
毎週土曜夕方6時から放送中のNSTスマイルスタジアム。毎月第4土曜には、料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食と人とのつながりを紹介する人気コーナー『とれたて!えいっとレシピ』が放送されています。
今回は、JA北新潟産のアスパラガスを求めて、新発田市にやってきました。

今まさに旬を迎えているアスパラガスは、鮮やかな緑色と立派な太さが特徴です。新発田エリアでは、30年以上にわたりアスパラガスの栽培が続けられています。
JA北新潟産アスパラガスのおいしさの理由や栽培方法、鮮度を維持する保存方法などは後半をチェック!
まずは村山先生のレシピからスタート。今回は、アスパラガス同様、新発田エリアの特産品である「新発田牛」も使い、とってもおいしい一品を作ってくれました。

『アスパラガスと新発田牛のしょうゆバターご飯』

●材料(2人分)
アスパラガス…3本
牛切り落とし肉…120~150g
すりおろしにんにく…少々
バター…10g
ごはん…300g
醤油…大さじ1と1/3(A)
きび砂糖…小さじ1と1/2(A)
塩…適量
コショウ…適量
サラダ油…小さじ1

●作り方
(1).アスパラガスのハカマ(茎についている褐色の三角形の部分)を取り除き、2cm幅に切る。牛肉を4cm幅に切る。



(2).フライパンに油を熱してアスパラガスをさっと炒める。アスパラガスに油がまわって色が鮮やかになったら、塩をひとつまみ振る。

(3).アスパラガスをフライパンの端に寄せて、空いたスペースで牛肉を炒める。牛肉の色が半分変わったらニンニク、砂糖、醤油の順に加えて、汁気がなくなったら火からおろす。



(4).ごはんにバターと(3)を入れてよく混ぜる。塩、コショウで味を整えて完成。



アスパラガスの甘みと新発田牛の豊かな旨みが絶妙に調和した、とってもおいしいひと皿でした。
さらに、えいっとレシピ史上最速といえるほど、あっという間に完成しました。忙しい時にもぴったりの簡単で激ウマな一品です。
JA北新潟産アスパラガス 知っトク情報
ここからは今回取材したJA北新潟産のアスパラガスについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●風味や栽培方法の特徴は?
JA北新潟管内で採れるアスパラガスは、太くて甘く、やわらかいと評判です。
土づくりからこだわり、丁寧に栽培されています。
栽培方法としては、早期に収穫する春採りアスパラガスに加え、春採り終了後は立茎栽培という方法を取り入れることで、その後も収穫が可能になっています。

●いつ頃楽しむことができるの?
JA北新潟産のアスパラガスは、3月中旬から10月末まで楽しむことができます。

●注目してほしいポイントは?
県内においてもっとも多い出荷量を誇るJA北新潟産アスパラガス。
出荷の際に予冷処理を施し、徹底した温度管理によって鮮度を保った状態で届けられます。


●保存方法について教えて
乾燥を防ぐために、濡らしたペーパータオルや新聞紙で包むか、コップに2~3cm程度の水を入れ、立てた状態で冷蔵庫で保存します。
●JA北新潟産アスパラガスのおすすめ購入スポットは?
JA北新潟農産物直売所 新発田こったま~やを紹介します。

新発田市・聖籠町地域の農畜産物を中心に、「地場産」にこだわった商品を販売しています。
出荷者直伝の「農家レシピ」や、食育ソムリエ資格を持つ「スタッフレシピ」も多数設置し、地場産品を手軽においしく食べてもらえるよう工夫しています。

これから旬を迎える新発田名産のアスパラガスはもちろん、5月にはキュウリ、ブロッコリー、春キャベツ、さやえんどうといった定番野菜をはじめ、さまざまな地場野菜が次々と収穫時期を迎えます。
採れたての新鮮な地場ものは格別のおいしさです。さらに、タケノコや山菜など、里山の豊かな恵みも豊富に取り揃えています。
毎週月曜はポイント2倍デーをはじめ、日替わりサービスを「こったま」用意しています。
JA北新潟農産物直売所 新発田こったま~や
新発田市島潟1341-1
tel.0254-20-8801
営業時間/9:00~18:00
定休日/毎月第2・第4火曜
JA北新潟 この一品もおすすめ!
アスパラガスと並んで、JA北新潟が自信を持っておすすめする一品を紹介します。
今回は、新発田こったま~やの店長・窪田さんが太鼓判を押す「新発田牛」です。

新発田牛は、地元産の稲ワラを飼料として与えることで、上質な肉質に育ちます。脂の融点が低く、口に入れた瞬間にとろけるような食感と、やさしい味わいが特徴です。
「この季節はぜひ地場産のアスパラガスと一緒にどうぞ。一緒に網焼きにしたり、アスパラの肉巻きにしたりするのがおすすめです」と窪田さん。
そこで今回、村山先生はアスパラガスに加え、新発田牛を使ったメニューを考案してくれたというわけです。
太くて甘いJA北新潟産アスパラガスの未来を担う若き生産者
今回の『とれたて! えいっとレシピ』では、アスパラガスを生産する渡邉さんと、JA北新潟 営農販売部 園芸課 神田さんに登場していただきました。

