青い海や空、鮮やかな緑、咲き揃うヒマワリ——写真に残したくなる、さわやかで夏らしい風景をご紹介。

この夏は撮影旅に出かけてみては？

えちごトキめき鉄道 有間川駅｜上越市

目の前に日本海の大海原が広がる上越の無人駅。

レトロな雰囲気の木造駅舎と真っ青な海をバックに撮影ができる絶好のスポットで、晴れた日には佐渡ヶ島を望むこともできるそうです。

映画やプロモーションビデオのロケ地としても人気です。

3月にカフェが併設されたばかりなので、ここを目的のひとつに列車旅を計画してみては？

撮影のポイント

駅舎の入口をフレームに見立て、山側のホームから撮影するとまるで映画のワンシーンような写真が撮れます。

湯沢高原パノラマパークのコキア｜湯沢町

さまざまな高山植物や珍しい草花が生育する標高約1,000メートルの高原。

秋には一面燃えるような赤色の葉を見せてくれるコキアですが、6月中旬から8月下旬にかけては、鮮やかな緑色の葉が夏空に映えた美しい景色を見ることができます。

雨の日でも、茎葉に付いた雨粒がキラキラと輝き、普段とは違う表情を楽しめます。

撮影のポイント

逆光にならないようなポジショニングで撮影することが重要。

訪れる時間によってベストな場所は異なるので、太陽の位置を意識しましょう。

東赤谷連続洞門｜新発田市

雪崩や土砂崩れから線路を守るために作られ、現在は道路として整備された洞門は、まるで神殿回廊のよう。

重厚感漂う空間に光が差し込めば神秘的な雰囲気に包まれます。

天井を見上げるとところどころに煤が付着しており、蒸気機関車が運行していた当時の名残を感じることも。

全4ヵ所あり、それぞれ長さが異なります。

撮影のポイント

陽の光が差し込んだタイミングで撮影すると陰影のコントラストがより鮮やかに。

洞門内に車を停めないようにし、車両の往来に注意してください。

新潟市天寿園｜新潟市中央区清五郎

中国庭園と日本庭園を一度に見ることができる、日本でも数少ない施設。

中国庭園は北京市によって設計・施工され、資材もすべて中国から運ばれてきたもの。

きらびやかな装飾と華やかな色使い、それを取り囲む木々や花々が非日常的な空間を演出してくれます。

個性豊かな建物が点在しており、フォトスポットもたくさん！

撮影のポイント

メインとなる風景を軸に、周辺の門や木などを映し込むフレーム構図を意識すると、被写体がより引き立ち、素敵に映ります。

津南ひまわり広場｜津南町

広大な畑で元気に咲き誇るヒマワリは津南町の夏の風物詩。

長期間楽しめるよう、約4ヘクタールの畑を3つに分けて種を蒔き、咲く時期をずらしているそう。

ヒマワリで作られた巨大な迷路は写真映え抜群です。

開園期間中には写真コンテストも行なわれているので、広場で撮影したお気に入りの一枚をぜひ応募してみてください。

撮影のポイント

ヒマワリは東を向いて咲くので、陽が当たる午前中がおすすめ。

また、あえて夕方を狙えば昼間とは違う表情を撮ることができます。

海府ふれあい広場の東屋｜村上市

滑り台などの遊具を備えた広場にある、夜空の星をイメージした東屋。

奥には日本海が広がっており、太陽の光がきらめく美しい海を背景に撮影ができます。

日中の青空もいいが、オレンジ色に染まる夕焼けのタイミングもおすすめ。

これからの季節は海水浴後の休憩やピクニックの食事場所として利用する人も多いです。

撮影のポイント

太陽が沈みかけ、逆光になる夕方は、東屋を正面から撮影するときれいな星形が浮かび上がります。

水平線が傾かないようにするのも重要。

イヨボヤ会館の地下通路サーモンロード｜村上市

村上の鮭の歴史と文化を楽しく学べる日本初の鮭の博物館。

三面川の中をイメージしたなだらかな地下通路には遡上する鮭の群れの様子が浮かび上がり、産卵までの生態が映し出されます。

川の中にいるようなやわらかい光や、青白く輝く壁面、川の流れを表現した美しい天井などで構成された幻想的な空間は訪れる人々を魅了します。

撮影のポイント

サーモンロードを背景に遠目から撮影すると、幻想的な一枚に。

また、気に入った鮭のイラストの前で撮影するのもおすすめです。