地震・水害・台風など、過去に体験したことのない災害が多発する近年。
令和6年能登半島地震では、1993年の北海道南西沖地震以来、31年ぶりに新潟県で津波警報が発表されました。県内では、津波によるけが人はいませんでしたが、上越市などでは住宅被害が発生。
これを機に、津波に関する基礎知識や、日本海側の津波の特徴を理解、確認しておきませんか? 現在、新潟県防災局では防災グッズが当たるWebアンケートキャンペーンを実施中(申し込みは下記リンク先より)。災害に備えて防災アプリと一緒にチェックしてみてください。
ホントに知ってる?「津波警報・注意報」のコト
気象庁が発表する津波に関する警報や注意報。
スマホやテレビで見たり聞いたりしたことはあっても、その詳細についてどこまで知っていますか?
津波警報が発表されたら、揺れを感じなくても、必要な避難行動をとりましょう(事前に津波ハザードマップを確認し、津波浸水想定区域内の人は、避難場所を把握しておきましょう)。
また、津波は繰り返し襲ってきます。
警報が出ている間は油断せずに避難を続けてください。
ホントに知ってる? 津波の「到達時間」
能登半島地震で起こった津波。
地震発生から何分後に、石川県と新潟県新潟市上越市の海岸に到達したと思いますか?
石川県珠洲市及び輪島市沿岸では約1分後、新潟県上越市では12分以内に、津波が到達したとみられています。
地震を引き起こす断層からの距離が近いので、津波到達が早いのです。
ホントに知ってる? 津波の「高さ」
能登半島地震で、上越市の海岸付近に到達した津波の高さは2mと推計されています。
上越市の船見公園では、遡上高5.8mの地点まで津波が来たそう。(※遡上高(そじょうこう):津波が海岸に到達後陸地をはい上がり、もっとも高くなったところの平常潮位面からの高さ(気象庁より))
ちなみに気象台の発表は、検潮所の高さ。
津波は、海の水が一気に上昇して、勢いを持って陸に押し寄せるので、場所によっては気象台の発表より高いところまで達することもあります。
津波の勢いを動画で見てみよう (※国土交通省 高田河川国道事務所提供)
実際の津波の勢いは想像と比べてどうでしたか?
大きな揺れを感じた時や、津波警報が発令された時は、必要な避難行動をとりましょう(事前に津波ハザードマップを確認し、津波浸水想定区域内の人は、避難場所を把握しておきましょう)。
ホントに知ってる? 津波の「速さ」
津波の速度は秒速=√(9.8m/s²×水深(m))。
水深5,000mの沖合では時速800kmとジェット機並みの速さになることも。
水深が浅くなる海岸では、時速36~110㎞ほどになりますが、波は急激に高くなります。
津波はとても速く、岸に到達するのを見てからの避難では間に合いません。
強い揺れや、弱くても長い時間の揺れ(長周期地震動)を感じたときは、海岸や河川から離れましょう。
日頃から意識しよう! 津波のまとめ
①自分の住んでいる地域が津波浸水想定区域内かどうか、確認しておこう!
②気象庁の発表する津波の情報について事前に理解しよう!
③地震が発生したら、気を付けて! 日本海側の津波は太平洋側より到達が早い!
④津波は場所によっては遡上することがあり、気象台が発表する津波の高さよりも高い地点まで到達することも!
⑤津波の速さは、ジェット機並みになることも!
以上を踏まえて、必要な避難行動を!
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DATA
- 問い合わせ先
- 新潟県防災局防災企画課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-282-1606