今年で20回目を迎える新日本プロレス・春の最強戦士決定トーナメント『NEW JAPAN CUP 2024』が3月7日(木)~20日(祝)の期間に開催されます。強豪ひしめく28選手がエントリー。負ければ終わりのトーナメント制。
昨年の覇者である新潟出身のSANADA選手は第1シードで出場します。大会期間中は全国各地で試合が行なわれ、20日(祝)の決勝会場はなんとアオーレ長岡! 今大会の覇者となった選手には4月6日(土)の東京・両国で開催される『SAKURA GENESIS 2024』にて、IWGP世界ヘビー級王座・内藤哲也選手とベルトをかけた挑戦権が与えられます。
昨年第7代IWGP世界ヘビー級王座に輝いたSANADA選手にとって、特別な大会になることは間違いないでしょう。
そこで大会直前!
編集部に足を運んでくれたSANADA選手に今大会への意気込みを聞いてみました!
——昨年、初優勝を果たしたこの『NEW JAPAN CUP』ですが、どんな大会ととらえてますか?
SANADA・昨年は全部が刺激的で考える暇もなく気づいたら優勝していました。今大会はチャンピオン歴のある選手も出場しているので、昨年同様に無心でやることになりそうです。今年はいろんな選手が辞めていったりもしたので、今回が区切り大会となって新しい新日本プロレスの景色になると思っています。
——新しい新日本の景色というと、昨今ではプロレス女子、通称「プ女子」なんて言葉もよく聞きます。
SANADA・10年くらい前から増えてきたみたいですね。会場でもよく見かけます。ただ、コロナ禍以降はチケットが完売する会場が減ってきてはいるので、プロレスを知らない人にどうやったら伝わるのかは常に考えています。なので「プ女子」はもっと増やしていきたいです。
——時代によってファンの層が変わりつつあるなかで、SANADA選手が心掛けていることはありますか?
SANADA・実力も大事ですが僕は見た目から入るのが結構好きなんです。「この人の衣装がカッコイイ」とか。試合において見た目は常に意識してます。
——今大会の試合形式はトーナメントで時間無制限の一本勝負。時間制限ありの試合と戦い方の違いはありますか?
SANADA・20分一本勝負など、時間が決まっている方が実はやりづらいですね。ゆっくりしていられないですし。逆に時間制限がないと自由にできるので、こっちのほうが見応えもあると思います。
——無制限って最大でどのくらいかかるんですか?
SANADA・60分やる人もいますが、平均だとだいたい30分くらいですかね。気持ちの面で言えば時間が迫られるプレッシャーがないので戦いやすいです。
——決勝の舞台であるアオーレ長岡は、SANADA選手がデビュー時にツアーで回ったり、練習生として初めて来た会場でもあるそうですね。
SANADA・日本で一番と言っていいほど盛り上がる会場なんですよ。大きければいいというわけでもなく、サイズ感がちょうどいいんです。どの席からでもリングが見えるので、どこからでも盛り上がれます。あんないい会場はありません。思い入れの深い場所なので、決勝まで駒を進めて最後にメインイベントとして決勝を締めたいです。
——今大会に優勝すると内藤哲也選手へベルトをかけた挑戦になりますが。
SANADA・お客様からしたら、内藤選手とのベルトをかけての対戦は、今大会優勝すると今年で3回連続になるんです。すでに2回も負けているので、3回目の対戦となれば僕は何か賭けて戦いますね。今はまだこの場では言えませんが。
——試合前のルーティンはどんなことをされてますか?
SANADA・会場が全国各地になりますが、毎回現地のウナギがおいしいお店に行っています。あとは試合の日の朝に半身浴をすることですかね。試合開始が17時とかなので、早く起きちゃうと一番テンションを上げたい時に眠くなっちゃうので、わざと遅く起きて半身浴をし、血流をよくして最高のコンディションで挑むよう心掛けています。
——最後に今大会の意気込みぜひお聞かせください!
SANADA・目指すはアオーレ長岡で行なわれる決勝に行き優勝。昨年は9ヵ月間チャンピオンのベルトを手にしていて常に追われる立場でしたが、今年は2月の敗戦から一度沈んだので反対に思いっきり攻めることができます。NEW JAPAN CUPでは這い上がっていく姿を見せたいです。人生は何回這い上がれるかだと思います! 「新潟出身でこんなすごい奴がいたんだ」――そう思ってもらえるようにしたいですし、プロレスを通して新潟を盛り上げていきたいです。
DATA
NEW JAPAN CUP 2024
- 開催期間
- 3月7日(木)~20日(水)
- 会場名
- 各会場 3月20日(祝)の決勝はアオーレ長岡
- リンク
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