真保餅屋の『 抹茶つぶあんミルク白玉 』
大正末期から100年近く営業を続ける老舗の餅屋。
新潟県産もち米「こがねもち」を使い、昔ながらの製法で作る餅をはじめ、笹団子や大福、赤飯、醤油おこわなどを販売しているなか、「水ようかんや水まんじゅうのほかにも、夏の人気商品を」と、3代目店主が一念発起。
かき氷の提供を始めたのは2020年夏のこと。
年配客も行き交う昔ながらの商店街ということもあり、食べきりやすい大きさのカップを3サイズ用意している。
イチゴ果肉入りのシロップなども人気なのですが、和菓子の名店が提供するかき氷だから、粒あんをたっぷりとのせた『抹茶つぶあんミルク白玉』(550円)がイチオシ。
(ちなみに、近所の子どもたちがお小遣いでも買いやすいサイズと値段、シロップの『ガリガリかき氷』もメニュー表にありました)
シロップを二重にかけた氷の上にのせるのは、かき氷用に仕込んだ専用のあんこ。
笹団子や大福など、使うお菓子ごとに使うあんこの製法を変えているそうで、たっぷりと球状に盛り付けられた粒あんは、食感と甘さが絶妙。
真夏は灼熱になる厨房の中、半日ほどの時間をかけて小さめの鍋と木べらを使って丁寧に練り上げられていて、しっかりした甘さながら、食後に水分を欲しないバランスに老舗の技が光る。
フレッシュ本町のアーケードが作る日陰のなか楽しんで。