今回のテーマは「刈羽村の農業」。真っ青な空、緑の田園風景。玉置浩二さんの『田園』が頭の中でループしつつも、当日の気温は35度は軽く超える「危険な暑さ」。
「いやーアッツいねー」と大きな団扇をあおぎながら品田村長が案内してくれたのが、刈羽村が新潟大学と共同で開発しているNU1号というお米の研究施設。
「NIIGATA UNIVERSITYでNUね」と言って見せてくれたのは、明るいライトに照らされてのびのび育つ稲穂。「人工気象室」という聞き慣れない部屋で、人工的に太陽に照らされる環境を作っているんだって。
外が猛暑であろうがびゅーびゅーの吹雪であろうが、この実験室では米がすくすく育っているのでした。
「地球温暖化にも耐えられて、それでいておいしいお米なんだよ」。すげー。地球の将来を見越している!
「すごいのは米だけじゃないよ」と食べさせてくれたのが夏に最盛期を迎える特産の砂丘桃。
「あまーーい!」
口の中に甘い果汁が広がりツルンと喉を通っていく! まるでジュース!
感激して、出された桃を完食する僕。
村長は得意満面。
「地中熱を利用した作物の栽培にも力を入れていて、越後姫も作ってるんだよ」と、ビニールハウスに入れてくれたんだけど、灼熱サウナ状態!外に出たら35度の気温が涼しく感じるほど。
「刈羽村が農業に豊かな環境だったのは偶然のこと。人生も偶然の連続。この偶然を大切にしなくちゃだよ」とにっこり笑う品田村長。
額に輝く汗がダイヤモンドに見えたのでした。
村長カッコイイー!
刈羽村長
品田宏夫(しなだひろお)
1957年刈羽村生まれ。高校時代はサッカー部。さらに、レーシングカードライバーだったという意外すぎる過去も持つパワフル村長。いま一番かわいいのはお孫さん