毎週土曜夕方6時から放送中のNSTスマイルスタジアム。毎月第4土曜には、料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食と人とのつながりを紹介する人気コーナー『とれたて!えいっとレシピ』が放送されています。
今回のテーマは、JA新潟かがやきの『牛乳』。
新潟市秋葉区の酪農家さんを訪ねてきました。
新潟市秋葉区や五泉市、阿賀野市などの阿賀野川流域は、県内でも有数の規模を誇る酪農地帯。愛情をたっぷり受けてのびのびと育てられた乳牛が多く暮らしています。
毎日の生活にとても身近な存在である牛乳。そのまま飲むことが多い牛乳を材料に、村山先生はどんなレシピを作ってくれたのでしょうか。
今回は山中アナと取材に行ってきました。
『キムチミルク鍋』
●材料(2~3人分)
牛乳…400ml
しゃぶしゃぶ用豚バラ肉…250g
キャベツ…1/4玉
もやし…1袋
ニラ…1/2束
キムチ…200g
顆粒鶏ガラスープの素…大さじ1(A)
酒…大さじ3(A)
みりん…大さじ1(A)
コチュジャン …大さじ2(A)
味噌…大さじ3(A)
醤油…大さじ1(A)
すりおろしニンニク…(A)
●作り方
(1).キャベツを千切りし、ニラを4cm幅に切る。
(2).鍋に水600mlを入れて火にかけ、沸騰したら(A)とキャベツ、もやし、豚肉を加える。
(3).野菜に火が通ったら牛乳を加えてひと煮立ちさせ、ニラ、キムチ、すりごまをかけて完成。
ピリ辛風味をやわらげ、味に深みをもたらす牛乳の効果が印象的でした。これからの季節にぴったり! 続いては牛乳を使ったスイーツです。
『米粉のミルク餅』
●材料
牛乳…300ml
米粉…40g(A)
きび砂糖…30g(A)
きなこ、黒蜜…お好みで
●作り方
(1).小鍋に(A)を入れてよく混ぜる。牛乳を少しづつ加えてダマにならないようによく混ぜる。
(2).火にかけてボテッとなるまでゴムベラで焦げないよう混ぜる。
(3).容器に移して冷蔵庫で冷やし、水に濡らしたスプーンで食べやすい大きさに分けたら、きな粉・黒蜜をかけて完成。
スプーンですくったら、トロ~ンとこぼれ落ちそうになるほどやわらかでした。
やさしい甘みでいくらでも食べられそう。子供たちも喜びそうな一品です。ぜひお試しあれ。
JA新潟かがやき産「牛乳」 知っトク情報
ここからはJA新潟かがやき管内で生産されている牛乳について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●特徴は?
飼養管理はもちろんのこと、衛生対策にも力を入れています。丹精込めて育てられた乳牛から、毎日朝と夕方の2回に分けて搾乳しています。
また、子牛が母牛になるまで2年もかかるため、事故がないように日々管理しています。
牛乳には良質のたんぱく質や脂肪が豊富に含まれ、カルシウム吸収率なども非常に高いことから、子どもから大人まで、幅広い年代の人にとって必要不可欠な栄養源となっています。
●注目してほしいことは?
2023年8月に乳価の値上げがあった際、消費拡大に向けて生産者・乳業メーカー・販売業者が集まり、決起集会を開催したそうです。
県内の酪農家が、高品質でおいしい牛乳を生産し続けることができるよう、できるだけ県産牛乳を飲んだり、料理に使用したりして、応援していきたいですね。
今回のレシピのほかにも、グラタンやシチュー、各種デザートなど幅広く調理に利用できますよ。
●購入後の保存方法は?
未開封であれば、冷蔵庫で7~10日間ほど保存できます。また、開封後は2日間以内に使い切るのがおすすめだそうです。
JA新潟かがやき産の牛乳はここでゲット!
