料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは、暑い季節に元気を与えてくれるすいか。JA新潟かがやき産の大玉すいかを求めて新潟市西区にやってきました。
海岸砂丘が広がるこの地域では昔から多くの生産者さんが栽培しており、作付け面積と出荷量は県内随一!
詳しい情報は後半の「知っとく情報」でチェック! まずは久しぶりに撮影現場に戻ってきた村山先生のレシピから紹介します。
二人揃っての調理シーンは久しぶり。村山先生の手際の良さはさすがでした。飛田アナの表情にもなんとなく余裕が感じられますね。
すいかの塩杏仁豆腐
●材料(200mlカップ4個分)
【すいかのゼリー】
すいか…400g
アガー…5g(A)
砂糖…25g(A)
塩…2つまみ(A)
水…150ml
※アガーはゼラチン3gで代用できますが使い方はパッケージの表示を参考にしてください。
【杏仁豆腐】
杏仁霜…30g
砂糖…30g
牛乳…200g
生クリーム…100g
ゼラチン…6g
水……100g
●作り方
(1).【杏仁豆腐を作る】ゼラチンは湯に振り入れて混ぜておく。小鍋に杏仁霜と砂糖を入れてホイッパーで混ぜる。
(2).(1)の小鍋を混ぜながらに牛乳を少しずつ加え、弱火にかけて砂糖を溶かす。火を止めてゼラチンを加えて溶かす。
(3).生クリームも加えたら鍋の底を氷水で冷やし、軽くとろみがついたら、カップに流して冷蔵庫で冷やし固める。
(4).【すいかのゼリーを作る】すいかは小さめのひと口大に切ってタネをとり、(3)のカップにのせる。
(5).鍋に(A)を入れてよく混ぜたら、水を少しずつ加える。火にかけて沸騰したら1分煮て火を止める。
(6).粗熱がとれたら(4)のカップに流し入れて冷蔵庫で冷やし固める。
すいかのシャリ感と杏仁豆腐のプルプル感が融合し、やさしい甘みが口の中に広がる一品。
そのまま食べることが多いすいかですが、簡単な作業でこんな映えスイーツができるんですね。ぜひ作ってみて!
JA新潟かがやき産すいか 知っトク情報
ここからは今回取材したJA新潟かがやき産のすいかについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●特徴は?
水はけの良い海岸砂丘地帯で栽培され、昼夜の寒暖の差も影響し、シャリ感のあるすいかに仕上がります。
機械選果により品質にばらつきがないのも特徴。店頭ではどれを選んでもおいしいので迷う必要はありません。
また、おいしいすいかを提供するため、部会全体で食味にこだわっているそうです。
●旬の時期は?
収穫と出荷は6月上旬~7月下旬頃。ピークは7月中旬だそうです。楽しめる時期にたくさん食べて夏を満喫しましょう!
●購入後の保存方法は?
購入後は切る前のすいかの場合、風通しのよい日陰で保管を。カットした場合は保存容器などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいそうです。
冷やしすぎるとおいしさが半減するのでご注意を。
続いては、おいしいすいかをはじめ、JA新潟かがやき管内の新鮮な農畜産物を購入できる人気直売所の情報です。
JA新潟かがやき産すいかはここでゲット!
