10月9日に新潟のポップ番長こと、EXTENSION58のフロントマンである鈴木恵(すずきさとし・写真中央)がソロプロジェクトで初のアルバムをリリースしました。
60~70年代の良質なポップスが軸にありながら、新しいサウンドも昇華させ生み出した珠玉のメロディが満載! 新潟の音楽ファンには必ず聴いてもらいたい一枚となりました。ということで、鈴木恵さんにアルバムについてインタビューしました。
60~70年代の良質なポップスが軸にありながら、新しいサウンドも昇華させ生み出した珠玉のメロディが満載! 新潟の音楽ファンには必ず聴いてもらいたい一枚となりました。ということで、鈴木恵さんにアルバムについてインタビューしました。
――芸術の秋という言葉がしっくりくる、素晴らしいアルバムが発売されましたね?
ソロを始めて10年くらい経って、ミュージシャンや音楽関係者など実にたくさんの人との出会いがありました。その縁を活かして現時点での集大成になるアルバムを作りたいと思ったんです。
――『come here my dear』は、聴く人の毎日の暮らしに寄り添うようなやさしいメロディと言葉たちが詰まっていて、自然に笑顔になってしまうような、そんな印象を受けましたが?
まさに「日常の中にある音楽」というのは僕の意識の中にもありました。暮らしの中に寄り添う音楽って、例えば家で何かしながら無意識のうちに口ずさんでしまうようなメロディだと思うんです。だからこそ、今作では何よりメロディを大切にして曲を作りました。ギターとピアノを担当している新メンバーの田邊が加わったこともあり、この3人で一番いい感じでやれる曲をセレクトした形です。
アルバムのトレーラーはこちら。
――1曲目の『California Love』はイントロのストリングスが実に印象的であり、かつ鈴木自身がこだわったというメロディが実に秀逸な曲で、思わず何度もリピートしてしまう曲になりましたね?
これも音楽を続けてきた中でのよい出会いがあったからこそ実現した曲でした。ホーン、ストリングス、そして僕らのバンドサウンドという生の演奏を重ねて録音するという、昔ながらのレコーディング手法でやれたことにも満足しています。
バンド(EXTENSION58)で作品を作る時とはまた違ったおもしろさを感じながらレコーディングをすることができたし、ソングライターとしても十分楽しみながら作品作りができました。
バンド(EXTENSION58)で作品を作る時とはまた違ったおもしろさを感じながらレコーディングをすることができたし、ソングライターとしても十分楽しみながら作品作りができました。
――2曲目の『かなかも』はNHKのEテレ『みいつけた!』でもおなじみの大塚いちお氏が歌詞を書き下ろした曲ですよね。ほかにも今作にはRYUTistや渡辺たもつ(秘密のミーニーズ)、遠山幸生(THE LAUNDRIES)など総勢18名のミュージシャンが参加しました。これまでになく、たくさんの人たちと一緒に楽しみながら制作できたようですね?
みなさんが全員、本当に協力的にやってくれて、ありがたい限りでしたね。それがとても嬉しかったし、何より心強かったです。
――アルバムタイトルの『come here my dear』はどんな思いで付けたのでしょう?
そんなに深い意味はなくて、響きがよいタイトルにしたいと思っただけなんです。直訳すれば「こっちにおいでよ! 愛すべき友達たち」という感じ。それくらい柔らかでライトな感じの曲たちが入っているので、家で家事をしたりコーヒーを淹れたりしながら気軽に聴いてもらって、鼻歌で歌ってもらえたらすごく嬉しいです。
『come here my dear』
2019.10.9発売
2,500円(税抜)/FLY HIGH RECORDS
鈴木恵TRIO
田邉周平(Gu)/鈴木 恵(Vo&Gu)/青木宏美(Dr)