料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは「アスパラガス」。
春採りアスパラガスを求めて十日町にやってきました。
取材時はまさに収穫シーズン真っ最中! 大地を割ってニョキニョキと出てくる姿に自然の力強さを感じました。
まず番組の冒頭シーンでは、飛田アナが十日町産アスパラガスの素焼きを試食。
飛田アナ・「ホクホクとした触感で甘みがあって、自然の香りや大地のエネルギーを感じる味ですね!」
甘みの中に旨味があり、太い茎は汁がジュワッと出るほどジューシー。そして芳醇な香りが特徴です。
今回、村山先生はこのアスパラガスを使ったレシピを2品考案。リモート出演のため飛田アナが作ってくれました。
後半の「知っとく情報」には、十日町産アスパラガスの特徴のほか、保存方法や調理のコツなど、お役立ち情報がたっぷり載っているので、ぜひチェックしてくださいね。
アスパラの巻き寿司
「明太アスパラの巻き寿司」
●材料(2本分)
アスパラガス…2本(塩茹でしたもの)
酢飯…150~200g(市販の寿司酢を使ってごはんと混ぜたもの)
海苔…大判1枚
明太子…1本(薄皮を外してほぐしたもの)
マヨネーズ…適量
●作り方
(1).海苔を半分にして巻きすにのせ、寿司飯をのせて上部1cmほどあけてご飯を敷き詰める。中心に明太子を塗り広げてアスパラガスをのせる。
(2).マヨネーズをかけて巻いていく。巻いたらしっかりギュッと締め付けて、巻きすから取り出す。切る際は濡れた布巾で包丁を濡らしながら切る。
「ベーコンアスパラの巻き寿司」
●材料(2本分)
アスパラガス…2本(塩茹でしたもの)
酢飯…150~200g(市販の寿司酢を使ってごはんと混ぜたもの)
海苔…大判1枚
ベーコン…1本
マヨネーズ…適量
●作り方
(1).ベーコンをさっと両面焼いて、3等分に切る。
(2)海苔を半分にして巻きすにのせ、寿司飯をのせて上部1cmほどあけてご飯を敷き詰める。中心にベーコンとアスパラガスをのせる。
(2).マヨネーズをかけて巻いていく。巻いたらしっかりギュッと締め付けて、巻きすから取り出す。切る際は濡れた布巾で包丁を濡らしながら切る。
明太子とベーコンで材料が変わっても、作り方はほとんど同じ。親子でくるくる巻いて楽しめそうですね!
丸ごとアスパラの春巻き
●材料(6本)
アスパラガス…6本
豚しゃぶしゃぶ肉(ロース)…6枚
春巻きの皮…3枚
塩・黒胡椒…適量
のり…適量(薄力粉大さじ1+水大さじ1)
揚げ油…適量
レモン…くし形2個
●作り方
(1).春巻きの皮は半分に切る。春巻きの皮に豚肉を広げ、塩・胡椒をして両端を少し折りたたむ。
(2).アスパラガスを乗せて巻き、巻き終わりにのりをつけて揚げ油で揚げ焼きにする。レモンをつけて食べてもおいしい。
十日町産アスパラガスのジューシーな風味と旨味を、揚げ焼きによりギュッと閉じ込めた一品が完成しました。
ビールが進みそうですね!
JA十日町産「アスパラガス」知っとく情報
さて、ここからはJA十日町産のアスパラガスについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●旬の時期は?
JA十日町産の春採りアスパラガスは、5月中旬から6月下旬が収穫と出荷のピークとなります。
●見た目や風味の特徴は?
皮が非常に薄く、甘味があってジューシー。皮を剥かずに食べることも可能なんです。
きれいな緑色で、夏場のアスパラガスとは色味の鮮やかさが違います。
●店頭で選ぶポイントは?
穂先が締まっているものを選びましょう。
茎の近くが紫色になっていないアスパラガスは、皮が柔らかいのでおすすめです。
●どこで購入できるの?
JA十日町のオンラインショップで購入できます。
そのほか、JA十日町「四季彩館ベジぱーく」でも販売していますが、事前に予約をした方が確実だそうです。
●鮮度を保つ保存方法は?
濡らした新聞紙に包んで、冷蔵庫に立てて保存するのがよいでしょう。
●調理のポイントは?
焼いたり、炒めたり、アレンジ次第で甘さと食感を楽しめます。
茹ですぎるとアスパラガスの食感が失われてしまいますので、茹でる場合は茹で時間に気をつけて調理しましょう。
未来を担うJA十日町管内最年少のアスパラガス生産者は、おっとりしっかりの好青年!
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、十日町でアスパラガスを生産する金澤さんと、JA十日町 営農生活部園芸畜産課の島田さんに登場していただきました。
金澤さんはアスパラガスの生産を始めて今年で6年目。JA十日町管内では最年少なんだそうです。
両親を見て自分もこの道に進むことを決意し、高校卒業後、高原野菜などについて学ぶため長野県八ヶ岳にある農業実践大学校へ進学。その後、地元へ戻って独立就農の道へ進みました。
さて、十日町といえば冬場の降雪量はかなりのもの。なのでアスパラガスはハウス栽培ではなく露地栽培だそうです。
冬はかんじきを履いて消雪剤を撒いて雪を消し、5月中頃から6月中頃の収穫&出荷シーズンは1日5~10cmも伸びるアスパラガスを、日に2回収穫作業を実施。
さらに収穫後の7月中頃から10月頃が、とても重要な季節なんだとか。
金澤さん・「収穫が終わってからが本番で、次に向けた準備を行なう必要があるんです」
島田さん・「秋は台風がくることもありますからね。アスパラガスは病気になりやすく、防除(害虫や病害の予防や駆除)がシビアなんですよ」
ほぼ一年じゅう手が掛かるアスパラガス。太くておいしいものを作り続けるにはとても苦労が多いですね。
今回も飛田アナは収穫体験させてもらいました。
飛田アナ・「おーっ! 根元の断面から水分が出てきています! これがおいしさの源なんですね。はかまの部分を触っても柔らかいですし。どこもかしこもおいしそう!」
さて、最後に金澤さんにこれからの目標を聞いてみました。
金澤さん・「作り手は消費してくださる方がいてこそなので、皆さんに選ばれるような野菜づくりをしていきたいと思います。そして、自分のような若手はこれから長い農業の道のりが待っていますので、地域の中心となれるような生産者を目指したいと思います」
一方、島田さんから見て金澤さんはどんな方なのでしょうか。
島田さん・「若くてパワーがあるのもそうですが、物事を理論的に進めてくれますし、数字に強い方です。非常に信頼できる方であると確信しています!」
世代も近く、まるで兄弟のように、にこやかに話す二人の姿がとっても印象的でした。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は6月26日(土)放送予定。
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NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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