編集部が気になる話題を取材する『今月の気になる!!』。
今回は、新潟市の酒蔵の新たな動きについてお伝えします。
今年に入ってから、新潟市西蒲区の笹祝酒造、新潟市西区の高野酒造がリニューアル。
どちらの酒蔵にも、長きにわたり育まれてきた醸造文化を発信する施設が誕生しました。
ぜひ現地を訪れ、その魅力を感じてみて。
また、笹祝酒造も高野酒造も同じ旧北国街道沿いに立地しているので、あわせて足を運ぶのもおすすめです。
家族で楽しめる体験型施設、麹の教室が誕生!
笹祝酒造/新潟市西蒲区
明治32年創業の笹祝酒造。
生産する日本酒の9割が地元で消費されるという「地酒の中の地酒」として長年愛され続けています。
2019年には原料米を全量新潟市産に移行。
さらに女性や若者に向けた新商品の開発、体験型観光施設の新設など、新たなチャレンジで注目を集めています。
その体験型観光施設というのが、今年オープンした「麹の教室」です。
築100余年の建屋をリノベーション。
社長の笹口さんによる実演・解説のもと、ワークショップをはじめ、酒蔵や麹造りの見学などのプログラムを実施します。
最大の魅力は、麹の働きや特徴を学びながらオリジナルの調味料を作れること(1,100円。事前予約制)。
お酒を飲めない子どもやドライバーも一緒に楽しめると好評です。
500円でフリー試飲ができるほか、土・日曜、祝日限定でノンアルコール麹ドリンク(400円~)も提供しています。
DATA
笹祝酒造 麴の教室
- 住所
- 新潟市西蒲区松野尾3249 笹祝酒造内
- 電話番号
- 0256-72-3982
- 営業時間
- 10:00~17:00(12~2月は13:30~)
- 休み
- 不定休
- 料金
- 入場無料
- 駐車場
- 30台
- リンク
-
笹祝酒造ウェブサイト
敷地内に醸造文化の発信拠点、KULABOがオープン
高野酒造/新潟市西区
創業明治32年の髙野酒造。
代表銘柄は『白露』『越路吹雪』など。
おもに原料米として使用している酒造好適米『五百万石』は県産米にこだわり、雪解けによるミネラル豊富な軟水で仕込んでいます。
「脱酒蔵」をテーマに、新商品の開発など新たな取り組みを行なっています。
新たな取り組みのひとつとして、今年敷地内にオープンしたのがKULABO(クラボ)。
新潟市西区、西蒲区、旧西蒲原郡の一部を含む「にしかんエリア」に根付く醸造文化の発信拠点です。
オープンファクトリーとショップからなり、ここでしか出合えないお酒や地域産品、体験を提供しています。
ショップでは県内約30 蔵の日本酒をはじめ、ワインや地ビール、お米やおつまみなどの地域産品を販売。
オープンファクトリーでは大きな窓からリアルな酒造りの現場をいつでも見学できます。
DATA
KULABO
- 住所
- 新潟市西区木山24-1 高野酒造敷地内
- 電話番号
- 025-379-9333
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 休み
- 無休(オープンファクトリーは火~金曜稼働)
- 料金
- 入場無料
- 駐車場
- 2台
- リンク
-
高野酒造 ウェブサイト