「新潟市自治基本条例」
皆さんはこの条例をご存知でしょうか?
この条例は、地域のことは地域自らが考え行動するまちづくりを推進するため制定したものです。その条例をもとに新潟市民と行政が協働し、地域の特性や独自性を生かした地域自治の実現に向けた「まちづくり」を行なっています。
今回は、そんな「まちづくり」に取り組んでいる各区の市民に、実際に行なっている取り組みについて話を聞いてみました。パート1、パート2の2記事でご紹介します。
パート1では、新潟市中央区、新潟市北区、新潟市東区、新潟市秋葉区の4区の取り組みを紹介します。
【新潟市中央区】若い力で地域を活性化「はじめて、しもまち。」
新潟柳都中学校区周辺の「しもまち」は、江戸時代に北前船の往来で栄え、今も湊みなと町まち文化が息づいています。しもまちの魅力を伝え若者を呼び込もうと若手クリエーターたちが活動し、SNSや動画サイトで作品を発信しています(詳しくは新潟市ホームページや同プロジェクトホームページ、SNSなどに掲載)。新潟市中央区についてお話を伺ったのは、MUSIC DROP クリエイティブディレクターの平田英治さんです。
「しもまちは小さな路地や昔の風情を感じる街並みがあり、ゆったりとした時間の流れを感じられます。ここで「はじめて」見て感じたことなどをアーティストや映画監督、写真家、イラストレーターなどが作品にして発信しています。今後地域の皆さんの協力を得て、さまざまな企画をしていく予定です。訪れた人に「なんだかいいところだな」と思ってもらい、しもまちファンを少しづつ増やしたいです。」
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市中央区地域課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-223-7023
- リンク
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はじめて。しもまち
【新潟市北区】福島潟の魅力を高校生が発信
北区自治協議会では、潟の魅力を幅広い世代の人に知ってもらおうと、県立豊栄高等学校の生徒と一緒にPR 動画を制作しています。潟の魅力を高校生の視点で発信し、潟のにぎわいづくりにつなげていきます(完成動画は来年1月ごろYouTubeの「新潟シティチャンネル」で公開予定)。お話は、新潟県立豊栄高等学校の美術部3年、野沢彩桜さんにお伺いしました。
「福島潟には小さい頃から親と一緒に来ています。さまざまな鳥や植物などを見ることができる自然豊かなところです。動画には潟舟から撮影した鳥の様子や普段聞くことのできない水中にいる生き物の音などを入れたので、臨場感のある映像になっていると思います。福島潟を知らない人や若い人たちなどがこの動画を見て、興味を持ってくれたり、潟に来て自然を感じてくれたりしたらうれしいです。」
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市北区地域総務課、水の駅「ビュー福島潟」
- 問い合わせ先
電話番号 -
025-387-1155(新潟市北区地域総務課)
025-387-1491(水の駅「ビュー福島潟」) - リンク
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水の駅「ビュー福島潟
【新潟市東区】歴史のロマンを感じに来てみませんか
東区には日本最古の城柵「渟足柵」があったといわれ、牡丹山諏訪神社古墳など、古代日本の重要な歴史的スポットもあります。学識経験者や地域住民などで構成する「東区歴史浪漫プロジェクト」では、それらを多くの人に伝え、地域の誇りづくりに取り組んでいます。新潟市東区歴史浪漫プロジェクト実行委員会・副実行委員長の嶋田正章さんにお話をお伺いしました。
「牡丹山諏訪神社古墳や北国街道沿いの寺や神社などの史跡は、地域の宝です。これらについて知ってもらうため、写真を撮りながらまち歩きをするガイドをしたり、小学生に地域の歴史を教えたりしています。東区にはさまざまな産業が集まっており、区内に点在する工場の夜景も区の魅力の一つです。これらの区の誇りを子どもから大人まで区内外の多くの人に伝え、地域を発展させていきたいです。」
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市東区地域課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-250-2110
【新潟市秋葉区】区一丸となってもち麦を新たな地域ブランドに
新たな特産品づくりの取り組みとして、区内産の「秋葉の里 白しら雪ゆきもち麦」の地域ブランド化を目指しています。生産者や福祉施設、大学、JA、飲食店などが一体となって6次産業化にも取り組んでいます。新潟市秋葉区については、AKIHA麺屋 粋翔の店長、小泉翔太さんです。
「お世話になっている地域の人たちへの恩返しのため、自分の店を持ったら区内産の食材を使うと決めていました。麺の相談をした農家さんに白雪もち麦を紹介され、福祉施設で製粉したものを製麺所に掛け合って麺にしました。香りが良くもちもちとしているのが特徴です。今後はチャーシューとスープも含め材料の全てを区内産にするのが私の夢です。ラーメンを通して区の魅力を伝えていきたいと思います。」
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市秋葉区産業振興課
- 問い合わせ先
電話番号 - 0250-25-5337
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秋葉の里 白雪もち麦(アキハスム プロジェクト)
パート2では、新潟市江南区、新潟市西区、新潟市西蒲区、新潟市南区の4区の取り組みを紹介しています。
Information
- 問い合わせ先
- 新潟市市民協働課
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-226-1105
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市報にいがた 令和2年11月1日発行 2730号