~「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」~
今回、すいかの販売店として紹介するのは、新潟市西区の農産物直売所「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」。
「出荷時に形状・空洞判定システムを取り入れ一定の基準をクリアしているので、どれを選んでもおいしいですよ」と佐久間さん。並んでいるすいかを叩いて選ぶのはマナー違反なのでやめましょう。
なお、この夏、JA新潟かがやきのブランドすいか『Niigataルビームーン』もデビューしました。
「ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と」はこんなお店
すいか・かぶ・さつまいもなど、新潟市西区と西蒲区の海岸砂丘地帯の特産品をはじめ、自然薯や山菜など福島県との県境山間地域の特産品まで、幅広い品揃えが特徴です。
平野地帯でも果樹・野菜生産が盛んで、一年を通して地場産農畜産物を提供しています。
また、旬の農畜産物を店内で製造&販売する惣菜やジェラート、豆腐工房の手作り商品も自慢です。
なお、7月1日(土)午前9時30分から午後3時まで「新潟すいかまつり」を開催。大玉・小玉すいかの販売やガラポン抽選会、じゃんけんゲームなどイベント満載です。
ファーマーズ・マーケット いっぺこ~と
新潟市西区亀貝3066
tel.025-211-1831
営業時間/9:30~18:00
定休日/水曜
シャリ感がある甘いすいかを生産する、地域のこれからを担うご夫婦
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、新潟市西区ですいかを生産する鈴木さんご夫妻と、JA新潟かがやき TAC 関口さんに登場していただきました。
訪れた圃場はとても見晴らしが良く、水平線や新潟市中央区の朱鷺メッセも見えました。天気の良い日には粟島が望めるそうです。
水はけに優れた土壌が特徴で、水の吸収はもちろん蒸発も早いため、すいかの生育に適しているそうです。
この地で鈴木さんご夫妻は、3年前から一緒にすいか栽培を始めました。
就農する前は自動車整備士だった繁さん。すいかをはじめ地元の農業の将来を考え、この道に進みました。幼いころからご両親のお手伝いをしてきたので、農業の魅力やこの仕事ならではの充実感は理解していました。
一方、みかさんはお義父さん、お義母さんが作るすいかのおいしさに感動し、引き継いでいきたいと思い、繁さんとともに就農を決意したそうです。現在は繁さんのご両親と4人で栽培を行なっています。
おいしいすいかを作るために日々努力を惜しみません。こまめな水の管理や剪定作業、つるが絡まないよう気をつけるなど丁寧に作業していきます。
また、表面に日が当たらない部分は黄色くなってしまうので、全体をきれいな緑色にするためすいかを転がす作業などもあるそうです。
その後、一同は生産者が収穫したすいかが集まる選果場へと向かいました。
「この規模はすごいですね」と村山先生も大興奮。たくさんのレーンがあり、ここで選別されたすいかが県内外へと出荷されていきます。
そして待望の試食タイム。関口さんが大きなお盆に持ってきた瞬間、思わず拍手(笑)。
さすが大玉すいか。同行したスタッフ全員が食べられるくらいたくさんありました。
ひと口食べるや大興奮の二人。
飛田アナ・「甘~い!! 水分がジュワジュワッとして、とてもみずみずしいです」
村山先生・「おいしい~! ジューシーで、とってもシャキシャキしてる~!」
鈴木さんや関口さんが表現していた“シャリ感”のあるすいかを堪能した村山先生。思わず「レシピじゃなくてこのままでいいですね!」と言っていました(笑)。
食べた人を笑顔にするほどのおいしいすいかを作る鈴木さんご夫妻。今後に向けてどのような想いを抱いているのでしょうか。
繁さん・「両親や地域の生産者さんなど高齢な方々が多いので、自分たちのような若手が増えて、もっとおいしいすいかを作り、この地を盛り上げていきたいですね」
みかさん・「私も一緒に頑張っていきたいと思います」
そして、鈴木さんご夫妻をはじめ生産者さんたちを支える関口さんの目標は?
関口さん・「皆さんが一生懸命作ってくれたすいかがたくさん売れるように頑張っていきたいですし、もっと売れるすいかを作っていただけるよう良い情報をたくさん提供し、さらなる技術向上のお手伝いができればと思っています」
力を合わせてさらなる高みを目指す鈴木さんと関口さん。ぜひ皆さんもこの夏、シャリ感のある甘いすいかを堪能してみてください。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は7月29日(土)放送予定。
注目情報【JA新潟かがやき産『大玉すいか』をプレゼント】
●JA新潟かがやき産『大玉すいか』(1玉)を5名にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
これまでの記事を見ることができます。
下の「連載記事バックナンバー」をチェックしてみて!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