~ベジらンドにいつ ~
今回、JA新潟かがやきの人気商品『生産者指定牛乳』を販売しているベジらンドにいつを訪ねました。
牛乳はもちろん、牛乳を加工して作られる『農協ババロア』も人気だそうです。
ベジらンドにいつはこんなお店
鮮度抜群の地場野菜が豊富に揃う、秋葉区内最大のJA農産物直売所。磐越道 新津ICのすぐ近くにあります。
お店を訪れる人々に喜んでもらうため、野菜や果物等の価格をなるべく統一して販売できるよう品目ごとに生産者同士で相談したり、アドバイスを受けたりしながら価格を決めています。つまり生産者もお店づくりに大きく関わっています。
また、JA新津さつきからJA新潟かがやきへの合併後、他の地区の生産者も出荷者に加わり、品揃えがさらに充実しました。例えば、阿賀野市のサラダホウレンソウや南区のキノコなども店頭に並んでいます。
夕方でも買い物を楽しんでもらえるよう仕入れの商品を組み合わせ、棚を空けないように工夫しているそうです。
ベジらンドにいつ
新潟市秋葉区新津東町3-9-26
tel.0250-21-1183
9:00~17:00
無休(年末年始休みあり)
乳牛の健康管理に気を遣い、おいしい牛乳を365日休むことなく生産
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、酪農家の中澤さんと、JA新潟かがやき 営農部園芸畜産課の八木さんに登場していただきました。
親から事業を引き継ぎ、酪農家として今年5年目となる中澤さん。まだ28歳の若さですが、とても落ち着きがあり、穏やかに話す姿が印象的です。
現在44頭の乳牛を飼育していて、毎日搾乳するのはそのなかの25頭。朝と夕方の2回に分けて搾乳します。その量は一頭あたり一日26~30ℓ!
朝は午前5時半から、夕方は午後5時半から約3時間かけて作業を行ないます。一年365日、休まず搾らないと牛が病気になってしまうそうです。
搾った原乳は敷地内のタンクに貯められ、その後、集乳車に回収されていきます。集乳とともに不定期に乳脂肪などの品質チェックも行なわれるんだとか。
品質を保つために大切なことは、牛にストレスをかけず、居心地よく過ごしてもらうこと。ちなみに牛乳は、夏場はあっさり、冬場はコクのある味わいになるなど季節によって変化するそうです。知ってました?
また、中澤さんは酪農と同時に、昼間はお米や野菜づくりも行なっています。酪農にお米と野菜、そして二児のパパという頼りになる中澤さんですが、八木さんの目にはどのように映っているのでしょうか?
八木さん・「JA新潟かがやき管内の酪農家では一番の若手で、これからを担ってくれる方です。いつもにこやかでやさしくて、それが乳牛にも伝わっているから、おいしい牛乳ができるんだと思います」
確かに牛たちもとってもおだやか。それを受けて中澤さんは?
中澤さん・「若手として期待されているとよく聞くので(笑)。確かに酪農家さんの平均年齢は高くて、年齢が近い方があまりいないのですが、JAさんが経営や管理の指導をしてくれるのでとても助かっています。八木さんは、牛について何か尋ねるとすぐに駆けつけてくれるのでありがたいです」
牛舎を見学したあと、二人は今朝搾乳したばかりの牛乳を飲ませてもらうことに。中澤さんのお母さんが事前に煮沸し、冷やしておいてくれました。さて、お味は…?
村山先生・「香りが違う! 甘い! スーッと飲めるなかにミルキーな香りがあって、ゴクゴク飲みたいです。搾りたてはここまで違うんですね」
山中アナ・「いつも飲んでいる牛乳と全然違います。ふわっとフレッシュなミルキーさというか…こんなにおいしい牛乳、初めて飲みました」
最後に今後の展望について聞いてみました。
中澤さん・「現在、酪農情勢は厳しいのですが、まずは消費者の皆さまに、よりおいしい牛乳を提供できるよう、牛の管理や改良を一層頑張っていきたいと思います。夢は生産から加工、販売まで自分でやることですね」
その言葉を聞いて八木さんは?
八木さん・「中澤さんには、牛群検定や畜産コンサルなど各関係機関と共に協力させてもらっていますし、今後も続けていきたいと思っています。そして若い農家さんからベテラン農家さんまで地域を盛り上げていけるよう、さまざまな事業をサポートしていきたいですね」
老若男女に親しまれている牛乳。そのまま飲んだり、レシピに活用したり、県産牛乳の生産者を応援していきましょう!
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は12月23日(土)放送予定。
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