「すべる」。
本来の意味としてはツルツルする様子を表す言葉。
しかし、お笑い界においてこの言葉は笑いがとれなかった時を意する忌み言葉である。
芸人の端くれである僕にとっては、縁起の悪い「すべり」の世界大会「FISアルペンスキーワールドカップ」が湯沢で開催されるという。
今日は、そんな世界的ビッグイベントのことを湯沢町長が教えてくれるらしい。
会場の苗場スキー場に行くと、真っ赤なスキーウェアに身を包ん
だ田村町長が登場。
スキーは、なんと1級の腕前とのことで、冬が来ると湯沢町内の全スキー場に滑りに行くんだって。
では記念撮影。
湯沢町の担当の人が、「いいウエア用意してきました」とにっこりして渡してくれたのは、なぜか湯沢町役場ユニフォーム。
着替えてみたら、妙になじむ。
仕事はできないが持ち前の明るさで町長になんとか気にいられている職員みたい。
スキー経験ゼロの僕。
すると「そりゃ、もったいない! 楽しいのに」と田村町長。「今度教えてあげるよ。
スキー上達には、まずは雪の上を歩いて慣れること。普段から足で雪を掴むようなイメージで歩くことが大事」となんとも説得力のあるお言葉を頂戴いたしました!
せっかく新潟にいるんだもの、今年こそ滑れるようにならねば! まずはW杯を観戦してトッププレーヤーから刺激を受けよう。
そしてこの冬は町長と一緒に湯沢町役場のユニフォームで颯爽と滑りたいな。
最後は「すべる」ことが楽しみになっちゃう取材でした!
湯沢町 田村正幸町長
1951年3月1日湯沢町生まれ。スキー検定1級。毎年スキー場開きで華麗な滑りを披露。「湯沢はスキーとともにある町です。 世界中のスキーヤーのお越しをお待ちしています」