新潟県産農畜産物は安全で安心。そして新鮮でおいしい！ だからこそ県内外の多くの人々に、その魅力を知って、もっと親しんでほしい。「新潟県産」を食す機会を、より身近な光景にしたい。そんな想いを込めて、2021年に「新潟じば食プロジェクト」がスタートしました。
新潟県産農畜産物について理解を深め、毎日の食卓や外食を通して、そのおいしさを存分に楽しんでもらいたいと、2025年度は4回に分けて実施します。
2025年度は、第1弾「新潟県産豚肉」、第2弾「新潟県産なす」、第3弾「新潟県産日本なし」、第4弾「新潟県産米」の4つをピックアップ。今回は新潟県産なす編。新潟市内8店舗で実施する期間限定メニューと、おうちレシピを紹介します。
新潟県産なすについて学ぼう！
国内最多の約20品種！夏バテ予防に効果的な食材
新潟県産なすは、初夏から秋にかけて（最盛期は７月中旬〜９月上旬）収穫されます。新潟県は「なす王国」と呼ぶにふさわしく、作付け面積は全国トップクラス。地域特有の品種が豊富にあり、在来品種だけでも約20種類と国内最多を誇ります。
それぞれ形や色、味、食感が異なるため、さまざまな料理で楽しめます。代表的な品種には、小ぶりで漬物に最適な十全なす、新潟県が育成した越の丸なす、その名の通り焼いておいしい焼きなす、漬物でおいしさが際立つ深雪（みゆき）なす、そしてアクが少なくクセのない緑なすなどがあります。
新潟県産なすは新潟市、燕市、長岡市、十日町市、上越市、糸魚川市など広範囲にわたる産地で生産されています。
Q.おもな栄養素について教えて！
A.なすは夏バテ予防に効果的とされるカリウムを豊富に含んでいます。また、ポリフェノールの一種であるナスニンも豊富で、抗酸化作用により生活習慣病の予防が期待できるでしょう。さらに、なすのアセチルコリン含有量は、ピーマンやニンジンの1,000倍以上とも言われており、血圧降下やリラックス効果も期待できるそうです。新潟の夏の食卓に欠かせない健康野菜です。たくさん食べましょう！
Q.購入後の保存方法は
A.乾燥と低温が苦手なため、新聞紙などでしっかり包んで保存しましょう。また、直射日光を避けて涼しい場所で常温保存するか、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。新聞紙に包んでからポリ袋に入れると、より長持ちします。
おそとで楽しもう！人気飲食店で期間限定メニューを実施！
2025年7月22日（火）〜8月21日（木）の期間中、新潟市内の人気飲食店8軒で、新潟県産なすを使った期間限定メニューを提供します。ぜひお店に行って味わってみてください！ ※仕入れや準備、市場の状況により提供期間がお店によって異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
新潟料理と旬の食材 だしや 『県産丸なすと完熟トマトの旨辛黒酢あんかけ』（800円）
厳選素材を使い、本格ダシをいかした料理が自慢。
『県産丸なすと完熟トマトの旨辛黒酢あんかけ』は、旬の丸なすをサッと揚げてジューシーに仕上げ、甘酸っぱいトマトと合わせることで夏野菜のおいしさを存分に味わえる一品に。
マグロ節からとったこだわりのダシと、黒酢をきかせたピリ辛のあんが絶妙に絡み、暑い季節にもさっぱりと食べられる。
新潟料理と旬の食材 だしや（にいがたりょうりとしゅんのしょくざい だしや）
新潟市中央区弁天2-4-22
tel.025-245-7450
18：00〜23：00（LO22：00）
日曜定休ほか
席数31
駐車場なし
旬彩創和 ぜんてい 新潟LEXN店 『新潟県産丸なすと悪魔の豆のチーズ焼き』（748円）
新潟県産の丸なすの締まった食感とほどよい甘さをいかした一品。
