毎週土曜夕方6時から放送中のNSTスマイルスタジアム。毎月第4土曜には、料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食と人とのつながりを紹介する人気コーナー『とれたて!えいっとレシピ』が放送されています。
今回のテーマは、JA魚沼産の夕顔です。
訪れたのは8月中旬の十日町市。村山先生と飛田アナの前に現れた大きな野菜。今回の主役である夕顔です。
夕顔は、この地で半世紀以上前から大切に栽培されている伝統野菜。名前は朝顔と似ていますが、朝顔はヒルガオ科、夕顔はウリ科と、分類の異なる植物なんです。
今回、JA魚沼産の夕顔を使って、村山先生が絶品レシピを2品作ってくれました。記事の後半では、栽培現場の様子や生産者の熱い想い、そこに寄り添うJAの取り組みについてお届けします。
『夕顔のからあげ』
●材料(2人分)
夕顔…15センチ分
鶏むね肉…300g
(A)白だし…大さじ2
(A)すりおろしニンニク…2センチ分
(A)すりおろし生姜…2センチ分
(A)黒胡椒…適量
片栗粉…適量
揚げ油…適量
●作り方
(1).夕顔は皮を厚めに切って、大きめのひと口大に。鶏むね肉は厚さ5mmの削ぎ切りにする。
(2).ポリ袋に(1)を入れ、(A)をよく揉み込んで10分以上なじませる。
(3).キッチンペーパーで(2)の水気をふき取り、 片栗粉をまぶす。 そのまま3分ほど置いて揚げ油で揚げる。
夕顔のプルッと柔らかでジューシーな食感と、香ばしいから揚げの組み合わせがベストマッチ!
衣はサクッと、噛むほどにうま味が溢れる夕顔と鶏むね肉のダブルのおいしさを楽しめます。
『夕顔のシロップ煮』
●材料 (4人分)
夕顔…150g
(A)グラニュー糖…50g
(A)白ワイン…50ml
(A)水…100ml
レモン汁…小さじ1/3
ヨーグルト…適量
●作り方
(1).夕顔を8等分にしてから種とワタを取り除き、皮を厚めに切って5mm幅の薄切りにする。 ワタは細かく刻む。
(2)小鍋に(A)と(1)の実とワタを入れて火にかける。フツフツとしたら弱火にして落とし蓋をして15分加熱する。 レモン汁を加えてさっと混ぜたら、冷蔵庫で冷やしてヨーグルトにかけて完成。
じっくり煮込んだ夕顔のとろけるような口当たりと、ヨーグルトのやさしい甘みが相性抜群!
簡単に作れて見た目も涼しげなので、夏のおもてなしスイーツとしても喜ばれるはず。
JA魚沼産 夕顔 知っトク情報
ここからは今回取材したJA魚沼産の夕顔について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●栽培方法や風味の特徴は?
地元の人々からは「ゆうごう」の愛称で親しまれている夕顔。果肉は白くてきめ細かく、クセがないので、どんな料理にも合わせやすいのが魅力です。
地元では、ひき肉と合わせたあんかけや、夏のスタミナ源として昔から作られていたくじら汁などで広く親しまれています。かつてはかんぴょうの原料としての利用が主流でしたが、近年は独立した一つの野菜としてすっかり定着しています。
●いつ頃楽しむことができるの?
6月下旬から8月中下旬にかけて、収穫・出荷の時期を迎えます。
●注目してほしいポイントは?
夕顔は十日町市で50年以上前から栽培されている伝統野菜。在来種を保存しながら栽培され、長さ40~50㎝ほどの細長い円筒型が特徴的な形です。
市場出荷における割合は、県外市場が7割、県内市場が3割を占めています。
●保存方法について教えて
未加工品(丸ごと)の場合は、直射日光の当たらない涼しい場所で保管してください。また、カットしたあとや加工品の場合は、断面の乾燥を防ぐためラップ等で隙間なく包み、保存袋等に密閉した上で冷蔵庫で保管してください。
●JAでは、どのような取り組みをしていますか?
長年の栽培経験を有する生産者としっかりと連携体制をとり、新規生産者を対象とした栽培指導会の開催や技術サポートなどを実施しています。
伝統野菜である夕顔の産地維持、および生産者の確保・育成に努めています。
●JA魚沼産 夕顔のおすすめ購入スポットは?
