料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは、みんな大好き! さつまいも。
「えっ!? さつまいもって秋の味覚では…?」 と思っている皆さん。JA胎内市産は今が旬! その理由とは?
そして、今回取材した胎内エリアのブランド芋『はるかなた』とは? …後半の「知っとく情報」をチェック!
さて、この日、村山先生は東京から電話出演ということで、飛田アナの腰に巻かれたスピーカーから声での参加となりました。
まず、冒頭シーンでは飛田アナが『はるかなた』の石焼き芋を試食。
飛田アナ・「きれいな黄金色! 蜜が充満していますね。三密は避けたいけどこの蜜は素敵(笑)。しっとりなめらかで、まるでペーストみたい!」
「いいなぁ〜食べたいなぁ」と残念そうな村山先生でしたが、『はるかなた』を使ってどんなレシピを作ってくれたのでしょうか?
「素材そのものがスイーツのようなさつまいもだから、レシピを考えるのは緊張しますよ」と言いつつ、2品考案してくれました。さすがです!
焼き芋のセミフレッド
●材料(パウンド型1個分)
さつまいも…2本
砂糖…35g(A)
芋けんぴ…40g
メレンゲ
・卵白…2個
・砂糖…30g(B)
生クリーム…150ml
卵黄…2個
砂糖…30g(C)
●作り方
(1).さつまいもを洗ってクッキングシートを敷いた天板にのせて、160℃で75分焼く。パウンド型に合わせて切ったクッキングシートを型に敷く。
(2).(1)の焼き芋の皮をむいてつぶす。砂糖(A)を混ぜて粗熱をとる。芋けんぴは袋に入れて叩いて粗めに砕く。
(3).メレンゲを作る。ボウルに卵白を入れてハンドミキサーで泡立てる。泡立ってきたら砂糖(B)の1/3量を加える。白くもったりと泡立ったら、残りの半分を加えて加熱。
その後、すべての砂糖を入れたら、ピンと角が立つまでしっかりと泡立てる。最後はハンドミキサーを低速にして、1分ほど泡立てて、泡のキメを調える。
しっかりと固いメレンゲになれば、逆さにしても落ちてきません。
(4).氷水に当てながら生クリームをハンドミキサーで8分立てに泡立てる。
(5).泡立て器で卵黄と砂糖(C)を混ぜ、白っぽくなったら芋けんぴと(2)の焼き芋ペーストの1/3量を混ぜる。生クリームも3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。
(6).ゴムヘラに持ち替えて、メレンゲも3回に分けて加え、さっくりと切るように混ぜる。
(7).クッキングシートを敷いたパウンド型に(6)を流して冷蔵庫で冷やし固める。好みの大きさに切って食べる。
いつもより工程が多いレシピですが、それぞれの作業は簡単ですよね。
そしてもう一品は、取材で訪れた農産物直売所ふれあい逢菜館で、飛田アナがみつけた『さつまいもバター』を使ったパイです。
さつまいもバターとチーズの渦巻きパイ
●材料
パイシート…2枚
卵黄…1個(A)
水…大さじ1(A)
さつまいもバター…適量
粉チーズ…適量
●作り方
(1).オーブンを180℃で予熱する。パイシートは常温に戻して扱いやすくしておく。卵黄と水を混ぜておく。
(2).パイシートは麺棒を使って伸ばし、ひと回り大きくする。上下に2cmほどのスペースをあけて、さつまいもバターをたっぷりと塗る。下からくるくると巻いて、巻き終わったらラップに包んで冷蔵庫で休ませる。
(3).2cm幅に切って、クッキングシートを敷いた天板に、切った断面が上になるように並べて(A)をハケで塗る。粉チーズをたっぷりとかけて180℃で15~20分焼いたら完成。
今回、聞き慣れないスイーツレシピに挑戦した飛田アナでしたが、頑張って作ってくれました!
『はるかなた』知っとく情報
さて、ここからはJA胎内市のブランドさつまいも『はるかなた』について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●『はるかなた』とは?
JA胎内市と、地元・胎内にキャンパスがある新潟食料農業大学、そして胎内市が共同プロジェクトを立ち上げて、2019年に新ブランド『はるかなた』がスタートしました。
『はるかなた』には、JA胎内市で栽培している「紅はるか」という品種を使用。
名前には、“はるかかなたまで広がり、たくさんの人に食べてもらいたい”との思いが込められています。
●旬の時期は?
JA胎内市管内では、10月上~下旬が収穫時期で、12月中旬~2月下旬頃までが出荷時期となります。
●風味の特徴は?
すっきりとした上質な甘みと、しっとり食感が特徴です。
その秘密は定温貯蔵。収穫後、気温13~14℃、湿度90%に保たれた貯蔵庫で、約2ヵ月ほど定温貯蓄を行なうことで、糖度が上がり熟成されるんです。
また、胎内市沿岸部の水はけの良い砂丘地畑で栽培することも、味や鮮度に好影響を与えています。
県外産「紅はるか」と比べても、JA胎内市産は市場の評価が高いんです。
●どこで購入できるの?
『はるかなた』を含む「紅はるか」は、JA胎内市管内では農産物直売所ふれあい逢菜館(胎内市本郷字家の下493-2)で購入できます。
また、市場を通してキューピットをはじめ県内のスーパーでも購入できます。
●店頭で選ぶポイントは?
色鮮やかで、ムラがなくキレイなものを選びましょう。
また、皮の凹凸が少なく、ひげ根が生えている小さなくぼみが浅いほうがおいしいです。
胎内の地の利と丁寧な貯蔵によって作り出される『はるかなた』
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、JA胎内市 根菜部会 さつまいも部門長の岡田さんと、JA胎内市 営農経済部 営農指導課 園芸支援センターの川崎さんに登場していただきました。
さつまいもの収穫は秋。というこで今回は畑ではなく岡田さんの貯蔵庫を訪ねました。
胎内の沿岸部の砂地で育てられたため、掘ったあとは機械を使ってブラシで擦るだけで済み、水洗いよりも鮮度を保つことができるんです。
そして貯蔵庫には、部屋いっぱいにコンテナが積まれていました。「知っとく情報」でも書いた通り、気温や湿度が一定に保たれています。
おいしい『はるかなた』を作るには、優れた土壌や、栽培から貯蔵まで徹底した管理が必要なんですね。
最後に、今回登場していただいたお二人に、お互いの存在や今後について尋ねてみました。
岡田さん・「川崎さんは若くてフットワークが軽いので、いろいろお願いや相談がしやすいですね。これからも私たちが作ったさつまいもを、いろいろなところで販売してもらえればと思います」
川崎さん・「岡田さんをはじめ、生産者の皆さんが大事に育てたさつまいもをJAに出荷していただいているので、どんどん販売するよう努力するとともに、“仲間づくり”をして生産者が増えるよう努めていきたいと思います。コロナ禍で暗いニュースが多いですが、消費者の皆さんには、ぜひおいしい『はるかなた』を食べて、心も体も潤ってもらいたいと思います」
一昨年にブランド化されたばかりの『はるかなた』。名前の由来の通り、今後地元から県内各地、そして県外へと、はるかかなたまでその名が広まるといいですね。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は2月27日(土)放送予定。
注目情報【「さつまいも(はるかなた)」のプレゼントもあり!】
●JA胎内市より、さつまいも『はるかなた』(5kg)を5名様にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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