料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは「カリフラワー」。
小千谷産のカリフラワーは、まさに今が収穫の最盛期。10月の出荷量は、なんと日本一(東京都中央卸売市場 令和2年実績)。
取材におじゃました圃場では『雪まつり』という品種を作っていました。名前に「雪」とつくだけあって白いうえ、形もきれいです。
こんなに白く、隙間なく詰まったカリフラワーを育てあげ、収穫するまでには、どんな苦労があるのでしょうか。
収穫体験した飛田アナは「硬くてなかなか採れないですね。 鎌を3回くらい押したり引いたりしてやっとできました。これをスパっと一発で採るなんて、さすがプロ!」と感心していました。
さて今回、村山先生は小千谷産カリフラワーを使って、どんなレシピを考案してくれたのでしょうか?
そして飛田アナのこのガッツポーズの理由とは!?
後半の『知っとく情報』では、小千谷産カリフラワーの特徴や店頭での選び方、調理のポイントなどを紹介しています。
それでは早速レシピの紹介から!
カリフラワーのミートローフ
●材料(4~6人分)
カリフラワー…1玉
合い挽き肉…300g
玉ねぎ…1/2個 (100g)
ベーコン(みじん切り)…3枚分
にんじん (すりおろし)…小1/2本 (60g/A)
パン粉…大さじ6(A)
牛乳…大さじ4(A)
塩…小さじ1(A)
黒胡椒・ナツメグ…各小さじ1/3(A)
卵…1個(A)
薄力粉…適量
【ソース】
中濃ソース…大さじ6
ケチャップ…大さじ6
●作り方
(1).カリフラワーは余分な葉と茎を落として、 沸騰したたっぷりの湯に塩(大さじ1/2)を入れて6~7分茹でて冷ます。冷めたら全体に茶こしで薄力粉をまんべんなくかける。
(2).玉ねぎをみじん切りにしてお皿に広げ、ラップをしてレンジで1分半加熱して冷ます。
(3).ボウルに(A)とベーコン、(2)の玉ねぎを入れてよく混ぜ、ひき肉も入れて粘りが出るまでよく練る。 クッキングシートを広げて(1)のカリフラワーを肉だねで包む。 それをシートごと鍋に入れて200度に予熱したオーブンで30分焼く。
(4).別の鍋にソースの材料を入れて、(3)で出た肉汁を入れてとろみがつくまで加熱する。 お皿にソースを広げて(3)を切って並べて完成。
カリフラワーの断面がきれいに見えるよう、上手に切り分けることができた飛田アナ。
あまりの嬉しさに、冒頭に紹介したようなガッツポーズをしたというわけです。
JA越後おぢや産カリフラワーの知っトク情報
さて、ここからは今回取材した『雪まつり』をはじめ、JA越後おぢや産カリフラワーについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●旬の時期は?
6月中旬~下旬、9月上旬~12月上旬。
秋がメインですが、春にもカリフラワー生産に取り組んでいます。
●見た目や風味の特徴は?
「白いダイヤモンド」とも呼ばれ、輝くような白さが特徴です。
太陽の光が当たらないようにひと株ずつ「葉かけ」という作業を行ないます。
まわりの葉を折り花蕾部分を隠すことにより、真っ白なカリフラワーに育ちます。
●どこで購入できるの?
県内のスーパーで購入できます。
この時期並ぶカリフラワーは、およそ半分以上が小千谷産だそうです。
●店頭で選ぶポイントは?
しっかりと花蕾が締まっていて硬いもの。持ったときにズッシリと重みを感じるものがよいでしょう。
●調理のポイントは?
茹でるときは塩、酢、小麦粉を少し加えると色鮮やかに仕上がります。
サクサクした歯触り、味の染み込みがよいので、どんな料理にも合います。
●鮮度を保つ保存方法は?
水分を保つため新聞紙などに包み、冷蔵庫で保存するのがよいでしょう。
おぢやが誇る白いダイヤモンドは、まさに努力の結晶
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、カリフラワー生産者の斎木さんと、JA越後おぢや 営農生産部園芸特産課の風間さんに登場していただきました。
斎木さんはカリフラワーの生産を始めて今年9年目。
自らの手で何かを始めたい、自然が好きだから農家になりたい…という思いから30歳で農業に挑戦。「hatakeya sun」というブランドを立ち上げました。
そして斎木さんが農業を始めたときに風間さんも入組。
風間さん・「そのときからずっとご一緒させていただいています。ゼロから始められた斎木さんは、本当に情熱がすごい。今は若手のリーダー的な存在で、みんなを引っ張ってくれる頼もしい存在です」
斎木さんが作るカリフラワーには、まるでわき上がる雲のような、もくもくとしたボリューム感がある。そして白さと隙き間なく詰まっているのが特徴だ。
これほど真っ白できれいな形のカリフラワーを作るには、どんな苦労があるのか。
斎木さん・「少しでも日が当たると黄色くなってしまいます。日に当たらないよう葉を折って隠す『葉かけ』という作業を行ないます。風や雨により葉がめくれることもありますし、とにかく手間が多いですね」
箱入り娘のように大事に扱われるんですね。
そして定められている大きさになったら、一つひとつ手で収穫。1日で800個ほど収穫するんだとか。
「鮮度の良いものを届けたいので、夜中から朝にかけて収穫して届けることを心掛けています」と当たり前のように語る斎木さんの表情が印象的でした。
そんな斎木さんの今後の目標は?
斎木さん・「これまでの質と味、出荷量などを保ちつつ、小千谷のカリフラワーを誰もが知っているような存在にしたいですね。そして子どもたちに農業への興味をもってもらい、後継者を育てられればと思います」
一方、生産者をバックアップする風間さんは?
風間さん・「来年、おぢやカリフラワー出荷組合が50周年という節目を迎えますので、斎木さんをはじめとする生産者の皆さんと共に、おいしいカリフラワーを消費者の皆さんにお届けできればと思っています」
「白いダイヤモンド」は生産者の努力の賜物。ぜひ今回のレシピでおいしいカリフラワーを楽しんでみてください。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は11月27日(土)放送予定。
注目情報【JA越後おぢや「小千谷産カリフラワー」をプレゼント】
●JA越後おぢやより「小千谷産カリフラワー」1ケース(6kg入り)を5名様にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
これまでの記事を見ることができます。
下の「連載記事バックナンバー」をチェックしてみて!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