
料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは旬を迎えたフルーツ「シャインマスカット」。

JAえちご中越管内では現在約30軒の生産者さんがいて、毎年約50トンほど出荷しているそうです。とても生産が盛んな地域なんですね。
シャインマスカットの特徴や栽培方法のこだわりなどは後半でご紹介。まずは村山先生のレシピから!
ジューシーなシャインマスカットを、さらにおいしく食べられるメニューを考案してくれました。ちなみに「クレメダンジュ」とは、フランスのアンジュ地方で生まれた伝統的なレアチーズスイーツです。


『シャインマスカットのクレメダンジュ』

●材料(2皿分)
シャインマスカット…約10粒
クリームチーズ…35g
生クリーム…50g
ギリシャヨーグルト…50g
レモン汁…小さじ1/2
上白糖…15g
ハチミツ…適量

●作り方
(1).ボウルにクリームチーズを入れてよく練る。ギリシャヨーグルト、レモン汁も加えてダマにならないように混ぜる。



(2).別のボウルに生クリーム、砂糖を加えて、氷水を当てながらツノが立つまで混ぜる。


(3).(1)と(2)をよく混ぜて、キッチンペーパーを敷いたザルにのせて輪ゴムで止め、約1時間ほど水気を切る。



(4).器に半分に切ったシャインマスカットをのせて、(3)のクリーム、レモンの皮、ハチミツをかける。



甘くてみずみずしいシャインマスカットに、ふわふわクリーミーなチーズ風味がベストマッチ! 作り方はとっても簡単。ぜひ、お試しあれ!
JAえちご中越産シャインマスカット 知っトク情報
ここからは今回取材したJAえちご中越産のシャインマスカットについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●見た目や味わいなどの特徴は?
皮が薄く種がないため、皮ごと食べることができます。そして、一つ一つの粒が大きいので、見た目がとっても映えるのもポイント。甘くてみずみずしい果汁を楽しんでください。

●注目ポイントは?
シャインマスカットは秋の代表的フルーツのひとつですが、県内の産地のなかで最も早くから出荷を開始します。

●旬の時期は?
出荷時期は8月上頃から9月下旬まで。ハウス栽培と露地栽培を行ない、収穫時期を調整して出荷期間を長くしています。

●購入後の保存方法は?
新聞紙などに包んで冷蔵庫に入れると長持ちします。
さて、続いてはシャインマスカットのほか、JAえちご中越管内の新鮮な農産物を購入できる人気農産物直売所の情報です。
JAえちご中越産シャインマスカットはここでゲット!
~JAえちご中越 農産物直売所「ただいまーと」~
今回取材したシャインマスカットの販売店として紹介するのは、三条市にあるJAえちご中越 農産物直売所「ただいまーと」。


家庭ではそのまま食べることが多いシャインマスカットですが、ケーキや大福などスイーツとしてお店で活用されることも多いそうです。
「ただいまーと」はこんなお店

採れたての野菜や果物がズラリと並んでいて、店内を歩いているだけで楽しい気分になれる「ただいまーと」。
南蒲地区特産の桃、梨、ぶどうなどの果物は、県内トップクラスの出荷量を誇り、県内各地から人々が訪れるそうです。イベント期間は一日1万人以上の来店があることも!
また、地方発送もできるので、離れて暮らす家族や友人にも南蒲地区産の旬を届けることができます。生産者と消費者の架け橋となり、地域から愛される店舗作りを目指しているそうです。



なお、9月1日(金)から19日(火)まで『ぶどうEXPO』を開催予定。
シャインマスカットの販売はもちろん、約30種類ものさまざまなぶどうを販売予定。「県内の直売所でもトップクラスの量のぶどうを準備してお待ちしております」とのこと。ぜひ、足を運んでみて!
JAえちご中越 農産物直売所「ただいまーと」
三条市福島新田丁634
tel.0256-46-8313
営業時間/9:30~18:00
定休日/毎月第1・3火曜
大きくておいしいシャインマスカットを作るため常に技術向上に励む
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、シャインマスカットを生産する小林さんと、JAえちご中越 なんかん北営農センター 園芸特産課 金子さんに登場していただきました。

圃場に一歩足を踏み入れると、一面に広がる栽培光景に圧倒されました。なんと10,000以上の実がなっているそうです。でも、よく見ると実の数の割には木が少ない…。数えてみたら、たった4本しかありません! 一本の木からたくさんの実がなるんですね。

シャインマスカットの栽培は一年を通して行なわれます。秋の収穫シーズンのあと、冬に葉が落ちる頃から次に向けての剪定が始まり、3月になったらハウスをかけます。その後、花が咲いて粒になったあとは3~4回ほど摘粒(てきりゅう)します。
摘粒とは、余分な粒を取り除いて果粒数を調整する作業です。そうすることで、大きくておいしい粒ができるそうです。そのほか枝の管理など作業は多岐に渡りますが、決して労を惜しみません。
JAえちご中越では品質へのこだわりから、年に数回指導会を行なっています。「非常に参考になりますし、今後も参加していきたいと思っています」と小林さん。皆さんの頑張りがあって、おいしいシャインマスカットができるわけですね。


小林さんはお父さんの後を継いで今年で4年目。金子さんの目にはどのように映るのでしょうか。
金子さん「頑張りが素晴らしいです。果物は一年一作なので4年目というのは、まだ収穫までを3回しかやってないということなんです。それでこれだけしっかり勉強されておいしいシャインマスカットを作れるなんて本当に素晴らしいと思います」
小林さん「手作業が多くて大変なこともありますが、食べた方が喜んでくれたり、『おいしいからまた買いにきたよ』と言ってもらえると本当に嬉しいですね」

ひと通りお話を聞いたのち、収穫シーズン真っ盛りということで村山先生は収穫のお手伝いをさせてもらいました。そして恒例の採れたてを試食!
村山先生「すごく柔らかくてみずみずしい! 香りが華やかでとってもおいしいです」


さて、小林さんは今後、どのような想いでシャインマスカット生産に取り組んでいくのでしょうか?
小林さん・「シャインマスカットは今や全国的に有名なので、私たちが作るものを全国の皆さんにもおいしいと知ってもらうため、これからも品質の向上に向けて頑張っていきたいと思います」

一方、小林さんをはじめ地域の生産者を支える金子さんは、どのような想いを抱いているのでしょうか。
金子さん・「三条の大島地区や加茂市、田上町などの生産者さんから、いろんなことを教わってきました。それを若い生産者さんや私の後輩たちにも広く伝えていき、この産地が20年後や30年後、もっと先まで続くようになればいいなと思ってます」
一本の木からたくさんの実がなるシャインマスカットのように、金子さんの想いも広く、たくさんの人々に届くことでしょう。

※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は9月23日(土)放送予定。
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NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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