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<動画あり>「林業って、楽しい!」新潟カンパニーファイル【新潟県林業労働力確保支援センター】出演・株式会社丸山(十日町市)服部拓巳さん

林業の仕事に就きたい方は注目! 緑の担い手を目指す人の相談窓口「新潟県林業労働力確保支援センター」

  • 情報掲載日:2023.01.10
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

自然を相手に、やりがいある仕事として注目される「林業」

大自然のなか、森林に気持ちよくかかわれる仕事として注目を集める「林業」。
なにより新潟県は総面積の70%近くが森林で、森林組合などの林業認定事業体が全県下で50近くもあるという、林業に縁のある県なのです。

そんな「緑の担い手」を目指す人に頼もしい存在が、新潟県林業労働力確保支援センター。
県内の各森林組合や林業事業体への就職情報はもとより、講習・研修などによる就職後のキャリアアップなど、林業就業希望者や就業者の支援を実施しています。

その一方で、そもそも「林業って、どんな仕事?」と思われる方も少なくないでしょう。
そこで! 新潟県林業労働力確保支援センターより紹介を受け、実際にフォレストワーカー(林業従事者)として活躍している、株式会社丸山(十日町市)の服部拓巳さんを取材してきました。

林業の仕事は4年目という服部さんは、現在22歳。だけど、「特殊伐採」という専門的な仕事もこなす注目の若手フォレストワーカーなのです。

「特殊伐採」とは、狭い場所や周りに建物が密集するような場所で、倒木リスクのある高木を根元から倒さずに伐採する技術。人が木の上に登って梢に近い上の部分から少しずつ伐り、それをロープを使ってゆっくり下ろしたりと、高所での作業や特殊器具を使うことが多く、特別な教育を受けた人材のみが従事できる

林業って、楽しい!

「木を伐るって、めちゃくちゃ楽しいです!」と笑顔で語る服部さん。
「狙った通りに木が伐れて、勢いよくバタン! と地面に着地したときの快感といったら!!」と、林業の仕事の醍醐味を話してくれました。
まだ20代前半ながら、特殊伐採を含む現場の最前線で活躍するフォレストワーカーとして大注目の服部さん。
その仕事の様子と、彼がどんな思いで仕事に向かっているのかを聞いた動画インタビューを、ぜひご覧ください!

動画に収めきれなかった服部さんのインタビューもお届けします!

Q.林業の仕事に就いたきっかけは?

十日町市にある「あてま森と水辺の教室ポポラ」の「アルプスアドベンチャー」でインストラクターとして働いていました。社長が大自然を楽しみながら森林整備につながる新しい林業として、森林で楽しむ空中アスレチックに取り組んでいたんです。インストラクターとして木に登り、自然の中で働くうちに林業に興味を持つようになって。

で、入社1年目はそのインストラクターや土木の仕事をやり、その後、林業の仕事を本格的に始めました。今、4年目になりますけど、日々、間伐や主伐、特殊伐採の仕事などに従事しています。

木の上の不安定な体勢でもロープを支えに木を伐る服部さん。特殊伐採の作業中のワンシーン
木の上の不安定な体勢でもロープを支えに木を伐る服部さん。特殊伐採の作業中のワンシーン

Q.ただ、特に特殊伐採の仕事は、木に登ったり、ぶら下がる必要も出てくるわけで…、怖そうな仕事にも見えますが?

最初は僕も高所恐怖症だったんですが、(仕事で)登っていくうちにつれ、クライマーズハイじゃないけれど、もっと高く、もっと細いところへ…と、追求心でだんだん上がれるようになって。確かに怖いことは怖いけれども、今では昔に比べると恐怖心とかはないですね。

Q.特殊伐採と、通常の伐倒(間伐や主伐)業務との違いについては?

もちろん、どれも大切な仕事ですけれども、特殊伐採の場合、状況も現場ごとに違うし、木に登る作業も含めて、そのときその場所に応じたプランニングをしないといけない――それって、ジグゾーパズルを組み立てるような感覚に近いんです。だから、最終的に業務が完了した(伐採後の)姿を見て、「ああ!」っていう達成感がまたすごくて! …うん、やっぱり楽しいですよ、木の上は。最高ですよね(笑)。

Q.ちなみに、服部さんは将来、特殊伐採の世界選手権に出場することが目標でもあると聞きましたが?

木にロープをかけて実際に登り、その木に何個かついている鈴みたいなものをいかに早く鳴らすかを競う世界選手権があるんです(「International Tree Climbing Championship」)。まあ、まだ練習段階だし、そこへ行くには日本選手権とかで勝たなきゃいけないんですけど、「そういうのを目指してがんばっていこう!」という気持ちはあって。好奇心というか、どんなものなのか出てみたい――「一回、世界という舞台に出てみたい!」っていうのはありますよね。

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