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(5).(3)をひっくり返して、同時に(4)も返す。豚肉に火が通ったら(4)の上に(3)をのせる。
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(6).空いたスペースで卵を割り入れて黄身をほぐす。卵は半熟のうち(5)をのせて、火が通ったらお好み焼きソース、マヨネーズ、かつお節、小口切りのネギをかけて完成。
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お好み焼きといえば大阪風と広島風がありますが、お米を使った新潟風もアリですね! お米の食感が楽しめるお好み焼きになりました。
さて、続いてはお米を使ったスイーツです。
アロス・コン・レチェ
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●材料(4人分)
ごはん…100g
牛乳…150ml
砂糖…大さじ3
バニラエッセンス…2滴
生クリーム…80ml(A)
砂糖…大さじ3(A)
【塩キャラメルソース】
ミルクキャラメル…5個
水…小さじ2
塩…1つまみ
飾りでバナナ、ミント…適量
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●作り方
(1).ごはんはザルに入れてさっと洗う。鍋に牛乳と砂糖を入れて火にかける。
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(2).沸騰したらご飯を入れて10分加熱する。氷水に当ててしっかりと冷やす。
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(3).ボウルに氷水を当てて(A)を角が立つまでしっかりと泡立てる。(2)と(3)とバニラエッセンスを合わせてゴムベラでさくっと混ぜる。
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(4).【塩キャラメルソースを作る】市販のミルクキャラメルを半分にして水を入れる。ふんわりラップをしてレンジで15秒。よく混ぜてラップを外してレンジで15秒かける。よく混ぜて溶かし、塩を入れて冷やす。溶けないときは10秒ずつ加熱して様子を見る。
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(5).(3)を入れて薄切りのバナナをのせてソースをかけて完成。
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番組の試食シーンでは「とてもおいしい! これまで体験したことがない味!」と大好評でした。
ちなみに『アロス・コン・レチェ』はスペイン語。アロスはお米、レチェは乳、コンは「~と共に」という意味なんですよ。
異物混入を未然に防ぐJA全農 新潟精米工場の徹底したこだわりに脱帽!
ここからは、飛田アナと真保アナがJA全農 新潟精米工場を見学してきた様子をレポートします。
全農パールライス株式会社 製造課の後藤さんにご案内していただきました。
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JA全農 新潟精米工場は新潟市西区にあり、鉄骨造8階建てで延床面積8,961平方メートルの大きな建物。サッカーコートの約1.2倍ほどの広さがあります。
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1日およそ80トンの玄米を精米します。これはご飯茶碗に換算すると、なんと123万杯! 1日3食として41万人分だそうです!
全国に300ほどある大型精米工場のなかでも、一部でしか導入していない設備もあるそうですよ。
というわけで「大人の社会見学」のスタート!
まず、異物混入防止のため着替えた飛田アナと真保アナ。足首にもゴムベルトをして体毛などが落ちないようにしています。
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そして最初に訪れたのは新潟県内各産地のお米が集まるこちらの場所。
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籾殻をとった玄米の状態で搬入・保管されています。新潟産、佐渡産、魚沼産など、すべてデータ管理されているんです。
スイスイ運ぶ力持ち! デパレタイザー
そして隣りの部屋に進んでいくと、まるでクレーンゲームのような風景が。この機械は「デパレタイザー」というもの。
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ロボットのアームが30kgの米袋を吸盤で吸い上げて運んでいます。
その後、開封してエアーの力で玄米を出し、最後はペチャンコに畳まれた袋が出てきます。お見事な作業!
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工場の中に入ったお米は「モバイルタンク」と呼ばれる可動式タンクで、次の場所へと運ばれて行きます。袋からお米を出してベルトコンベアで運ぶわけではないんですね。
「誰も触らないことで異物混入の確率を下げることができるんです」と後藤さん。納得です!
