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NSTスマスタ「とれたて! えいっとレシピ」

冬に貴重な青物野菜「アレッタ」で激ウマリゾットが完成!|料理家・村山瑛子のアレッタレシピ

NSTスマイルスタジアム『とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”』

  • 情報掲載日:2025.01.25
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

毎週土曜夕方6時から放送中のNSTスマイルスタジアム。毎月第4土曜には、料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食と人とのつながりを紹介する人気コーナー『とれたて!えいっとレシピ』が放送されています。

今回、JAえちご上越産の「アレッタ」を求めて、上越市にやってきました。

アレッタ…? 初めて聞く人も多いと思いますが、ブロッコリーとケールを掛け合わせた野菜です。イタリア食材のような名前ですが、日本発祥なんです。

村山先生も今回初めてレシピを作ったそうですが、アレッタならではの風味や食感をいかした一品になっていました。

食材の特徴や保存方法など後半もチェックしてくださいね。

『アレッタのリゾット』

●材料

アレッタ…1株
玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
ブロックベーコン…40g
ごはん…150g
顆粒コンソメ…小さじ 1
牛乳…100ml(A)
ピザ用チーズ…15g(A)
すりおろしニンニク…少々(A)
バター…10g
オリーブオイル…小さじ 1
塩、胡椒、粉チーズ…適量

●作り方

(1).アレッタの葉を4枚ほど取って、オリーブ油をまぶして170度のオーブンで10~15分焼く。残りのアレッタを1cm幅に切る。ごはん(炊いてあるもの)を水で洗い、ザルにあげておく。

(2).フライパンでオリーブオイルを熱して、(1)の刻んだアレッタを炒める。火が通ったら塩を軽く振って取り出しておく。

(3).(2)のフライパンにバターとみじん切りした玉ねぎ、カットしたベーコンを入れて炒める。玉ねぎがしんなりしたら、(1)のごはん、水100ml、コンソメを加えて煮る。水分がなくなったら(A)を加えて、とろっとしたら塩で味を整える。

(4). 器に盛り付けて、オーブンで焼いた(1)と(2)のアレッタ、胡椒、粉チーズをかけて完成。

ごはんをザルに入れて軽く洗うと、ぬめりが取れて、おいしいリゾットに仕上がるそうです。プロならではのひと工夫に飛田アナも驚いていました。

アレッタの甘みと香り、そして食感を楽しめるリゾット。ぜひお試しあれ!

JAえちご上越産アレッタ知っトク情報

ここからは今回取材したJAえちご上越産のアレッタについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。

●風味や調理法など特徴は?

アレッタはブロッコリーとケールを掛け合わせて生まれた、栄養価の高い野菜です。

花蕾(からい)の部分から茎、葉まで、捨てるところなくすべて食べることができるのも特徴です。

肉や魚など、どんな食材とも相性抜群。煮てよし、炒めてよしと、さまざまな料理に活用できます。

●楽しめる時期は?

1月中旬から3月くらいまで収穫・出荷されます。

●注目してほしいポイントは?

現在は生産量が少ないため、おもな販売先は直売所です。スーパーにもほとんど並ばないレアな野菜です。

●保存方法について教えて

乾燥しないように袋に入れ、冷蔵庫の野菜室になるべく立てた状態で保存してください。

長期保存する場合は、さっと硬めに茹でてから水気を切って、バットなどに重ならないように広げて冷凍しましょう。凍ったら密封袋などに入れておけば、使いたい分だけ小出しにして使うことができます。

●JAえちご上越産アレッタのおすすめ購入スポットは?

