六日町名物としておなじみの『お六饅頭』。
もっちりとした独特の食感と黒糖の風味、あっさりとした皮むきあん――素朴ながらその味わいの虜になる人が後を絶ちません。
実はその誕生は20年ほど前。
意外にも新しいお菓子なのです。
さらに驚くのが、その製造元であることうも、創業25年ほどと若いお店だということです。
「もともとは土産物の卸・販売を行なっていました。しかし自分たちの商品を作って、地元のお客様に愛される店にならなければこれからは勝負できないと、菓子製造に着手したのです」と古藤社長。
笹団子から始まり、それからも新商品を開発しては、お客の反応を見ながら味や製法を改良したり、製造をとりやめたりを繰り返してきたのだそうです。
『お六饅頭』は当時は珍しかった「ソフト黒糖」というジャンルのお菓子。
製法も難しく、提供までに3年を要したそうです。
その要は沖縄・多良間産の特級黒糖。
クセのない、まろやかな黒糖本来の味わいを楽しめますが、安定した仕入れが難しく、非常に希少で高価。
しかしこれでなければ『お六饅頭』の味にならないと、入手できない時には提供を休んだこともあるそうです。
この黒糖の塊を砕くところから製品になるまで2〜3日。
材料のみならず、手間も時間もかけて作られているのです。
昨年店舗をリニューアルし、多種多様なお菓子を揃えていますが、やはり『お六饅頭』の人気は絶大です。
DATA
おかしとおやき ことう
- 住所
- 南魚沼市西泉田65-1
- 電話番号
- 025-773-2678
- 営業時間
- 9:00~18:00
- 休み
- 無休
- 席数
- 8席(+テラス6席)
- 駐車場
- 20台
- リンク
- おかしとおやき ことう
- 備考