料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
夏といえば、やっぱり「えだまめ」ということで、今回は長岡にやってきました。県内には、そして長岡には、さまざまな品種があるなかで「湯あがり娘」をピックアップ。
「湯あがり娘」の特徴や選び方のコツなどは後半の〈知っトク情報〉をチェック!
さて、えだまめの収穫時間といえば早朝。
今回は、なんと朝4時半からJA越後ながおか園芸流通センターで撮影がスタートしました。
それでも元気いっぱいの飛田アナと村山先生。さすがです!
ちょうど1年前の『えいっとレシピ』でも、えだまめをテーマにしましたが、今回、村山先生が作ってくれたのは、“みんなが集まったときにぴったりな料理”だそうです。
では早速、紹介しましょう!!
枝豆とホタテのふわふわ揚げ
●材料(8個分)
えだまめ(むいたもの)…80g
木綿豆腐…1丁(300g)
ホタテの缶詰…小1缶
玉ねぎ(みじん切り)…大さじ2
塩…小さじ1/3
溶き卵…1/2個
片栗粉…大さじ1
鶏がらスープの素…小さじ1/3
揚げ湯…適量
●作り方
(1).重石をのせて、木綿豆腐の水切りをする(300gが250〜220gになるのが目安)。
(2).ボウルに豆腐を入れてよく混ぜたら、すべての材料を加えてよく混ぜる。
(3).鍋に油を熱して、(2)を丸めて表面がこんがりきつね色になるまで揚げてできあがり!
そのままでも塩やスダチを絞ってもおいしいですよ。
アツアツはもちろん冷めてもおいしそう。ご飯のおかずやビールのお供として最高!
続いてはワインにも合いそうな超簡単レシピです。
枝豆のフムス風
●材料
えだまめ(むいたもの)…80g
絹ごし豆腐…30g
オリーブオイル…大さじ1と1/2
すりおろしにんにく…少々
●作り方
(1). フードプロセッサーに材料をすべて入れて、よく攪拌(かくはん)する。
(2).これだけで完成! クラッカーにつけるなど食べ方はお好みで。
というわけで、今回は2品作りましたが、どちらも簡単&短時間!
それでいて口に含んだ瞬間から、えだまめの風味や香りを存分に感じられるレシピです。
いつもは「茹でて食べることがほとんどです」と言っていた生産者の皆さんも、「とてもおいしいです!」と大好評でした。
おうちで食べるのはもちろん、キャンプなどアウトドアシーンで楽しむにも適していますね。
えだまめ「湯あがり娘」知っとく情報
さて、ここからは今回登場したえだまめ「湯あがり娘」について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●見た目や風味の特徴は?
早生品種の「湯あがり娘」は、小粒ですが実が締まっていて、甘みが強いのが特徴です。
茶豆のような香りとふっくらとした食感が食欲をそそります!
今回の取材でも、茹であがりの鮮やかな緑が印象的でした。
●出荷時期は?
7月下旬に収穫・出荷されます。
新潟県内全体では、えだまめは5月〜10月の長期間楽しめますが、「湯あがり娘」を購入できる期間はごくわずか。
食べたい方は出荷時期をお忘れなく!
●どこで購入できるの?
JA越後ながおか管内の「湯あがり娘」は、「農産物直売所なじら〜て東店」と「とれたて旬鮮市なじら〜て関原店」で購入できます。
JA越後ながおか 農産物直売所なじら〜て東店
長岡市美沢3丁目603番地
tel.0258-31-4884
JA越後ながおか とれたて旬鮮市なじら〜て関原店
長岡市関原町1丁目字中原2980-1
tel.0258-47-2003
●お店で選ぶポイントは?
ポイントは3つ。
①さやがふっくらとしていて、しっかり実が詰まっているもの。
②産毛がびっしりとついていて、産毛が立っているもの。
③さやの緑がハッキリしているもの。
…を選びましょう。
●おすすめの茹で方は?
①茹でる前に塩で揉む(口あたりが良くなります)。
②えだまめ500gあたりコップ1杯くらいの少量の水で、水から蒸すように3〜5分茹でる。
③茹で上がったら、氷水にさっと(5〜6秒ほど)つけると、実が締まり食感がアップするといわれています。
●おすすめレシピは?
JA越後ながおかのホームページではレシピを掲載しています。そちらもチェック!
農家とJA職員がチームになって活動するエネルギッシュな「JA越後ながおか青年部 山本支部」
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、「湯上あがり娘」を生産する橋場さん(写真中央)と土田さん(写真左から2番目)、そしてJA越後ながおか長岡東営農センターの諸橋さん(写真右から2番目)にご登場していただきました。
3人はJA越後ながおか管内の山本地区において、40歳代以下の若手たちによる「JA越後ながおか青年部 山本支部(通称:山本青年部)」として活動中。
メンバーには生産者とJA職員、約15名が所属していて、えだまめを栽培したり、地元の子どもたちに田植えや稲刈り体験を提供したりしています。
もともと、お米の生産が盛んな山本地区ですが、青年部としてえだまめを栽培することは他では見られない珍しいことなんだとか。
それぞれの本業が始まる前の、朝早くから集まって活動。
「部活みたいです」と皆さんが語る通り、まるで部活の朝練のよう。早朝から大変なのでは…?
橋場さん・「本業の稲作ではひとりで作業することが多いので孤独な面も多いですが、山本青年部での活動は、チームとして一緒になって、ときに喋りながら作業するので楽しいです。むしろ稲作仕事への活力になりますね」
土田さん・「自分は本業でもえだまめを作っているのですが、青年部で得た技術をいかすことができます。これからもよりおいしいえだまめを作っていきたいですね」
諸橋さん・「山本青年部で生産活動をすることで自分の知識も深まってくるので、それをいかしてJA職員として成長していければと思います」
皆さん、本当にイキイキしていました。
ちなみに昨年、東京の伊勢丹に出店した際には、朝収穫して持参したえだまめ100kgが、すべて売り切れたほどの大盛況だったそうです!
「山本青年部は、ひとりではできないことを仲間と一緒に取り組める場所だと思っています。これからも地域に根ざし、応援していただけるような取り組みをやっていきたいですね」という橋場さんの言葉が印象的でした。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は8月22日(土)放送予定。
注目情報【「えだまめ」のプレゼントもあり!】
●JA越後ながおかより「えだまめ(2kg)」を5名様にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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