上越の老舗ラーメン店「宝来軒」が創業から90年余を経て大胆な新展開を果たした。
場所は、上杉謙信公の居城・春日山にほど近い山麓線沿い。
その名も「宝来軒 参」だ。

宝来軒の三代目・土肥高弘さんが、渾身のラーメンを作っている。

特筆すべきは、なんといっても「自家製麺」。
数種の厳選小麦粉を長年の経験ゆえにたどり着いた黄金比率で絶妙に配合。三層に練り上げることで強烈なコシの強さと心地いいのど越しを感じられるように仕上げている。

その魅力を最大限に感じられるメニューは、やはりつけ麺。
『トクつけ麺 醤油』(940円)、『トクつけ麺 味噌』(940円)『トクつけ麺 白湯』(980円)の3類を用意し、いずれもかなり濃厚。
特に「白湯」は、参の新登場オリジナルメニュー。トンコツのうまみがどろどろに溶け出した濃厚な一杯。つけ汁と麺とが強烈な存在感を主張し合うインパクトのある一杯で、満足感はハンパなし。

また、つけ麺には、通常の自家製太麺のほかに「手延べ麺」も用意。人の手によって引き延ばして作った麺で、麺の太さはいい意味でバラバラ。それゆえにスープの絡まり方も一定じゃないので食べていて楽しいのだ。

もちもち食感の手延べ麺と存在感のある太麺。お好みでセレクトして。
ちなみに麺の量は、小、並、大、特､の4段階あって同料金！
大食漢は歓喜だね。
あと、麺は冷や(ひや)と温(あつ)も選べるよ。

つけ麺以外のメニューもバラエティ豊か。
『釜玉まぜソバ』(680)円なんて、讃岐うどんのようなメニューもあれば、
『大和〜やまと〜 焙煎醤油ラーメン・和風』(930円)なんていう、これまた強烈インパクトラーメンも。

チャーシューの角切りがゴロゴロと無造作に積み重ねられ、大量のモヤシも負けじとたっぷり盛り付けられたている。
スープは背脂が加えられた和風だし醤油。
提供前にスープ表面をバーナーで炙ることで香ばしさがプラス。
満腹&満足必至です！