
米納津屋は明治35年創業。越後の雪深い四季をお菓子で巧みに表現して、幅広い世代に愛されている銘店です。
米納津屋といえば『雲がくれ』が思い浮かぶ人も多いと思いますが、並んで人気を誇るのが『雪舞里(ゆきまいり)』。

今からおよそ22年前。
創業100年のタイミングで「若い世代のお客様にも和菓子に親しんでもらえる商品を作りたい」という4代目の梨本義博社長の思いにより考案されました。
丸くかわいらしい形をしていて、ココアパウダーが練り込まれた麦こがしと、やわらかな黄身あんの食感のコントラストがおもしろい商品です。
まぶされた粉糖が表現する越後の雪の下には、丁寧に練り上げられた黄身あんが入っており、まるで春の芽吹きを今か今かと待っているよう。
「和菓子ではありますが、コーヒーにも合うように工夫しているんですよ」。
それもそのはず。中心部にはチョコレートクリームが入っていて、黄身あんのやさしい甘さとなじんで上品な口どけとコクを届けてくれます。
まだまだ雪深い新潟ですが、春の訪れが待ち遠しくなりますね。
この情報は、月刊にいがた2025年2月号に掲載されたものです。
DATA
米納津屋(よのうづや)
- 住所
- 【本店】燕市吉田上町2-16
- 電話番号
- 0256-93-2144
- 営業時間
- 8:30〜18:00
- 休み
- 火曜
- 駐車場
- 11台
- 備考
- ※ほか、国道店、弥彦神社駐車場前店、弥彦神社通店、新潟ふるさと村店あり