ひだりみぎ よこ bp_coffee_stand
  1. Home
  2. グルメ
  3. 新しい歴史を刻んだ、新発田の名物アイス

新しい歴史を刻んだ、新発田の名物アイス

  • 情報掲載日:2023.06.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

菓匠庵寿堂の『スギサキアイス 宇治金時』

『宇治金時クリーム』(400円)のほか、スギサキアイスは『白アイス』など全14種(150円〜)。『最中アイス』(140円)も健在
『宇治金時クリーム』(400円)のほか、スギサキアイスは『白アイス』など全14種(150円〜)。『最中アイス』(140円)も健在

子どもの頃から、神社の境内に面したテントの下で食べる、スギサキさんのアイスが好きだったんです」と話してくれたのは、菓匠庵 寿堂(かしょうあんことぶきどう)四代目店主の鈴木健太郎さん。

新発田っ子に長年愛されてきたソウルフード『スギサキのアイス』を継承した人物だ。「材料の仕入先やメーカーも引き継がせてもらっただけでなく、はじめは引退すると言っていたスギサキの従業員さんも、今では寿堂のスタッフとして働いてくれています」。

オリジナルを忠実に継承しながら、『宇治金時』と『金時』で使っているあんこは、アイスのために寿堂が新しく練り上げたもの。

すっきりとした甘さが特長の「スギサキアイス」に合わせ、小豆の風味を感じるギリギリの低糖度で炊いている。

「和菓子の世界では通常、凍ったあんこは食べないので、食感には気を使いました」。

『スギサキアイス』を食べ続けられることに感謝しつつ、夏を楽しみたい。

『本わらび餅』(1,300円)
『本わらび餅』(1,300円)

また、寿堂ではアイスの継承と同時にイートインスペースを備えた甘味処を新設。

樹齢400年を数える松の木陰で味わう、作りたての『本わらび餅』(1,300円)や『かきごおり』(1,200円〜)も絶品だ。

こちらは。お店の右手奥にできた甘味処
こちらは。お店の右手奥にできた甘味処
テラス席にはパラソルもあって避暑気分
テラス席にはパラソルもあって避暑気分

奥にそびえる松の木は、保存樹木として昭和51年に新発田市から指定されている『寿松』。
武家屋敷跡に盆栽の松を移植したものが育ったと伝えられ、市街地でこれほどの黒松は数少ないそう。

そんなテラス席でいただく『本わらび餅』(1,300円)は、ぷるんとした食感とやわらかな口当たりが絶品です。

本わらび粉を水で溶かすとねずみ色になり、さらに練っていくことで黒く照りのある状態に。

注文してから作り始めるので、運ばれてくるまでに10分ほどかかりますが、できたての『本わらび餅』は格別のおいしさ。

かき氷で冷やしてあるのですが、ほんとうにやわらかくて箸でつまむのも難しいほど。

きな粉と黒蜜でどうぞ。

DATA

菓匠庵寿堂
住所
新発田市大手町4-1-16
電話番号
0254-22-2831
営業時間
9:00〜19:00(日は〜16:00。甘味処は10:00〜LO16:00)
休み
火(祝の場合は営業)休ほか
席数
8(+テラス席8)
駐車場
提携あり
リンク
菓匠庵寿堂のInstagram

同じエリアのスポット