古町エリアの老舗ホテル・イタリア軒の別館にある割烹 螢。
都会の喧騒を忘れさせる数寄屋造りの落ち着いた空間で、新潟の旬の食材をふんだんに取り入れた正統派の会席料理を楽しむことができます。
建物内の一室「芹の間」が、このたび「亀田縞コンセプトルーム」として生まれ変わったというニュースを聞きつけ、取材に行ってきました!
椅子カバーやナプキン、コースター、パネルなど、室内の随所に、新潟市江南区亀田の伝統織物である亀田縞が取り入れられています。
ところでなぜ古町に、亀田の伝統織物である亀田縞を使ったコンセプトルームが作られたのでしょう?
お披露目会に出席し、その理由をKAMEDAplus代表取締役の小林堅治さんにお聞きしました。
明治大正期の最盛期には、亀田縞は広く東北や北海道でも着られていました。
亀田という地区を越え、新潟市が誇る名産品だったわけです。
江南区役所産業振興課に事務局を置く亀田縞利用促進協議会では、亀田縞を新潟・日本の文化として発信するために、にいがた2kmエリアの飲食店や宿泊施設などに装飾品として据え付けることで、自然と亀田縞に触れることができる空間の創出に取り組んでいます。
その第1弾としてタッグを組むことになったのが、古町芸妓を呼んでのお座敷も可能な割烹蛍。
こうして古町花街からその取り組みがスタートしたというわけです。
割烹蛍の女将・加藤信子さんは、
「壁の色が赤系なので、同系色の亀田縞を選び、華やかな雰囲気に仕上げました。このお部屋はお顔合わせで使われることが多いのですが、亀田縞がきっかけになって、会話が盛り上がるようです。また、一度このお部屋を利用した方から、またここで、というお声もいただいています」と教えてくれました。
コンセプトルームに加えて、年始から、古町芸妓の皆さんの千社札入れとハンカチが亀田縞で作られたものになったそう。
しかも、それぞれの芸妓さんの好みの色柄で作られたオリジナル!
お披露目会に出席していた和香さんは、江南区亀田の出身。
「昔ながらの亀田縞が好きなので、パッと見慣れたこの色・柄を選びました。普段は帯に忍ばせておくのですが、会話のきっかけになるんです。“私も使いたい”とおっしゃってくださる方もいました。地元の品を持っていて、褒めていただけるのはうれしいですね」。
芸妓さんにお会いする際には、ぜひ千社札入れにも注目してみてくださいね!
ちなみに、割烹蛍に隣接するイタリア軒のロビーのクッションにも亀田縞が取り入れられていました。
「洋風のソファに亀田縞?」と思いましたが、シックな色合いなので意外にもよく合っていました。
今後はイタリア軒でも、お土産として亀田縞製品を販売したり、亀田縞を取り入れた客席を作ったりということも構想されているそうです。
古町をはじめとした新潟市街エリアと亀田縞のプロジェクトに、今後も注目です!
DATA
亀田縞コンセプトルーム
- 住所
- 新潟市中央区西堀通7-1574 割烹 蛍「芹の間」
- 問い合わせ先
- 新潟市江南区産業振興課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-382-4809
- 備考

