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いっすねー!山脇の『ニイガタ いっすねー!』

想像力掻き立てまくり! 全145日間やってる大地の芸術祭、いっすねー!

十日町市・関口芳史市長がご案内

  • 情報掲載日:2022.05.28
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
イリヤ&エミリア・カバコフ 「16本のロープ」
イリヤ&エミリア・カバコフ 「16本のロープ」

実は書道七段の僕。すごいっしょ。
高校生時代に書道部だった僕は、美術館招待され、その時に、書道だけじゃなくて絵画や陶芸作品などを見る機会が多々あった。
白黒の世界でしかなかった書道。
でも、カラフルで、かつ形ある芸術作品に惹かれて、あるとき覚醒したのでした! 
「覚醒?」というのは、つまり目で見えるものの裏側を想像するのが芸術だなって気づいたんです。

そんな僕が吉本の養成所で指摘されたのが「人におもしろさを押しつけるようなネタではなく、分かりやすいネタをやること」。
つまり、コレは笑いをお客さんに寄せていく作業。すっとんきょうなボケをして、気づいた人だけ笑えばいい、じゃダメだということ。でも芸術は、提示したあれこれを想像する楽しさ。
お笑いとは真逆なのでした。

そんな、芸術とかけ離れていった僕が出会ったのが越後妻有(十日町市・津南町)の大地の芸術祭でした。新しくなった美術館、越後妻有里山現代美術館 MonET(モネ)で関口市長がご案内してくれたのは、想像力を掻き立てる作品の数々! 

目「movements」
目「movements」

時計を無数に吊るした作品に遭遇。
鳥の群れのようにも見える。
でも、後ろから見ると雪が降ってるみたい! 
芸術は生き物だ!

クワクボリョウタ「LOST #6」
クワクボリョウタ「LOST #6」

暗闇の中を走る鉄道模型に電灯をつけて、走る場所によっていろんな形が壁に映し出される。
形を変えるシルエットが美しい!

中谷ミチコ「遠方の声」
中谷ミチコ「遠方の声」

作品を見ながら歩いてみると、作品の目がずっと追ってくる不思議なアート。
一流芸能人気分にさせてくれる、いい作品。

栗田宏一「ソイル・ライブラリー/新潟」
栗田宏一「ソイル・ライブラリー/新潟」

カラーチャートのようにキレイだけど、これ全部、新潟県内で採取された砂の標本。
砂っていろんな色があるんだね。

円盤のようなものを触ると越後妻有の地形が動いていく作品…人には聞こえない低周波の音に反応し水の波紋の模様が浮かび上がる作品…コチコチと動く時計の針を無数に吊るした作品…巨大なオバケのようなものが突如動き出す作品…オモチャの列車が放つ光が映し出す影がさまざまに変化する作品…! 

「なにが正解だなんて決めつけることないんだよ。自分の気持ちで動けよ。お笑いもね」と芸術作品に教えられたような気がしたのでした。
十日町、ありがとう。


十日町市長
関口芳史(せきぐちよしふみ)

昭和34年、十日町市生まれ。 趣味はクラシック音楽、カラオケ、キャンプ、水泳、そして芸術祭作品巡り。
「MonETはもちろん、越後妻有全体が美術館になるからあちこち巡ってください!」

DATA

越後妻有 大地の芸術祭 2022
開催期間
4月29日(金祝)~11月13日(日)10:00~17:00(案内所・作品によって異なる場合あり)
休み
火・水曜(GWを除く)
料金
一般4,500円、大高生3,500円(作品鑑賞パスポート)
問い合わせ先
大地の芸術祭実行委員会事務局
問い合わせ先
電話番号
025-757-2637
リンク
越後妻有 大地の芸術祭 2022 ウェブサイト

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