月刊にいがたで連載中のジョーイのわ~くわ~く会社訪問!
犬のような生き物・ジョーイが、新潟県内の会社を訪問し、普段は見ることができない企業のすごいところをみんなに紹介するよ!
第6回目は、五泉市にある塚野刺繍に行ってきたよ~
主な登場人物
今回訪れたのは、五泉市にある塚野刺繍です。
フェルト生地に糸で絵柄を縫った『ししゅうのえほん』や刺しゅうのイヤリングなど、刺しゅうを使ったかわいい商品をどんどん生み出しているんだよ!
そんな塚野刺繍さんのお仕事場に潜入してきました~!
少数精鋭のスタッフで作る高い技術の刺しゅうテクニックがキラリ!
1960年に洋服に施す刺しゅう加工の会社として創業し、時代の流れとともに自社オリジナル商品にも注力していったんだって!
オリジナル製品の始まりは、『アソビボタン』。
刺しゅうを施した布でボタンを包む「くるみボタン」で、国旗や星座、英文などを刺しゅうしたボタンは約200種類もあるそう!
2013年に開催された「日本カワイイ博」で披露し、若い女性から高い注目を集めたんだって。
そのほかのオリジナル商品もデザイン性と刺しゅう技術の高さが評価されて、洋服以外の刺繍注文がどんどん登場!
お客さんからもらうデザイン(写真左上)は、非常にシンプルに絵柄が描かれているだけ。
そこから、スタッフさんたちで「どんな縫い方で毛並みを表現するか、どうやって奥行きを持たせることができるか?」と相談しながら作っているんだ。
実際に機械が刺しゅうを施しているところを見てみよう!
なにもなかった布に、ウサギが描かれていく!!!
今回は黒色の糸だけで刺しゅうをしているよ。
1色だからこそ刺しゅうを施す幅の割合などを工夫しながら、影を表現しているんだ。すごいね~。
ファクトリーショップには、オリジナル商品がたくさん!!!
2021年11月にファクトリー内に、塚野刺繍さんのオリジナル商品を展開するショップを開設。
いろんな製品を実際に手に取ってみることができるよ。
ファクトリー内にあるので、作った人からお話を聞けるのも魅力だね。
こうした新しいアイデアを生み出しているのが塚野友恵さん。
「私がやりたいと思ったことをスタッフが形にしてくれます。培った技術力があるからこそ実現できています」と友恵さん。
そんな友恵さんは新しい夢(?)があるそうで、それはなんと「お花屋さん」なんだって。
「ここのファクトリースペースに刺しゅうで作ったお花でいっぱいにしてみたいという夢があるんです」
これは、これからもどんどん楽しいアイデアが誕生しそうだ!
DATA
塚野刺繡 ファクトリーショップ
- 住所
- 五泉市南本町2-1-61
- 電話番号
- 0250-47-4173
- 営業時間
- 13:00~17:00
- 休み
- 土曜、日曜
- 備考
- ※事前の電話予約不要
GOSEN KNIT FES2022 開催!!!! 毎回大人気の塚野刺繡のワークショップが今年もあるよ~(やった~)
新しいニットとの出会いや普段は見ることができないニットづくりの裏側など、ニットを使った催し物や五泉のグルメなど楽しいイベント、GOSEN KNIT FES2022。
今年は、11月19日(土)・20日(日)の2日間で開催されるよ。
GOSEN KNIT FESで塚野刺繍さんが行なっている『手書き刺しゅうワークショップ』は毎回大好評!
自分で描いたイラストや文字を刺しゅうてもらえるワークショップなんだ。
好きなバッグと刺しゅう糸を1色選んで、デザインを下書きし、準備ができたらスタッフさんがデータにしてくれるよ。
そのデザインを刺しゅうの機械に読み込ませて、いよいよスタート!
あっという間に出来上がってしまうから、ひと針ひと針見逃せない!
僕の顔が出来上がっていく様子をちょこっとお見せします。
ジョーイのオリジナルデザインバッグかんせ~い!
こちらのワークショップに毎回参加される親子連れもいるそうで、子どもが描く絵を刺しゅうして、年齢とともに変わっていく絵柄を楽しみにされているんだって。
成長記録や記念品、プレゼントとして今回のワークショップに参加してみるのもいいね!
最後にひとことちょ~だい!
「美しくて繊細な刺しゅうでお客様のイメージを表現できるように、しっかりと打ち合わせでデザインイメージを汲み取るようにしています。塚野刺繡でしかできない表現の奥深さで、お客さんに応えていきたいですね。あとは、ここでしか買えないような自社商品の開発に、もっと力を入れていきたいです!」と友恵さん。
塚野刺繡さんが、どんな刺しゅう商品を生み出していくのか目が離せないな~★