四季彩館ベジぱーくを紹介します。
地域の食の拠点として2009年5月にオープン。地元産の新鮮な野菜や山菜、加工品を取りそろえる「直売所」のほか、米粉パンを販売する「米パン工房 米かりー」、食育体験施設「ベジきっちん」の3施設を備えた充実の複合施設です。
地域住民の地産地消の拠点となっているベジぱーくで、地場野菜と並んで大人気なのが、地元産米を100%使用したJAオリジナルの米粉パン。オープン当初、米の消費拡大を目的に試行錯誤の研究の末に誕生した商品で、県内外に熱烈なファンがいるほどです。
8月は枝豆、9月はかぼちゃなど、いつ訪れても旬のおいしさに出会えますよ。
四季彩館ベジぱーく
十日町市高田町6-645-1
tel.025-757-1549
営業時間/9:30~18:00
定休日/無休(12~4月は水曜定休)
50年以上続く伝統の野菜。十日町市の夕顔を生産者とJAの絆で守り育む
今回の『とれたて! えいっとレシピ』では、十日町市で夕顔を栽培する高橋謙一さんと、JA魚沼 十日町基幹営農センターの髙橋憲祐さんに登場していただきました。
生産者の高橋さんは就農して約20年になります。親の代から数えると、なんと50年以上にもわたって夕顔を作り続けています。今回訪れた畑にはおよそ300株の夕顔が植えられており、ネットを張った美しいアーチ状の棚が広がっていました。
夕顔の栽培は3月後半の種まきから始まり、5月に畑へ植え付け、6月中・下旬から収穫期を迎えます。
驚くべきはその成長速度。夕顔は1日になんと4センチも伸びるそうです。そのため、収穫は朝と夕方の1日2回、欠かさず行なわれています。丹精込めて育てられた夕顔は、1日に50〜80本ほど収穫されるとのこと。
出荷規格に合わせた立派な夕顔を育てつつ、1つの苗から20〜25本の収穫を目標としています。よい実をつける秘訣は、不要な葉を取り除き、余計なツルをカットして実へしっかりと栄養を届けること。「しっかり日光が注ぐようにツルの剪定を心がけています」と高橋さん。月に1回ほど追肥を行なうなど、丹念なお世話が欠かせません。
また、JA魚沼管内の生産者は、代々自分の畑から来年用の種を採っています。種採り用の実は、なんと130〜150センチにまで大きく育てるのだとか。各農家が種用として数本残しており、それぞれの畑で独自の特色が受け継がれています。
生産者の高橋さんが所属する夕顔生産組合は、現在20名。最近は若い生産者も加入し、とても和気あいあいとした温かい雰囲気なのだそう。高橋さんをはじめとする先輩農家が新しいメンバーを快く受け入れ、共に技術を磨き合っています。「十日町全体で夕顔を盛り上げていきたいですね」と語ってくれました。
現在、JA魚沼産の夕顔は県内だけでなく関東方面などにも出荷されており、さまざまな料理に使えると海外の方からも人気だそうです。
取材のあと、村山先生は夕顔の収穫を体験させてもらいました。「採った瞬間にズシンとしました! 重くてずっしり。本当に大きいですね!」とその重量感に驚きの声を上げていました。
その後、茹でただけの夕顔を試食させていただきました。村山先生は「しっかり身が詰まっていて、とてもみずみずしいですね」と絶賛。さらに飛田アナも「程よい弾力があって、口あたりがとろ〜りとしていて、高級感がありますね」と、十日町市の夕顔が持つ奥深い味わいに魅了されていました。
最後に、夕顔にかける今後の展望と想いをお二人に伺いました。
「仲間たちとみんなで、これからも品質のよい夕顔を作っていきたいですね。昔は保存食として細くて長いものが好まれましたが、今は太くて重たいものが人気です。時代や市場に求められるおいしい夕顔を追求し、生産していきます」と生産者の高橋さん。
一方、JA魚沼の髙橋さんは「高橋さんをはじめとする生産者の皆さんが、毎日朝夕作業をしてくださる姿には頭が下がる思いです。今回のレシピのように、伝統野菜である夕顔にはさまざまな調理方法や魅力があることを、もっと多くの方々に知ってもらいたいですね」と語ってくれました。
和洋中、どんな料理にも合うJA魚沼産の夕顔。ぜひ、今回のレシピを試してみてくださいね。
注目情報【JA魚沼からプレゼント】
●JA魚沼産 夕顔(10kg)を3名様にプレゼント! 詳しくは下記『スマイルスタジアム』WEBサイトのプレゼントページへ。※応募締切2026年8月26日(水)
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