アスパラガス生産を始めて6年目を迎える渡邉さん。お父さんの後を継ぎ、現在は6棟のハウスを管理しています。

就農当初はコロナ禍で研修会も少なかったそうで、「毎日のようにJAさんに電話をして、いろいろと教えていただいていました」と当時を振り返っていました。
6年間で着実にノウハウを蓄積。渡邉さんの圃場の土には、もみ殻の堆肥がたっぷりと入っていて、ふかふかでやわらか。微生物が豊富で栄養満点です。おいしいアスパラガスが育つのも納得!
今や地域を代表する若手生産者のひとりになりました。

今は春採りアスパラガス収穫の最盛期で、毎日収穫作業が行なわれます。ハウスの中は暖かく、アスパラガスは一日で10cmほども伸びるため、朝と夕方の2回収穫するそうです。
アスパラガスといえば春のイメージがありますが、JA北新潟管内では秋まで収穫が可能です。

また、あえて収穫せずに夏場にたっぷりと光合成させることで株に栄養を蓄えさせ、来春の収穫に備える栽培工程も同時に行なっています。その際、アスパラガスは、なんと高さ2mほどにまで成長するそうです。
実際に収穫の様子を見せてもらいました。アスパラガスの長さを測る30cmの棒を使い、地面から長さを確認して切り取ります。

その後、村山先生も収穫のお手伝いさせてもらいました。渡邉さんが選んでくれた大きなアスパラガスを前に、「こんなに太くて、ちゃんと切れるのかな?」と少し心配そうな様子。しかし、そんな心配は杞憂でした。
村山先生・「やわらかっ! 全然力が必要なかったです!」
飛田アナ・「断面が500円玉くらいありそうなほど大きいですね」

すると「これは『ふとっパラ』ですかね」と渡邉さん。
新発田産の上質で2Lサイズ以上の太いアスパラガスは、『ふとっパラ』という名称で販売されています。ネーミングがお見事ですね。
さらに、出荷規格の26cmに切ったとき、70g以上あれば『ふとっパラプレミアム』として販売。幻のアスパラガスとも呼ばれています。
今回、村山先生が収穫したアスパラガスは、『ふとっパラプレミアム』レベルの大きく上質なものでした。
※天候等の理由により収穫量が少なく、入荷がないこともあります。

このあと、この『ふとっパラプレミアム』を村山先生と飛田アナが恒例の生試食! 渡邉さんと神田さんは「私たちも生では食べたことがありません(笑)」とのことでしたが、はたして…⁉ 茎の部分を食べた村山先生は…?
村山先生・「やわらかっ! シャクシャクとしてみずみずしく、アスパラガスの香りが豊かですね」
飛田アナ・「穂先もやわらかい! 茎の部分もサクッと噛み切れて、たまらない歯ごたえです。生でいけますね」
ふたりとも、まるでスティック野菜のようにサクサクと食べていました。

さて、今回ご登場いただいた神田さんと渡邉さんは、日頃どのようなお付き合いをされているのでしょうか。
神田さん「渡邉さんはとても一生懸命で、熱心な方です。こちらが教わることも多いですね。まさに若手のホープです」
渡邉さん「こんな時はどうすればいいのかなど、神田さんはいろいろと教えてくれるので頼りにしています。アスパラガスだけではなく、ほかの野菜の栽培でもお世話になっています」

アスパラガス生産者として、そしてその生産を支える立場として、今後おふたりはJA北新潟産アスパラガスをどのように広めていきたいと考えているのでしょうか。
渡邉さん「生産者の方がかなり減ってきていますので、積極的にアピールするなどして、私たちのような若い世代が増えてくれたらうれしいと思っています」
神田さん「生産者の高齢化により、体調を崩されて辞めていかれる方も多いのが現状です。JAとしても新規就農される方を補助金や助成金なども含めて支援したり、新発田市と連携を取ったりしながら取り組んでいきたいですね。消費者の方には、まさに今が旬ですので、ぜひ味わっていただきたいです」
新発田エリアに来たら、新発田こったま~やに立ち寄り、今が旬のJA北新潟産のアスパラガスを手に取ってみてください。運がよければ『ふとっパラプレミアム』と出会えるかもしれませんよ。

注目情報【JA北新潟産 アスパラガスをプレゼント】
●JA北新潟産 アスパラガス(1kg)を3名にプレゼント! 詳しくは下記『スマイルスタジアム』WEBサイトのプレゼントページへ。※応募締切2025年4月30日(水)
NST新潟総合テレビ『スマイルスタジアム』番組ホームページ
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