料理家・村山瑛子先生と番組アナウンサーが地元農産物生産者たちを訪ねて、おいしい食材と人とのつながりを紹介する『とれたて! えいっとレシピ』。
今回のテーマはナス。新潟県はナスの作付け面積が日本一! 在来種が約20種類もあって、見た目も味も多彩。まさにナス王国なんです!!
一方、出荷量は全国で14番目。つまり、おいしいから地元でたくさん消費してしまうってこと。私たちってナス大好き県民ですね。
さて、さまざまな品種があるなか、村山先生と飛田アナは糸魚川地区の特産品「越の丸茄子」を求めてやってきました。
「越の丸茄子」は、なんと東京の高級料亭で使われるほどの超一級品。
この日、撮影を開始したJAひすい営農生活センターでは、村山先生と飛田アナが冷やし蒸しナスを試食し、ぎゅっと締まった肉質とその旨さに感動していました。
そんな高級ナスを使って今回、村山先生が作ってくれたのは「ナス丼」!
「あまりにも立派でジューシーなナスだったので、お肉を使わず、厚切りのナスだけを使用した丼にしました」と村山先生。
では、早速レシピをご紹介!
後半に「越の丸茄子」の特徴や選び方のコツなどを紹介する〈知っトク情報〉があるので、ぜひチェックしてね!
ナスどーーーーん!(丼)
●材料(2人分)
丸ナス…1個
すりおろししょうが…小さじ2(A)
醤油…大さじ1.5(A)
みりん…大さじ1(A)
砂糖…大さじ1(A)
サラダ油…大さじ1
ご飯…お好みで
温泉卵…お好みで
一味唐辛子…お好みで
薬味(長ネギ・ミョウガ・大葉)…お好みで
●作り方
(1).丸ナスは3等分の輪切りにする。(A)を混ぜておく。
(2).フライパンにサラダ油を入れて、火をつける前にナスの両面に油をなじませる。
ナスと油は相性抜群だが、油をすぐに吸ってしまうため、焼く前に油をまんべんなく行き渡らせると、余計な油を追加しなくてもジューシーに仕上がる。
(3).両面焼けたら火を止めて、よくかき混ぜた(A)を加えて、再び火にかけてナスにタレをかけながら加熱する。
タレにとろみがついたらご飯にナス・温泉卵・薬味をのせて完成。
東京の高級料亭でも使用されている「越の丸茄子」を、身近な丼レシピにしてくれた村山先生。
それもそのはず。今回食材を購入した「ひすい食彩館」では、この日「越の丸茄子」を2個200円(税込)で販売! 糸魚川地域の皆さんは手軽に購入できて羨ましい〜。
とっても簡単な『ナスどーーーーん!』。皆さんもぜひ作ってみてくださいね。
「越の丸茄子」知っとく情報
さて、ここからは今回登場した「越の丸茄子」について、知っていると役に立つ情報をお届けします。
●見た目や風味の特徴は?
直径9〜10cmほどの大きさで丸々としていて、色が濃く、高温下でも光沢が良好な品種です。
甘みが強く、果肉が締まっており、煮崩れしにくいため、「ナスの大トロ」とも呼ばれているんです。
一株あたりの着果数を制限しながら、一玉一玉丁寧に栽培されています。
「越の丸茄子」の栽培が始まって約40年。JAひすい丸なす部会では「エコファーマー認証」に取り組み、安全・安心をめざした生産を行なっているそうです。
●出荷時期は?
6月下旬~10月中旬です。
●どこで購入できるの?
また、地元のほか東京の豊洲市場などにも出荷され、冒頭に書いたように高級料亭で使用されるなど、超一級品の野菜として取り扱われています。
●お店で選ぶポイントは?
色つやがよく、ヘタの切り口がみずみずしいものを選びましよう。
●調理のポイントは?
しっかりと加熱することでトロっとした食感になり、ナスの甘みが強く感じられます。
肉質が締まっているので、焼く、蒸す、煮る、炒める、どんな調理法にも合います。
●おすすめレシピは?
JAひすいの公式ホームページには「越の丸茄子料理レシピ」ページがあり、地元糸魚川や長野県の有名ホテル・温泉の料理長によるレシピを紹介しています。
5〜10年の経験で一人前!? 丸くておいしい「越の丸茄子」を作るのは難しい!
今回の「とれたて! えいっとレシピ」では、JAひすい丸なす部会の部会長を務める橋立さんと、JAひすい営農部営農課の小野さんに登場していただきました。
暑い夏、さらに暑くなるハウスで栽培されている「越の丸茄子」。
その理由は、外で栽培すると病害虫がつきやすく、風が吹くと自らの枝や葉、トゲなどで傷をつけてしまうからなんだそうです。
おかげで橋立さんのナスは、どれもツヤツヤ!
一見、簡単そうに見えるかもしれませんが、きれいな丸い形に育てるのはとても難しく、コツを掴むまでに5〜10年掛かるそうです。
一つ一つにしっかり養分や水分を届かせるため枝を厳選したり、実の数を制限したり、肥料と水の量やタイミングを日々調整しています。
まさにベテランのなせる技。ブランドナスを育てるのは大変なんですね。
さて、まるで親子のようにも見える橋立さんと小野さんだが、改めてお互いの存在について尋ねてみると…。
橋立さん・「小野さんのサポートには感謝しても、しきれないほどです。先輩方が築いてきたブランドを守り、日本一のナスといわれるように頑張っていきたいと思います」
小野さん・「とても大変なお仕事ですが、橋立さんをはじめ皆さんとても丁寧に管理されていて、最後の出荷まで気を抜かずに慎重にやっていただいています。私たちは販売していくなかで、そのあたりもPRしていきたいです」
「越の丸茄子」ブランドをさらに高めるため、共に突き進むお二人。互いに感謝しあう姿に、世代を超えた深い信頼関係が感じられました。
※次回の「とれたて! えいっとレシピ“くらしに笑顔を、食卓に新潟の恵みを”」は9月26日(土)放送予定。
注目情報【「越の丸茄子」のプレゼントもあり!】
●JAひすいより「越の丸茄子 A品9玉入り」を5名様にプレゼント! 詳しくは下記「スマイルスタジアム」WEBサイトのプレゼントページへ。
NST新潟総合テレビ「スマイルスタジアム」番組ホームページ
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