「クリーニングのマメ知識」第9回目。
今回は「シミ」について説明します。
まず、シミの定義についてお話すると、洗って落ちるものが「汚れ」、その汚れにさまざまなものが繊維と結合し、洗って落ちない状態のものを「シミ」と言います。
シミは比重の関係で図の様な層になっています。
一番上の層が皮脂や油で二番目の層が水に溶ける水溶性の汚れと続いていきます。実際のシミはこんなにキレイな層になってはいませんが、現代のシミは単体の汚れは殆どなく油分、水分、タンパク、色素など複合体になっています。ドレッシングをイメージしてもらうと分かりやすいでしょうか。
クリーニング店では、衣類の素材をみながら、薬品を使って一番上の油溶性の汚れを取り除いた後、水溶性の汚れ・色素と上から順番に落としていきます。
この際、衣類を痛めないように専門的な道具を用いながらシミ抜きを行ないます。また、汚れによって使う薬品も異なるため、いつ・何をつけてしまったかをお伝え頂くと、よりシミを落し易くなります。
一番良くないのが、こぼしてしまって拭き取ろうと擦ってしまうのが一番良くありません。繊維の奥に汚れがいってしまい落としづらくなります。
また、飲食店などのおしぼりは、漂白剤を使用しているものもあり、場合によっては色落ちしてしまう可能性があります。ハンカチなどで吸い取る程度にし、早めにクリーニング店へ持ち込みましょう。
余談ですが、エリや脇などの汗や皮脂は、放っておくと空気に触れてどんどん酸化していきます。黄色く黄変してくるともうシミではなく変色ですので落とすことが困難になってきます。着用したら洗う習慣を作ることで黄変のリスクを減らすことができます。
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