丸なすの上に、グランドメニュー『やみつき！牛すじチリコンカン～バゲット添え』でも人気のチリコンカンを贅沢にのせている。
なすの自然な甘みと、スパイシーなチリコンカンの辛さが織りなす絶妙なハーモニーを楽しんで。
旬彩創和 ぜんてい 新潟LEXN店（しゅんさいそうわ ぜんてい にいがたレクスンてん）
新潟市中央区天神1-12-7 LEXN1 1F
tel.025-244-8807
11：30〜14：30（LO14：00）／17：00～23：00（LO22：30。金・土曜、祝前日は〜24：00。LO23：00）
日曜定休
席数120
駐車場なし
オリエントイタリアン イリィ 『県産なすと和牛ラグーのラザニア』（1,700円）
夜限定で楽しめる『県産なすと和牛ラグーのラザニア』に、デミグラスソースでじっくり煮込んだ和牛すじ肉を使用。
とろけるようなラグーの甘みとやわらかさが、旬の新潟県産なすと絶妙に絡み合う。和牛のうまみをたっぷり吸い込んだなすは絶品だ。
口に運ぶたびに深い味わいが広がり、ワインとの相性は抜群。ちょっぴり贅沢な夏の夜を過ごせそう。
オリエントイタリアン イリィ
新潟市中央区西堀前通1-694
tel.025-211-2474
11：30〜14：30（LO14：00）／18：00〜LO23：00
不定休
席数28
駐車場なし
SAKURAGI BUTCHER HORLY'S 『新潟県産なすのナポリタン』（1,518円〜）
ホーリーズで人気の、モチモチとした食べ応えのある太麺が特徴のナポリタンに、素揚げにしたなすを2本トッピング。
ベーコン、玉ネギ、ピーマン、マッシュルームといった定番具材とオーソドックスなナポリタンソースに加わったなすが相性抜群！
なすがたっぷり入っていて、食べ応え十分。
SAKURAGI BUTCHER HORLY’S（サクラギ ブッチャー ホーリーズ）
新潟市中央区女池南1-8-16
tel.025-250-7700
11：00～22：00（LO21：00）
不定休
席数77
駐車場200台（共有）
Dining Space 2002 DAO 『県産揚げなすの冷やしジャージャー麺』（1,590円）
中華風甘辛味噌のテンメンジャンとうまみが凝縮された揚げなす、そして冷たい麺が絶妙に絡み合った『県産揚げなすの冷やしジャージャー麺』。
キュウリ、トマト、葉物野菜が加わることで、さっぱりとした口当たりと彩り豊かな見た目を両立。
食欲が落ちやすい夏でも涼やかに、そしておいしく夏バテ対策ができる。
Dining Space 2002 DAO（ダイニング スペース 2002 ダオ）
新潟市西区小新西3-6-13
tel.025-265-5720
11：00～14：30（LO13：50）／17：30～22：00（フードLO21：00、ドリンクLO21：30。土曜は～23：00、フードLO22：00、ドリンクLO22：30）
月曜、第2・4火曜定休（祝日の場合は翌日）
席数35
駐車場10台
MAMESANO 『夏野菜の揚げびたし』（750円）
夏野菜をふんだんに使った一品は、見た目にも涼やかなガラスの器で提供される。
新潟県産なすやオクラ、ズッキーニをはじめ、アスパラ、パプリカなど、そのときどきの新鮮な素材を厳選して使用。
しっかりとした味付けでありながら、ショウガがきいているため後味さっぱり。夏の夜にビールとともに楽しみたい。
MAMESANO（マメサノ）
新潟市東区石山5-1-28・2F
tel.025-385-6140
17：30～23：00（LO22：30）
日曜定休
席数80
駐車場あり
イタリア料理&バールたんと亀田店 『ミートソースと新潟県産なすのピッツァ』（1,600円）
モチモチ食感の生地の上に、たっぷりの自家製ミートソース。
その上に新潟県産なすをふんだんにトッピング。