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30kgの米袋が、いとも簡単に運ばれる様子を見ていた飛田アナ。思わず「軽そうですよね」とコメント。
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村山先生・「飛田さんもやってみてくださいよ!」
飛田アナ・「先生っ! 飛田のいいところ見てみたいですか? 空気で吸えるわけだから大丈夫でしょう!」
…ということでロボットと同じように、米袋を運び、袋を開けて玄米を出す一連の作業を体験してみました。しかし…。
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飛田アナ・「うわ~、重い~。僕がやると汗と涙が入っちゃいます」
後藤さん・「それでは異物混入になっちゃいますね(笑)」
ガラスの腰が悲鳴を上げた飛田アナ。デパレタイザーのスゴさを身にしみて分かったようです(笑)。
さて、続いては異物除去の様子を見にいきました。
まるで早撃ちガンマン!? マジックソーター
大きな砂時計のように、上からお米が滑り落ちています。これは色彩選別機「マジックソーター」。
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精米されたお米のなかで、色がついているもの、欠けているものなどをセンサーが判別し、エアガンで排除しているんです。
飛田アナ・「すごいですね。上から色がついたお米が落ちてきたとき、それを…」
後藤さん・「バーン! と打って排除します(笑)」
![色のついたお米(役:飛田アナ)が落ちてきたら…](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2021/03/2f7b1e03e6ca2cddf75a94e178eb8b4c-760x507.jpg)
![バーン! とエアガン(役:後藤さん)が排除](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2021/03/bcb946976fde535861f374f977c18c87-760x507.jpg)
精米されたお米は、すべてマジックソーターでチェックされていきます。
取り除かれたお米、割れたお米を見せてもらった二人。「本当にチェックが厳しいですね」と村山先生も感心していました。
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ちなみに排除されたお米は、せんべいなど別の用途で使われます。大量のお米が集まる工場ですが、一粒一粒大切に扱っているんですね。
では、どのように玄米が精米されていくのか、それがマジックソーターの隣りにあったこの精米機。
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この白い機械のなかでお米が高速回転することで、お米同士が揉み合い、表面の玄米層が落とされ精米されていくんです。
力の掛け具合を変え、3段階に分けて白く精米していきます。
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このあとで先ほどのマジックソーターで色彩選別されるというわけです。
ごはんソムリエが品質をチェック
続いて、できあがった精米の食味試験を行なう品質検査室を訪れました。室内はお米の香りが漂っています。
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ここではデータをもとに管理し、実際に食べて五感を使ってチェックします。
試験をする人は安定した評価ができるよう、五感を鍛える研修と試験を受けた「ごはんソムリエ」の認定資格取得者。
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香り、外観、歯触り、粘り、味のカテゴリーで客観的に順位づけしていきます。
最後は人の味覚で判断して品質管理しているんですね。
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ファイナルセパレーターで最終チェック
最後に訪れたのは包装室。お米を袋詰めする場所です。
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後藤さん・「こちらではファイナルセパレーターという機械で、遠心分離により糠埃(ぬかぼこり)を排除していきます」
飛田アナ・「ファイナルセパレーター!?」
真保アナ・「名前がかっこいいですね!」
最後に、さらに念入りにきれいにして包装するわけですね。というわけでこれで終了…と思ったら。
後藤さん・「ファイナルと言っておきながら、実は最後の最後、包装後に金属検出機にかけます」
金属異物はお米を食べるときに最も懸念されることなので、さらに最終チェックをするそうです。
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JA全農 新潟精米工場では、モバイルタンクでお米を運ぶので異物混入の可能性が低いのに、さらに異物を除去する工程が全部で6箇所あるそうです。
真保アナ・「だから直にお米を見ることがなかったんですね」
飛田アナ・「徹底して考えられているんですね」
後藤さん・「そうですね。私たちはお米を詰めているというより、安全安心を詰めているという気持ちでやってます」
玄米で搬入され、ここまでの長い道のりを知った二人。
包装されたばかりの『新之助』をみて「よくここまで磨かれてきたね」と思わず声をかけていました。
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最後に、後藤さんにこれから目指すことを尋ねると…。
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後藤さん・「今までのスタイルをこれからもきちんと維持していくことが大事だと思っています。私たち精米工場のスタッフは、消費者の皆さんと生産者の皆さんの中間にいる存在です。これからも架け橋となっていけるよう努力していきたいと思っています」
私たちの食生活に最も身近な存在である、新潟のお米。
今回このような徹底した品質管理が行なわれていることを知って、これまで以上に愛着がわいた人も多いのではないでしょうか。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は4月24日(土)放送予定。
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