月岡温泉街のメイン通りからゆるやかな坂を登った場所に佇む割烹の宿いま井。

1916年の月岡温泉の開湯後、創業者・今井慶作が温泉を内湯に持つ最初の温泉旅館としてこの地で創業したのが始まりです。平成元年に割烹の宿いま井としてリニューアル。客室数を抑え、きめ細やかなおもてなしと高いプライベート性を確保した宿として再スタートを切りました。

割烹の宿という名の通り、真髄は近郊の漁港で水揚げされた日本海の魚介や、新発田牛といった地元食材を用いた和食会席で、デザートのソースも手作りするという徹底ぶりです。

旬の食材で季節の情景を表現した献立や、うつわとの調和を考えた繊細な盛り付けなど、細部にいたるまで料理人の感性と技が光る逸品が揃います。

奥阿賀産のコシヒカリを土鍋でふっくらと炊き上げて提供するご飯も評判です。
夕食はすべて部屋食で提供。また、宿泊せずとも気軽に楽しめる日帰り昼食プランも用意され、5名から利用が可能です。

数奇屋風の木造建築の館内には、全11の客室が備えられており、ひと際人気なのが日本庭園に面した部屋です。上写真は1階の庭園特別室和室ベッドReFaルーム 葵。

窓からのぞく日本庭園と、新潟市内の生活用品セレクトショップ・眠家の上質なベッドで眠ることができるとあってリピーターが多いお部屋です。

月岡温泉の名湯で体の芯まで温まり、珠玉の料理を味わう贅沢な時間に浸りたいですね。

この情報は、月刊にいがた2025年12月号に掲載されたものです。