上越あるるん村の中にある、旬菜交流館「あるるん畑」を紹介します。

安全安心な農産物が揃い、オープン時からいつも大賑わいの「あるるん畑」。

季節ごとにさまざまな地場産新鮮野菜が並びます。今は冬の味覚、雪下・雪室野菜やアスパラ菜を販売中です。

JAえちご上越 上越あるるん村内 旬菜交流館「あるるん畑」
上越市大道福田639
tel.025-525-1183
営業時間/9:30~18:00
定休日/年末年始

生産者とJAの二人三脚で生まれた冬の青物野菜「アレッタ」

今回の『とれたて! えいっとレシピ』では、JAえちご上越産のアレッタを生産する藤田さんと、JAえちご上越 営農部 上越営農センターの渡辺さんに登場していただきました。

生産者の藤田さん(右から2番目)とJAえちご上越の渡辺さん
生産者の藤田さん(右から2番目)とJAえちご上越の渡辺さん

生産者の藤田さんは、3年前にJA職員さんにすすめられてアレッタの栽培を始めました。

50年以上農業に携わるトップランナーだけあって、蓄積されたノウハウで1年目から順調に栽培できたそうです。

アレッタの生産は8月頃の種まきから始まり、育苗を経て9月頃に定植し、生育していきます。

例年なら1月から収穫が始まりますが、今シーズンは天候の影響もあって少し生育が遅れ、これから収穫の最盛期を迎えるそうです。

アレッタを上からのぞき込むと中心にブロッコリーのような部分があります。この部分は頂花蕾(ちょうからい)といいます。

この部分が500円玉くらいの大きさになったら刈り取ることで、その横から出ている側枝(脇芽)に栄養が行き届き、葉が生育するそうです。

ちなみに一番外側の葉は、見た目はケールそのもの。この部分は日光が当たる重要な部分で、生育のため収穫せず残しておくそうです。

初年度から順調に生産できたとはいえ、消費者に受け入れられるかは未知数。しかし、そんな不安をよそに直売所では好評だったそうです。

冬は青物野菜が少なくなる上越地区。そんななか珍しい野菜を販売すれば関心を持ってくれるのでは? という予想が見事に当たりました。地元レストランからの需要もあるそうです。

今後ますます上越地域の冬の青物野菜として貴重な存在になりそうですね。ちなみに藤田さんのハウスでは現在600株を栽培していますが、来年はもっと生産量を増やす予定だそうです。

たった3年でここまで来られたのは、お二人の連携があってこそ。

藤田さん・「私たち生産者は作るプロですが、新しい作物を見つけるのはやはりJAさんの力がないとできないですね。JAさんが提案してくれて我々が作る。そういう二人三脚の関係でやっていきたいですね。新しいものに取り組むのは私も楽しみですから」

渡辺さん・「同じことばかりやっていても消費者は離れていくと思いますので、新たな提案をすることで生産者さんの収入アップに貢献したいと思っています」

このあと、アレッタの収穫体験と試食をしました。

飛田アナ・「水分がしっかりしていてフレッシュです。えぐみがなく、歯ごたえもいいですね」

村山先生・「全然苦くなく食べやすいですね。香りがすごくいいですし、グリーン野菜のアクセントにいいかも!」

最後に、今後の展望について伺いました。

藤田さん・「栽培面積も収穫量もまだ少ないので、生産者を増やしてより多くの方々に食べていただきたいと思っています。栽培ノウハウなど私にできることであればいくらでも教えますし、みんなで一緒になって頑張っていきたいと思います」

渡辺さん・「アレッタは多くの方々から手にとってもらう可能性を秘めていますが、まだメジャーとは言えない野菜です。栽培指導をはじめ、しっかりとサポートしていきながら、より多くの生産者さんに作ってもらえるように努めていきたいと思っています」

3月まで出荷が予定されているアレッタ。あるるん畑に寄ったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

注目情報【JAえちご上越産アレッタをプレゼント】

●JAえちご上越産アレッタ(3袋)を5名にプレゼント! 詳しくは下記『スマイルスタジアム』WEBサイトのプレゼントページへ。※応募締切2025年1月29日(水)

NST新潟総合テレビ『スマイルスタジアム』番組ホームページ

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