
GWの予定はもうお決まりですか?
今回はレンタサイクルでめぐりたい粟島の遊びスポットをご提案!
ぜひお出かけの参考にしてみてください。
いつもと違う旅をするなら
海の向こうの小さな島へ


岩船港からフェリーに乗ること約90分。
着いたのは周囲わずか23キロメートルの小さな島。
集落は船が発着する内浦と、その対岸に位置する釜谷のふたつのみで、いずれの地にも島で捕れた海の幸を食べられる食堂や民宿が点在しています。
フェリーの発着する港にある資料館に行けば島の歴史や文化を知ることができます。

島の移動手段は観光案内所で借りられるレンタサイクルが一般的です。
坂道でも楽々と走れる電動アシスト付き自転車も用意されているので、3時間ほどで島を一周できます。
2025年にはふたり乗りのタンデム自転車を新たに導入。
電動アシストは搭載されていませんが、ふたりで力を合わせて自転車を漕げば会話も弾み、より特別な時間を過ごせるはず!
おいしい海の幸はもちろん、海岸での磯遊び、海の見える牧場での乗馬体験、港にある大きな壁画、景色のいい灯台など楽しみ方・遊び方はさまざま。
粟島をめぐる旅で、都会の喧騒や慌ただしい日常を忘れてみませんか?

レンタサイクルinformation


ふたり乗りで粟島を探索できるタンデム自転車の利用料金は3時間以内1,500円、3時間以上の場合は1時間ごとにプラス1,000円。ヘルメット付き。軽いペダリングでぐんぐん進む電動アシスト付き自転車も同料金。
受付時間は8:30~17:00。事前予約不可のため、利用の際は粟島観光案内所で直接手続きを。
data
問:粟島観光協会
tel.0254-55-2146

スポット01/
あわしま牧場で乗馬体験


昭和初期までは野生馬が生息しており、昔の風景を取り戻したいという島民の思いから誕生したあわしま牧場。
「日本で一番、海に近い牧場」とも言われており、海の音を聞き、潮風を感じながらの乗馬はとても気持ちがいいです。
なお『乗馬体験』(5分1,000円)は長靴、ヘルメット、ボディプロテクター付き。体重70キロ未満の人のみ体験可能。当日は動きやすく汚れてもよい服装で。
土・日曜、祝日は混み合うため事前予約がおすすめです。

DATA
あわしま牧場
- 住所
- 粟島浦村656-1
- 電話番号
- 080-8492-5869
- 営業時間
- 10:00~11:30/15:00~17:00
- 休み
- 不定休
- 駐車場
- なし
スポット02/
ミューラルアートの写真を撮ろう

ミューラルはラテン語で「壁画」という意味。
2023年にミューラルアート界を牽引するふたりのアーティストによって描かれた内浦港と釜谷漁港にある壁画は粟島の新たなカルチャースポットとして親しまれています。
内浦港の粟島汽船ビルには「人を訪ねて人が来る」をテーマとした『粟島弁天』、釜谷漁港の防波堤には「小さな島の大きな自然」をテーマとした『Fanfare』という作品が描かれています。

DATA
ミューラルアート
- 住所
- 【粟島弁天】粟島浦村日ノ見山
【Fanfare】粟島浦村釜谷 - 電話番号
- 0254-55-2146(粟島観光協会)
- 駐車場
- なし
スポット03/
景色を眺めながら粟島灯台を目指そう

毎夜、まっすぐ美しい光を沖に向かって灯し、船乗りたちの安全を見守り続ける粟島灯台。
自転車で島を横断する道路を走ること約15分、道中に「灯台入口」と書かれた看板が現れたら自転車を停め、緑豊かな自然に囲まれた階段を上ることさらに30分、ようやく頂上に到着。
道中、草木の隙間から見える青々とした海の景気もお見逃しなく!
なお島民が利用するコミュニティバスでのアクセスも可能です。

DATA
粟島灯台
- 住所
- 粟島浦村内浦
- 電話番号
- 0254-55-2146(粟島観光協会)
- 駐車場
- なし
スポット04/
粟島浦村資料館で粟島の歴史と文化を知ろう