モッツァレラ、パルミジャーノ、ミックスチーズの3種チーズとともに焼き上げた、食べ応えのあるピッツァだ。
イタリア料理&バールたんと亀田店（イタリアりょうりアンドバールたんとかめだてん）
新潟市江南区鵜ノ子2-2-58・2F
tel.025-378-5344
11：00〜15：00／17：00〜22：00（日曜は〜21：00）
不定休
席数72
駐車場41台
ぜんていのイタリアン VG新津店 『新潟県産なすとイタリア産生ハムの冷製パスタランチセット〜焼きなすのオリエンタルソース〜』（2,079円）
「揚げる」と「焼く」の2種類の調理法で、新潟県産なすのおいしさを存分に引き出したパスタ。
香ばしく焼き上げたなすは冷製パスタのソースに使用し、揚げなすはイタリア産生ハムとともにトッピング。
焼きなすソースには中東の定番スパイス、デュカで香ばしいアクセントを加えた。暑い夏でもスパイスの香りで食欲が掻き立てられること間違いなし！
ディナータイムには単品オーダーも可能（1,782円）。
ぜんていのイタリアン VG新津店（ぜんていのイタリアン ビージィにいつてん）
新潟市秋葉区さつき野4-20-38
tel.0250-25-2521
11：00〜15：30（LO15：00）／17：00～22：00（フードLO21：30、ドリンクLO21：45。土・日曜、祝日は11：00～22：00、ランチタイムはLO16：30）
火曜定休
席数64
駐車場共有
今回紹介した各飲食店のメニューは、「新潟じば食プロジェクト」のために考案された、7月22日（火）～8月21日（木）の期間限定で提供されるものです。
新潟県産なすの風味や食感、彩りなどをいかしたこだわりの逸品揃い。外食シーンで個性あふれるメニューをご堪能あれ。
おうちで楽しもう！人気料理教室の先生が教えるカンタンレシピ
『麻婆丸なすのミルフィーユ 』
ヒロクッキングスタジオ主宰・野股正宏さん
映えるビジュアルで、食卓を華やかにするレシピを作ってくれた野股先生。なすのトロトロ感と麻婆のとろみが絡み合い、思わず笑顔こぼれるおいしい一品です。さらにギョウザの皮のパリパリ食感、トマトのジューシー食感とのハーモニーも新鮮！
作り方のポイントは、ギョウザの皮を少ない油（１センチほどの深さの量）で揚げて変形しにくくすること 。そして輪切りのなすを高温で素揚げすることで、油っぽくならず、きれいな色に仕上がります 。タワー型に高く盛り付けるとインパクト抜群です。
●材料 （2人分）
丸なす…１個
トマト…大１個
ニンニク…ひとかけ
ショウガ…ひとかけ
長ネギ…1/2本
サラダ油…適量
ギョウザの皮…4～6枚
豚挽き肉…250g
テンメンジャン…大さじ2
トウバンジャン…大さじ1（好みでお調整）
砂糖…小さじ1
中華スープ（水＋鶏がらだしの素）…300㏄
片栗粉…大さじ1と1/2
ゴマ油…適量
トッピング（白髪ネギ、刻み小ネギ、糸唐辛子、ラー油などお好みで）…適量
●作り方
①.丸なすとトマトを厚さ1cmの輪切りにする。ニンニク、ショウガ、長ネギをみじん切りにする。
②.フライパンにサラダ油を1cmほど注いで170度に熱し、ギョウザの皮をキツネ色になるまで素揚げにする。油を少し足して高温（190度）にし、丸なすを素揚げする。
③.フライパンに油を薄く引き、強火でトマトの両面にサッと火を通す。
④.フライパンで豚挽き肉を炒めてからニンニクとショウガを入れ、香りが出たらテンメンジャン、トウバンジャン、砂糖、長ネギも加えて炒める。
⑤.④に中華スープを加え、沸いたら水で溶いた片栗粉でとろみをつけ、ゴマ油を垂らす。
⑥.②③を層になるように重ね、⑤を周りに盛り付け、お好みでトッピングをして完成！
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