NST「スマイルスタジアム」が毎月第4土曜に放送している人気コーナー『とれたて! えいっとレシピ』。
料理家・村山先生と番組アナウンサーが地元農産物の生産者とそこに携わる人々を訪ね、食材のみならず、人と人との絆を通して“新潟のおいしい”を作り出す、その奥にあるストーリーまで紹介します。
さて、今回二人が向かったのは上越市。ここで出会った食材が上越地域の特産品「直江津トマト」。
えっ!? 知らない? 下越・中越に住む方からは、そんな声も多いかもしれませんね。
そのワケやおいしさは、このあと村山先生と飛田アナが伝えてくれます! そして直江津トマトを使ったレシピは後半で。乞うご期待!
まず村山先生と飛田アナとが訪れたのは、北陸道上越I.Cから車で約5分のところにある「上越あるるん村」。
農水産物を中心とした観光拠点として季節のおいしさに出会える、まさに“食と農のテーマパーク”です。
施設は大きく分けて3つ。
ビュッフェスタイルのレストランをはじめ、惣菜、精肉、米粉のパン、スイーツなど、地元食材が楽しめる「あるるんの杜」。後半、村山先生がこちらに併設されたキッチンでレシピを作ります。
農産物直売所で農家レストランも併設する「あるるん畑」。後ほどお店紹介がありますよ!
そして新鮮な魚介をはじめお寿司も楽しめる「あるるんの海」など魅力いっぱい!
取材に訪れた午前10時には早くもクルマと人がいっぱい! 大人気スポットなんですね。
ここでJAえちご上越 営農部 園芸畜産課の竹内和美さんと合流しました。
直江津といえば、お米や農作物、山菜と魅力たっぷりですが、今回のテーマは「直江津トマト」。
今回、取材に訪れるまで飛田アナと村山先生は、その名を知りませんでした。…でも、それもそのはずなんです。
竹内さん・「直江津トマトはハウスで作られ、現在そのほとんどが地場で消費されるほどの生産量なんです」
なるほど! 県外はもろちん、下越・中越エリアにさえ出まわっていない、いわば“幻のトマト”と言えますね!
というわけで直江津トマトをさらに詳しく知るため、三人は生産者のもとへ。
直江津トマトの生産農家を訪ね、もぎたてを試食!
訪れたのは、直江津トマトを生産する久保田園芸の久保田喜明さん。JAえちご上越直江津施設園芸部会の部会長を務めている方です。
久保田さんのハウスに入り、大きく育ったトマトとその香りに喜ぶ二人。
早速、「食べたいです!」と村山先生。料理家としての好奇心がくすぐられたようです。二人は採り方を教えてもらい試食。
村山先生「柔らかくてジューシー! 真ん中の部分がとくに甘味が濃いですね。トマト嫌いな人もパクパク食べられそう」
飛田アナ「甘味と旨みがすごくてフレッシュですね。本当にみずみずしい」
直江津トマトの味に感動した二人。地元の皆さんに愛されている理由が分かりました。
それにしても、これほどおいしいトマトを作るには、その裏にはたくさん苦労がありそうですね。
久保田さん・「2月は日照の少なさや積雪のせいで生育が厳しいです。早く採るためにハウスで作っているんですが、急いではいけない。そのジレンマがありますね。長い期間がかかるので、その分、味が締まり濃くなっていくんです」
灌水(水やり)と肥料やりを一日2〜3回少しずつ行なうなど、常に環境の変化に対応。ゆっくり丁寧に育てなきゃいけないんですね。
トマトづくりを始めて約38年の久保田さん。今でも常に課題がみつかるというが、「それがトマトづくりのおもしろさ」と笑顔で語ってくれました。素敵ですね〜。
村山先生・「久保田さんの人柄がトマトに出ていますよね。やさしい味です」
飛田アナ・「本当にその通り! 実直ですよね」
さて、直江津トマトはこれからどう、より多くの人々に広まっていくのでしょうか。
竹内さん・「直江津トマトを作る直江津施設園芸部会の皆さんが、同じレベルのおいしいトマトをつくり、県内各地で出荷できればと思っています」
久保田さん「それには高い品質はもちろん、たくさん作れるようにしなきゃですね。今は地元でも足りないと言われているくらいですから。トマトの生産はハードルが高いけど、やるとおもしろいということを伝えていきたいです」
久保田さんと竹内さんが二人三脚になり、新たな生産者も増え、その結果より多くの人々が直江津トマトを味わえるようになるといいですね。
というわけで今回は直江津トマトを使ったレシピに挑む村山先生。
「皆さんが想像しないような、新しい可能性を感じるメニューにします」ときっぱり。期待大ですね!
直江津トマトがもつ酸味や旨みをいかしたレシピが完成!
調理の前に、せっかく上越に来たので農産物直売所「あるるん畑」に出かけた二人。
この時期はタケノコ、ウルイ、セリ、そして直江津トマト。目の前に並ぶ数々の地場食材に二人もテンションアップ!
そこに現れたのが店長の西條さん。
「ここは上越市や妙高市の農家さんが出荷してくれる直売所で、鮮度が良いものがたくさん集まっていますよ」と笑顔で語ってくれました。癒し系の店長さんです。
どれも鮮度抜群! 大きさも量も立派。そして価格が良心的!