ひと昔前まで使われていた木造の漁船や漁具をはじめ、縄文土器や石器、鎌倉から室町時代に建てられた石碑など、島の歴史や暮らしを伝える貴重な資料を多数展示。島全体の模型やパネルによる解説もあり、島の成り立ちや文化を分かりやすく紹介しています。
2階には観光客と島民が気軽に交流できるスペースと図書館を併設しています。小中学校が休みの日には子どもたちが勉強のために訪れることもあるそうです。

DATA
粟島浦村資料館
- 住所
- 粟島浦村内浦158
- 電話番号
- 0254-55-2111(粟島浦村教育委員会)
- 営業時間
- 営業時間は要問い合わせ
- 休み
- 不定休
- 料金
- 入館料:大人200円、小・中学生100円
- 駐車場
- なし
スポット05/
旗崎海岸で磯遊び

エメラルドブルーの美しい海が広がり、波の影響で大小さまざまな形をした貝殻が打ち上げる旗崎海岸。海岸はゴツゴツとした岩石でできていて、一見砂浜に見えるこの場所はなんとすべてが貝殻で覆われています。拾った貝殻はハンドメイドの材料やおしゃれなインテリアにしてみて!
5月の「島びらき」以降は、磯の隙間に仕掛けを落として魚を釣る穴釣り体験という島ならではの遊びを楽しめます。

DATA
旗崎海岸
- 住所
- 粟島浦村内浦
- 電話番号
- 0254-55-2146(粟島観光協会)
- 駐車場
- なし
周辺のグルメ情報
かもめ食堂


フェリー乗り場のある粟島港とは山を挟んで反対の釜谷エリアにある食堂。
ラーメンとカレーを提供していて、おすすめは新鮮なタコ、サザエ、ワカメがどっさりと入った『磯ラーメン』(900円)。
アゴダシのきいた醤油スープが体に染みわたります。
DATA
かもめ食堂
- 住所
- 粟島浦村字日ノ見山1491-8
- 電話番号
- 0254-55-2533
- 営業時間
- 11:00~20:00
- 休み
- 無休
- 席数
- 38席
- 駐車場
- なし
おそうざい とまり


昨年12月にオープンしたおそうざい とまり。
店主・伊藤たづ子さんがすべてイチから手作りする島唯一の惣菜店です。
地元野菜や魚を使った惣菜はもちろん、『鶏タレカツ丼』(700円)や『チキンロール』(140円)など島内では珍しい肉料理も多数ラインナップしています。
DATA
おそうざい とまり
- 住所
- 粟島浦村129-49
- 電話番号
- なし
- 営業時間
- 10:30~14:00/17:00~20:00
- 休み
- 水・木曜(ほか不定休あり)
- 駐車場
- なし
カフェそそど


「そそど」は粟島の方言で「ゆっくり」という意味。
ここはその名の通り時間を忘れてのんびりと過ごすことができるお店です。
旬の魚を使った『魚のキーマカレー』(1,100円)や、粟島の名物『島ジャガコロッケ』をサンドした(500円)などの食事メニューのほか、酒類も豊富にラインナップしています。
DATA
カフェそそど
- 住所
- 粟島浦村字日ノ見山1513-10
- 電話番号
- 0254-55-2800
- 営業時間
- 11:30~15:30(LO15:00)/18:00~22:00(LO21:15)
- 休み
- 火曜(ほか不定休あり)
- 席数
- 20席
- 駐車場
- なし
食堂あわしまや


食堂あわしまやは島で最初に誕生した食堂です。
名物は焼魚とネギ、味噌の入ったわっぱに、アツアツの焼石を入れてグツグツと煮立たせた『わっぱ煮』(単品1,000円、定食2,000円)。旬の地魚と自家製味噌のうまみを存分に楽しめますよ!
DATA
食堂あわしまや
- 住所
- 粟島浦村129-1
- 電話番号
- 0254-55-2239
- 営業時間
- 11:00~14:00
- 休み
- 不定休
- 席数
- 20席
- 駐車場
- なし
この情報は、月刊にいがた2025年5月号に掲載されたものです。