青海神社は、加茂山に鎮座する「加茂のお明神さま」で、京都最古の賀茂別雷神社(通称上賀茂神社)と賀茂御姐神社(通称下鴨神社)の御分霊をも祀る726年創建の由緒正しい神社です。
特に、下鴨神社の御祭神である玉依媛命(たまよりひめのみこと)は、子授け、安産、子守りの神様として古くから信仰されてきました。
また、古伝によれば、上杉謙信の母も、懐妊を知るや月参りをし、安産を願ったと記されています。
そのご利益をいただきたいと多くの女性が神社を訪れています。
毎年5月21日に行なわれる加茂まつりの御神幸行列では、赤ちゃんが健康で美しく育つよう、生後1年未満の赤ちゃんをおんぶしたお母さんが参列し、御神徳を賜わる、別名乳母行列といわれる全国でも珍しい習わしが今も残っています。
⚫︎加茂を感じる3種類の御朱印
加茂・七谷地区で育てたコウゾを漉いて作る加茂紙を使った御朱印に、加茂市の花である雪椿の花びらで雪椿を描いたもの、そして、桐箪笥の全国的産地らしく桐紙でできたものと3種類の御朱印が揃っています。初穂料は500円です。
境内全体が幻想的なあかりで包まれる『あかりまいり』。
今年は6月21日(金)〜7月7日(日)の週末に開催
神様に感謝を捧げ、日々の平穏や安全を願い、成し遂げたいことを誓う場所、神社を舞台に、神主が思う神様の御神威をあかりを使って表現する9日間。それは夕暮れ時から始まります。
「改めて神様の力や日々の幸せを感じていただければ幸いです」と権禰宜の古川修さん。
またこの期間は、普段一般の人が歩くことのできない鴬張廊下が開放され(渡廊料100円)、神様がいる本殿に一番近い場所で参拝ができます。
神様は見ることができず、また見るものではない存在。だからこそ、素直な気持ちで感じてもらいたい。神様という存在に思いを馳せながら、じっくりと境内をめぐりたいものです。
⚫︎神様へと近づくあかり
一番最後の長い階段、通称・男坂に設置されます。階段を一歩一歩上がる時に感じられる凛とした空気。 神域に近づいていることをあかりで表現しています
⚫︎あかりの木
たくさんの願い、思い、感謝が拝殿に集まっているところをあかりで表現しています
⚫︎神様に一番近いところへ続くあかり
鶯張廊下に設置。神様が御鎮座する本殿、一般の人が近づける一番近いところで参拝できます。
鶯張り廊下を通る時、あかりが案内してくれます(渡廊料100円)。
⚫︎開催日時
6月21日(金)・22日(土)・23日(日)、28日(金)・29日(土)・30日(日)、7月5日(金)・6日(土)・7日(日)
各日18:30〜21:00
『あかりまいり』限定の願事祈願札が登場
拝殿に設置されたあかりは、願いをイメージ。たくさんの願いが集まり、神様にそのひとつひとつが届ことを表現しています。
そのあかりに、お願い事を書いたお札を自分で取り付けます。
『あかりまいり』終了後、神主がお札を神前に供え、名前を読み上げ、願事の成就を祈願・ご祈祷します。
七夕の季節、半年の節目、ご参拝時、神様に願い事を託し供えてみてはいかがでしょうか?
DATA
青海神社(あおみじんじゃ)
- 住所
- 加茂市大字加茂229
- 電話番号
- 0256-52-0671
- 駐車場
- 70台(加茂山公園駐車場共有)
- リンク
- 青海神社ホームページ