料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマは「しいたけ」。それも自然のなかで育てられた希少価値の高い「原木しいたけ」です。
番組冒頭、JA北蒲みなみ本店前で、焼いて塩だけで味付けした原木しいたけを試食した飛田アナ。
「旨みが濃厚! 香りと風味も強いですね」と、肉厚でジューシーな「原木しいたけ」を大絶賛!
原木しいたけの特徴や選び方のコツなど、詳しくは後半の〈知っトク情報〉で紹介します!
さて、村山先生は電話でのリモート出演ということですが、写真パネルで出演(笑)。ロケ途中から目玉おやじのような扱いになっていました。
というわけで、今回も飛田アナひとりでレシピ作りに挑戦!
「レシピは簡単なんですが、下準備が多いので頑張ってください」と村山先生。
はたして先月に続き、上手に作ることができるでしょうか? というわけでレシピはこちら!
丸ごとしいたけの肉巻きおにぎり
●材料(6個分)
豚ロース(しゃぶしゃぶ用)…12枚
ごはん…適量
醤油…大さじ1.5(A)
みりん…大さじ1.5(A)
酒…大さじ1.5(A)
砂糖…小さじ2(A)
サラダ油…小さじ1
塩…適量
胡椒(パウダー)…適量
薄力粉…適量
大葉…適量
白ごま…適量
●作り方
(1). (A)を混ぜておく。しいたけは軸を外して十字に切り込みを入れる。ラップにしいたけのかさの部分を上にして、ご飯をのせる。ラップで包み、上をくるくる捻って形をしっかりと整える。
(2).豚肉を広げて片面に塩、胡椒、茶こしで薄力粉をかけて(1)を包む。
(3).薄力粉を両面にかけて、油を熱したフライパンで全体を焼く。色がついたら蓋をして5分蒸し焼きにする。
(4).火を止めて余分な油を拭き取り、(A)を加える。再び火をかけてスプーンで煮汁をかけながらしっかりとからめる。刻んだ大葉や白ごまをふって完成。
続いて、とても簡単なレシピをもう一品!
しいたけとエビのオイル蒸し
●材料(2人分)
しいたけ…5個
むきえび…8尾
長ネギ…15cm分
ニンニク…1かけ
ごま油…大さじ1
塩…小さじ1/2個
黒胡椒…適量
●作り方
(1). しいたけを半分に切って、ネギをみじん切りにする。ニンニクを薄切りにする。
(2).むきえびの背を開いて背わたをとる。
(3).厚手の鍋にしいたけ・えび・長ネギ・ニンニク・塩・黒胡椒を入れて蓋をして、弱火で20分加熱する。
…とこれだけで完成。
なお、厚手の鍋がないときはフライパンでもOK。少しだけ水かお酒を入れて焦げないように。
というわけで、しいたけの風味や食感を存分に味わえる2品が完成しました。
今回は肉厚の原木しいたけを使ったから、一層おいしそう!
飛田アナ・「なんとかできました〜!」
村山先生・「すごい! 飛田さん、2品もできましたよ」
肉巻きおにぎりは、しいたけが苦手な子どもたちも楽しめそうですね。
「原木しいたけ」知っトク情報
さて、ここからは原木しいたけについて、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●「原木しいたけ」って?
原木にしいたけ菌を打ち込んで、自然に生やすのが「原木しいたけ」です。
市場に出まわるしいたけの約9割を占める「菌床しいたけ」に比べると、育てる労力や原木の仕入れなどコストも掛かり、とても大変なんです。
それでも生産者が自然に近い栽培方法を行なう「原木しいたけ」にこだわる理由は、安全・安心で、より高品質なしいたけを消費者に届けたいから。
今回取材した生産者の村木さんは、伝統的な栽培技術を守り、農薬を使用せずに生産しています。
●風味の特徴は?
原木しいたけの魅力は、おいしいこと。
固い木の皮をやぶって出てくる原木しいたけは、肉厚で歯ごたえが良く、香りの豊かさも魅力です。
●出荷時期は?
通年出荷していますが、旬は秋〜春(10月〜3月)くらいです。
●どこで販売しているの?
キューピット(三條岡店・長潟店・豊栄店・南紫竹店)、ウオロク(水原店・岡山店・五泉店)、原信(水原店)などの地元スーパーをはじめ、キラキラマーケット(新潟市中央区)、カガヤキ農園(新潟市江南区)、農産物直売所 大地(新潟市江南区)でも販売しています。
●お店で選ぶポイントは?
かさが開きすぎていないもの(鮮度が落ちるほどかさが開きます)。
かさの裏が白く、ひだにハリがあるもの(鮮度が落ちると、茶色くなりひだも柔らかくなります)。
肉厚なもの(肉厚なほど歯ごたえがあり、おいしいです)。
柄が太くて短いもの(寒暖の差や湿度など、いい環境で育ったしいたけは軸が太く短いです)。
●調理するポイントは?
どんな料理にも合うしいたけですが、柄を切って捨てている方も多いのでは? でも、実はその柄に栄養や旨味が詰まっているんです。
調理する際は、石づきの先の固い部分だけを切り落とし、柄の部分はスライスするなどして食べてみてください。
労力とコストが掛かる「原木しいたけ」の生産にこだわる理由とは…
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、原木しいたけを生産する村木さんと、JA北蒲みなみ営農営業部 営農指導係の小林さんにご登場していただきました。
原木しいたけの栽培は、おがくずなどを集めて作ったベッドに生やす菌床栽培に比べると、手間がとても多いんです。
村木さん・「原木に植菌(菌を植えること)したあと、菌をまわすために動かして刺激を与える必要があります。ここだけで6,000本ありますからね」
約10kgの原木を、1本につき12〜13回ほど手に持つなど作業をするという。それが6,000本分となると想像するだけでも大変!
それでも原木しいたけにこだわるのは、おいしくて安全・安心なしいたけを提供したいとの思いから。
そんな村木さんに対して、小林さんも「より多くの方々に原木しいたけのおいしさを実感してもらいたいので、引き続き販売と生産をサポートしていきたいと思います」と力強く語ってくれました。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は7月25日(土)放送予定。
注目情報【「原木しいたけ」のプレゼントもあり!】
●JA北蒲みなみより「原木しいたけ(500g)」を5名様にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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