おうちで過ごす機会が多くなりましたが、たまには気分転換におさんぽに出かけるのはいかが?
車で通っただけでは見過ごしてしまうすてきなもの、大人になったこそわかる街の魅力に、きっと出会えますよ。
今回は、村上エリアのまちさんぽスポットをご紹介します。
山上染物店(やまがみそめものてん)
実に360年以上染物ひと筋。
おもにのれんやはっぴなどの染めを、現在もすべて手作業で行なっているんです。
店舗奥にある作業場では、村上茶を使ったお店オリジナルの『北限の茶染』の体験を実施(希望日1週間前までに要予約)。
好みの色でハンカチやコースターなどを作ることができます。工程をひとつひとつ丁寧に教えてもらえるため、個性あふれる一枚を誰でも失敗なく簡単に製作できますよ!
これなら安心ですね。
井筒屋(いづつや)
名物は7品・10品・13品・18品の鮭料理のコース。
味噌で漬けた『はらこの味噌漬け』やピリ辛な味わいの『鮭の白子煮』など、頭から尾まで鮭のあらゆる部位を使った料理がズラリ!
そう、鮭は無駄なくすべて食べられるお魚なんです!!
料理に鮭への愛情がたっぷり詰まっていますね。
漆工房 じえむ
明治時代に建てられた町家を改装して誕生した工房。
伝統的な漆芸品から現代的なデザインを施したものまで、漆を使った商品が幅広く揃います。
「生活雑貨や小物、アクセサリーなどに漆を取り入れることで、若い人にも気軽に使ってもらえるよう心掛けています」と店主・鈴木さん。
鈴木さんから村上の漆文化について教えてもらいながら商品を見るのも楽しいですよ。
日本茶専門カフェ 茶寮カネエイ
明治元年創業の村上の老舗お茶専門店・冨士美園の喫茶スペース。
店舗奥にある大正初期に建てられた元製茶工場を改装して作られました。
全8種類のお茶メニューを用意。
1煎目から自分でいれて飲む「体験」か、2煎目までスタッフさんにいれてもらう「提供」を選ぶことができます。
お茶の豆知識を教えてもらうこともでき、とても勉強になりますよ。
和水蔵(なごみぐら)
酒造りへの思いやそれぞれのお酒の特徴などを直接伝えたいと誕生した、大洋酒造の常設展示場。
以前、精米工場として使用していた建物を2011年に改装した広い空間には、酒造りの道具や酒器、村上の酒文化の歴史を知ることのできる展示品が並びます。
大洋酒造のほぼ全商品の試飲も可能です!
扇屋カフェ
創業90年の扇屋旅館に隣接するカフェ。
オムライスやパスタなどのランチを日替わりで3種類提供しています。
取材日のメニューは、明太子を使ったマイルドな風味のソースがたっぷり絡んだ『明太子としめじのパスタ』(写真・900円税込)など。
ランチにはサラダとスープが付きます。
PAS☆TiME(パスタイム)
海外ビールやウイスキーなど100種類以上のお酒を取り揃えるビアバー。
ショーケースにはベルギーやハワイ、タイなど、ほかではあまり見ないような世界各国のビールが多く並び、ラベルを眺めているだけでも楽しい!
12~19時にはランチメニューの提供も行なっており、オリジナルブレンドのスパイスを使ったカレーや、ジューシーなチキンをサンドしたハンバーガーなどを味わえます。
ランチには、スープとサラダがセット。テイクアウトもできます。
黒塀通り
村上の旧町人町にある安善小路とその周辺には、城下町の歴史的建造物が多く集まっています。
その小路に昔ながらの黒塀を市民の手で復活させようという「黒塀プロジェクト」により、城下町らしい風情漂う黒板塀の景観が再生されました。
周辺には重要文化財の寺院や老舗料亭などが点在。趣あふれる雰囲気を感じながら、ゆっくりと歩いてみたくなる通りです。
十輪寺茶や 越後岩船家(じゅうりんじちゃや えちごいわふねや)
村上市に本店を構える団子屋さん、越後岩船家の2号店。
地元産の醬油や味噌、茶葉を使った『みたらし』や『みそ』『村上茶あん』(各200円税込)など常時5種類の団子を提供しています。県産コシヒカリ使用の団子はモチモチ食感で食べ応え十分!
千年鮭 きっかわ
「鮭の街」村上で長らく愛される名店。
看板商品は、酒の肴にぴったりの『酒びたし スライス』(33g 1,426円税込)。
「鮭の酒びたし」とは、鮭の身に塩をすりこんで塩漬けにしてから、村上の寒風にさらして作る「塩引鮭」を1年間干して熟成させたもの。
※掲載内容は取材時のものです。その後、料金や営業時間など変更された場合もありますので、お出かけ前にご確認いただきますようお願いいたします。