コロナ禍になる前から新潟にも増えていた「コワーキングスペース」。
「共同で仕事をする場所」という意味で、Wi-Fiや電源が完備され、必要な時間だけ滞在し、自由に仕事をすることができます。
同じ空間にいる人たち同士が交流できるのも、またコワーキングスペースの魅力です。
この春古町に、おもに中学生を対象とした「ジュニア向け」のコワーキングスペースが誕生しました!
場所は古町ルフル2階にある調剤薬局、はあとふる薬局 古町ルフル店の一角。
写真の左側、「はあとふる薬局」のロゴマークがある壁のところにテーブルがあるのが分かりますでしょうか。
こちらが噂の「ジュニアコワーキングスペース」です。
習い事前の時間を過ごしたり、友達とおしゃべりしたり(騒がなければおしゃべりしたっていいんです)、もちろん勉強したりと、自由に利用できます。
もちろん料金はかかりません!
また中学生向けのプチ図書館やWi-Fi、無料ドリンクも完備!
ありがたすぎます!!
さて、そもそも「コワーキングスペース」は仕事をする人のためのもの。
だから「ジュニア」に向けたコワーキングスペースというのは珍しい…というよりもおそらくこれまでになかったのでは!?
「おそらくそうだと思います!」と中央区社会福祉協議会の榎田さんと鹿柴さん。
中央区社会福祉協議会の「子どもの居場所づくり支援事業」のひとつとして、多感な中学生にさまざまな人と関われれる「第3の居場所」を提供したいと、「ジュニアコワーキングスペース」を発案したのだそう。
そのアイデアを実現させるために力を貸してくれたのが、はあとふる薬局 古町ルフル店の管理薬剤師・水野さん。
榎田さんと鹿柴さんが、過去に『夏休み子どもおくすり教室』などのイベントなどで協力してもらったことのある水野さんにこの話をしたところ、「では、私たちの店をその場にしたらどうですか?」と提案してくれたのだそう。
水野さんは4人のお子さんを持つ、子ども大好きパパ。
「調剤薬局は薬をもらうだけの場所ではなく、地域に開かれた場所でありたいなと考えているんです。スタッフが常駐しているので子どもたちの見守りもできますし。私自身も来店した子どもたちに、何かしら声をかけるようにしているんですよ」と水野さん。
薬剤師さんと話せる機会というのもなかなかないので、将来の仕事として薬剤師を考えている子どもにもおすすめです!
また「子どもたちの交流の場にもなれば」と水野さん。
たとえば、休日に中学生と高校生が隣同士の机で勉強していた時に、どちらにも声をかけて、お互いを繋ぐような心使いもしているそう。
同級生や親には相談できない勉強の悩みや、進学に関する相談も、上級生にならばしやすそうですよね。
さらに調剤薬局内ということで、衛生面の管理もばっちり!
子どもの居場所として、親御さんも安心です。
お近くのお子さんに「こんな場所があるんだよ」ということもお知らせいただきたいですが、「ジュニアコワーキングスペース」は、実は誰でも利用OKなんです!
まずは気軽に覗いてみてはいかがでしょう?
また8月9日(祝)にははあとふる薬局 古町ルフル店で、小中学生対象のイベント『夏休みジュニアサイエンス』が開催されます。
水野さんが講師となり、身近なものでの化学反応や薬の組み合わせによる科学実験を行ないます。
詳細は、中央区ボランティア・市民活動センターまでお問い合わせを。
DATA
ジュニアコワーキングスペース
- 住所
- 新潟市中央区古町通7-1010 古町ルフル2F はあとふる薬局 古町ルフル店
- 電話番号
- 025-210-8730(中央区ボランティア・市民活動センター)
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 休み
- 月・木曜、祝日
- 料金
- 無料
- 駐車場
- なし
- 備考