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地元・柿崎のポテンシャルをいかした酒造りに尽力

頚城酒造

  • 情報掲載日:2019.01.30
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

上越市柿崎地区は越後三大杜氏のひとつ、頚城杜氏の故郷。
その地にある頚城酒造は1697年に八木酒造として創業し、小松酒造との合併により1936年に誕生しました。ふたつの蔵元のDNAを受け継ぐ代表の八木崇博さんは、柿崎が持つ可能性を最大限
にいかした酒造りに邁進。

現在進行中の企画についてお話を伺いました。

柿崎を食べる会の皆さん
柿崎を食べる会の皆さん

「当蔵は、柿崎の自然豊かな環境を後生に繋いでいくことを目的に、平成24年から『柿崎名水豊醸プロジェクト』を、若手農家8名で運営する「柿崎を食べる会」と、東横山地区の皆さんとともに始めました。平成の名水百選である東横山地区の湧水・大出口泉水が流れる棚田で酒米を生産し、『久比岐 和希水』というお酒を造っています」。

何十年と守られてきた湧水や棚田は、柿崎の貴重な財産です。
後継者不足でそれが絶えてしまうのは、非常にもったいないこと。
人が入ることにより自然環境が整備され、後世に繋いでいくことができます。
そのためにも、造り酒屋ならではのアイディアと人脈をいかし始まったプロジェクトだと八木さんは話します。プロジェクト始動から7年を迎え、この活動はさまざまなメディアや地元の人々の注目を集めるようになりました。

また、米に関するうれしいニュースも舞い込んできました!
平成30年度の造りから、酒米は100%柿崎産に移行となりました!!

昔から農業が盛んな柿崎は腕の立つ農家に恵まれることもあり、頚城酒造では地元産酒米の使用を 30年前から積極的に行なっています。
現在使っている酒米は、新潟発祥の五百万石や越淡麗、兵庫県発祥の酒米の王様・山田錦そして、県内ではあまり聞かない広島県発祥の八反錦の4種類です。

「平成30年度の造りから、酒造好適米は全量柿崎産となりました。一部で別地域のうるち米を使用しているので、原料米すべてがまだ柿崎産ではありません。ですが、5年以内にすべて地元産に切り替えられるように準備していきたいです」と八木さん。

そして話は、蔵人の話題に。
頚城酒造では、異例の経歴を持つ杜氏さんがおられました!

杜氏の吉崎司さん
杜氏の吉崎司さん

新杜氏に着任した吉崎司さんは、 いろんな業種を経験し6年前に蔵人として入社しました。
ちなみに入社前は整体師だったそうです。
着任1年目には、全国新酒鑑評会で 金賞を獲得した実力の持ち主。
「吉崎は当蔵に入社するまで酒造りは未経験でしたが、彼の日本酒と真剣に向き合う姿勢に周り
が学ばされることが多いです」と、八木さんは技術と味ともにまだまだ伸びしろがある、と期待を寄せています。

今後の展望について八木さんに聞くと「もっと地元農家と関わっていい酒米を作りたい、そ
してよりうまい酒を醸したいですね」と話してくれました。

頚城酒造が目指す、上品な香りと柔らかな うまみを持つ「感動する食中酒」の 実現に向け、酒造りと向き合っている

Information

頚城酒造
住所
上越市柿崎区柿崎5765
電話番号
025-536-2329
問い合わせ先
頚城酒造
問い合わせ先
電話番号
025-536-2329
備考
酒蔵見学:不可
販売方法:直販:来店、電話、FAX

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