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清涼感満点!『はっか糖』の老舗が作る名物葛きり|南魚沼市塩沢

  • 情報掲載日:2021.08.07
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
アオキ菓子店 外観。昔ながらのまちなみが人気の牧之通りにあります
アオキ菓子店 外観。昔ながらのまちなみが人気の牧之通りにあります

かつて塩沢には野生のハッカ草が多く、塩沢の冬の気候を利用して精製したハッカの結晶・薄荷圓(はっかえん)が万病の妙薬として販売されていました。


古くからその製造に携わってきたアオキ菓子店には、江戸時代に作られた「薄荷圓」の看板が今も残っています。

店内にある「薄荷圓」の看板
店内にある「薄荷圓」の看板

アオキ菓子店といえば、このハッカを原料とした『はっか糖』でおなじみです。

はっか糖。口どけがよく、甘さとハッカの清涼感が口の中に広がります。白、和三盆糖、抹茶の3種類
はっか糖。口どけがよく、甘さとハッカの清涼感が口の中に広がります。白、和三盆糖、抹茶の3種類
はっか糖は、なんと完成までに1週間もかかるそう!
はっか糖は、なんと完成までに1週間もかかるそう!

江戸時代中期から製造が始まったと言われ、12代目となる現店主・青木則昭さんの時代まで、変わらぬ製法で作り続けられています。

アオキ菓子店 代表取締役 青木則昭さん。江戸時代から続く青木條右衛門の12代目。『薄荷葛きり』『塩レモンケーキ』など、ユニークなお菓子を続々創作するアイデアマンです
アオキ菓子店 代表取締役 青木則昭さん。江戸時代から続く青木條右衛門の12代目。『薄荷葛きり』『塩レモンケーキ』など、ユニークなお菓子を続々創作するアイデアマンです

今回紹介する『薄荷葛きり』は、青木さんが古文書で見つけた「薄荷の精製に使用した葛粉を夏になると水で溶き飲用していた」との一説をもとに創作したもの。

2008年から試作を重ね、2年がかりで商品化にこぎつけました。

『薄荷葛きり』(1袋230円)。ちょうどいい食べきりサイズ。通販も行なっています
『薄荷葛きり』(1袋230円)。ちょうどいい食べきりサイズ。通販も行なっています

喉越しのよさに加え、夏向けに作られたことからハッカを強めにきかせており、ひとすすりでもかなりの清涼感!

心地よい甘みの後、喉の奥からすーっと涼しさがやってきます。


「当初は夏のみの販売でしたが、3月頃になると関東方面からの問い合わせの電話を多くいただくようになったんです。聞けば、空気が乾燥して喉が荒れた時にこの清涼感がちょうどいいんだとか。ですから、今では3月中旬から10月まで販売しているんですよ」と青木さん。

ムシムシと暑い夏の新潟では、やはりつめたく冷やして味わうのが一番です。

つめたく冷やして、ちゅるんとどうぞ
つめたく冷やして、ちゅるんとどうぞ

DATA

アオキ菓子店
住所
南魚沼市塩沢81
電話番号
025-782-0047
営業時間
9:00~18:00
休み
不定休(8月は17日火~19日木、23日月・24日火が休み)
駐車場
4台
リンク
アオキ菓子店
備考

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