村山先生・「山菜がいっぱいありますね。私、ウルイが好きなんですが、東京ではもっと少ないのに値段は高いです。ここは安いですし、こんなに大きいものは見たことないです! 山菜は鮮度が良いと本当においしいですもんね」
飛田アナ・「だから皆さんは品切れになる前に、早い時間から来店しているんですね」
午前の早い時間から混み合っていることに、思わず納得!
「地元の人が元気になれるお店を目指して、遠方からも来ていだたけるようなお店にしていきたいですね」と西條店長が今後の抱負を語ってくれました。
その後、二人は調理場がある「あるるんの杜」へ。いよいよレシピづくりのスタートです。
飛田アナ・「先生。それでは調理をお願いします!」
村山先生・「はい! …と言いたいことろなんですけど、ちょっと食材が足りないので買ってきてもらえますか?」
というわけで飛田アナは一旦調理場を抜け出し、再び「あるるん畑」へおつかいに。その間、村山先生は直江津トマトをカットするなど調理を進行。
飛田アナが村山先生におつかいを頼まれたのは海苔。さて、このあとレシピにどう使うのでしょうか。
飛田アナ・「先生! 今回はどんな料理を作りますか?」
村山先生・「今日はトマトのそばを作ります」
飛田アナ・「えっ? トマトでそばですか!? 分かりました。ではトマトを切るところからですね…ってもう入っとるやないかい!!」
「買い物に行っている時間が長かったので、メインパートは作り終わっちゃいました(笑)」と村山先生。
そこで寂しそうな飛田アナを元気づけようと、重要な(?)任務をお願いしました。
村山先生・「それでは飛田さんにしかできないことをお願いします! 飛田さんが買ってきた海苔が大きいので、ハサミで切って細い海苔を作ってください」
飛田アナ・「作業が地味! 誰にでもできるじゃないですか」…そういいながらも真面目に取り組む健気な飛田アナでした。
そんなやりとりもありつつレシピは完成。
注目のレシピはこちら!
『たっぷりトマトの肉そば』
●材料
トマト…大1個
豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用)…100g
そば(乾麺 )…2人分
しょうが(すりおろし)…小さじ1/2
にんにく(すりおろし)…小さじ1/3
ごま油…小さじ1
めんつゆ(ストレート)…300ml
砂糖…小さじ1〜1と1/2
酢…小さじ1〜1と1/2
鶏ガラスープの素 (顆粒タイプ)…小さじ1/2
ラー油…好みで
【トッピング】
トマト…1/2個
白ごま・ネギの斜め薄切り・海苔・生卵…好みで
●作り方
(1)そばを表示時間通りに茹でて水にとり、水気をしっかりと切っておく。
(2)トマトはくし形にしてから半分に切る。鍋ににんにく、しょうが、ごま油を入れて火にかけて香りをだす。豚肉を入れて色が半分変わったらトマトを加えて炒め合わせる。
(3)トマトに火が通り、とろっとしたらめんつゆ、鶏ガラスープの素を加えてさっと炒める。砂糖を加えて5分火にかける。とろみが軽く出たら酢、ラー油を加えてさらに2分煮る。白ごまを指でひねりながらちらす。
(4)そばの上にスライスしたトマト、ネギ、海苔をちらし、(3)につけて食べる。途中、生卵を溶いて食べてもおいしい。
完成したレシピを味見した飛田アナは、「まずお酢の香りで食欲が湧き、肉とトマトの旨みと酸味、そしてごま油の風味も加わるなど、いろいろ入り混じった深い味わいですね」と大絶賛!
さて、いよいよゲストの皆さんを迎えての試食タイムです。
トマトを使った『肉そば』。その反応はいかに!?
試食会場には今回お話をお伺いした久保田さんと竹内さんをはじめ、なんと7名登場。先生もちょっと緊張した様子でした。
そして『トマトの肉そば』が目の前に並ぶや、どよめきが。この場の全員が「そばのタレにトマトを使うのは初めて!」と驚きの様子。果たしての反応は…。
7名が一斉にトマトたっぷりのタレに、そばをつけてスルスルスル〜。
「酸味が効いていいですね」
「これはうまいですよ!」
「思わず黙々と食べちゃっています」
「トマトがいい仕事していますね」
「めちゃくちゃおいしいです!」と皆さん高評価!
このあとタレに卵を加えて、また違った味わいも堪能しました。
実は、今回の試食の場には若手トマト生産者たちも参加。
久保田さんや若手の皆さんは、自分たちが作ったトマトの糖度検査をしたり、他の生産者が作ったトマトを味見するなど互いに切磋琢磨しているんだそうです。
おいしいトマトができる理由が分かりました。
「たくさんの方が上越に来て直江津トマトを食べてほしいと思いました。これから暑くなっていきますが、体に気をつけておいしいトマトを作ってくださいね」とこの場を締めてくれた村山先生。
…思ったら「最後にちょっと一つだけ…。みなさん海苔はどうでした? 細かさとか食感とか?」と飛田アナ。
一同「え…???」
頑張ってチョキチョキと刻み海苔を作っていた飛田アナ。海苔の切り方同様、こだわりも細かかったですね(笑)
というわけで皆さん大満足の試食会でした!
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は6月22日(土)放送予定。
注目情報【直江津トマトのプレゼントもあり!】
●『直江津トマト』のプレゼントがあります! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
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