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【今月のあんこ】上品で豊かな風味。あっさり白あんとこってり赤あん|新潟市中央区古町

  • 情報掲載日:2024.03.02
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

里仙の『里仙もなか』

『里仙もなか』(各216円)。あんこの赤・白を揃えて、慶事の手土産にすると喜ばれそう
『里仙もなか』(各216円)。あんこの赤・白を揃えて、慶事の手土産にすると喜ばれそう

昭和2年創業の老舗、里仙(さとせん)。
この店を代表する銘菓『里仙もなか』は、創業当時から製法をほとんど変えずに作り続けられています。

当初は白インゲン豆を使った『白あん』のみだったそうで、お客からの要望で作り始めたという『赤あん』も、60年を超える歴史を重ねています。

西蒲区潟東産のもち米のみで作られた皮は香ばしくて口溶けがよく、口の中にも貼り付きにくいのが特徴。

その中にたっぷりと詰められるあんこは、白インゲンを丁寧に練り上げた「白あん」と、小豆の風味が上品な「赤あん」ともに、それぞれ別々に練り上げた「こしあん」と「潰しあん」を独自の配合で混ぜあわせたものです。

そこに、蜜漬けしておいた大納言小豆の粒を、それぞれの配合で混ぜ合わせて仕上げます。

練り上げられたあんこはひと晩寝かせ、皮で包んでからも、さらに2〜3日置くことで、あんこ自体の水分を皮が吸収して味がまとまるそう。

「手間はかかりますが、昔から守り続けてきた工程を少しでも変えてしまうとこの味にはなりません」と3代目社長。

手土産としてはもちろん、1個、2個を買いに来る人も途切れない新潟銘菓。
いつまでも続いてほしい味です。

創業時からずっとこの場所。下町エリア、古町通13番町にある本店。新潟伊勢丹地下にある新潟伊勢丹店をはじめ、『里仙もなか』はスーパーの銘菓コーナーでもよく見かけるので手に取りやすい
創業時からずっとこの場所。下町エリア、古町通13番町にある本店。新潟伊勢丹地下にある新潟伊勢丹店をはじめ、『里仙もなか』はスーパーの銘菓コーナーでもよく見かけるので手に取りやすい
取材こぼれ話

創業から作り続けられてきた『里仙もなか』だが、実は戦時中、数年間作られなかった時期があるそう。その理由は、砂糖が手に入らなかったことと、あんこを練る銅釜を金属類回収令で供出してしまったこと。砂糖と釜が手に入るようになったことで製造を再開した『里仙もなか』を求めて、お店の前には行列もできたとのこと。
平和に感謝ですね。

DATA

里仙(さとせん)
住所
新潟市中央区古町通13-2850-1
電話番号
025-228-9234
営業時間
8:30~18:00
休み
無休
駐車場
なし
リンク
新潟の老舗和菓子店「里仙」オフィシャルサイト
里仙のInstagram

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