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洋食に「原点回帰」。新潟の洋食のルーツ、イタリア軒

  • 情報掲載日:2020.02.01
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。
イタリア軒 外観
イタリア軒 外観

新潟市西堀にある老舗ホテル、イタリア軒。

ホテルとしてのイメージが強いですが、そのルーツが西洋料理店だったことをご存じでしょうか。

イタリア軒創業者、ピエトロ・ミリオーレ
イタリア軒創業者、ピエトロ・ミリオーレ

創業者はイタリア人コック、ピエトロ・ミリオーレ。
1874年に彼が新潟市で開いた牛鍋屋が、その後日本初の本格的西洋レストランとなり、イタリア軒へとつながっていきます。

本格的西洋レストランとしてオープンした明治14年の外観
本格的西洋レストランとしてオープンした明治14年の外観
2階にはさまざまな貴重な資料を展示するスペースが。ぜひイタリア軒に行ったら足を運んでみて
2階にはさまざまな貴重な資料を展示するスペースが。ぜひイタリア軒に行ったら足を運んでみて

函館五島軒、上野精養軒と並ぶ「洋食三軒」のひとつと称えられ、長年多くの人に愛されてきました。

その歴史を受け継ぐのが館内のレストラン、マルコポーロです。
2018年、それまで十数年来続いてきた、イタリア料理の要素を取り入れたメニュー構成を大幅リニューアルしました。

洋食シェフとして、 30年にわたりイタリア軒で腕を振るう関本拓夫総料理長
洋食シェフとして、 30年にわたりイタリア軒で腕を振るう関本拓夫総料理長

その理由を、「ここでもう一度イタリア軒に西洋料理を復活させることが、新潟のためになるという考えからです」と関本総料理長は話します。

そこには総料理長個人としての強い思いも。
「私は本町の生まれで、イタリア軒の界隈は幼い頃からの遊び場でした。でも当時の思い出の味は、時代が変わるにつれどんどん失われています。だからこそ今、残すべきものはしっかりと後世に残し、伝えていかなければいけないと実感しています」。

〝伝統の洋食店としての原点回帰〞をテーマに、定番洋食に力を入れることになりました。
その代表的メニューが『チキンカレーライス』です。

『チキンカレーライス』(1,250円税込)
『チキンカレーライス』(1,250円税込)

「新潟で最初にカレーを提供したのはイタリア軒と言われているんですよ」と関本総料理長。

黄色のカレーソースがどこか懐かしさを感じさせます。
さまざまな野菜が溶け込んだカレーソースは、口に入れると甘みが広がりますが、後からピリッとした辛みが追いかけます。

また、ハヤシライスやミートソーススパゲッティも、イタリア軒の伝統的洋食メニューです。

伝統のデミソースが味の決め手。やわらかい牛肉がたっぷり入った『ハヤシライ ス』(1,350円税込)
伝統のデミソースが味の決め手。やわらかい牛肉がたっぷり入った『ハヤシライ ス』(1,350円税込)
トマトを贅沢に使うのがイタリア軒流。『伝統のボロニア風ミートソーススパゲティ』(1,100円税込)
トマトを贅沢に使うのがイタリア軒流。『伝統のボロニア風ミートソーススパゲティ』(1,100円税込)

今回のリニューアルを機に、イタリア人冒険家マルコ・ポーロの航海中をイメージした内装に一新。

入口すぐの床面。大理石モザイクで航海図を表現
入口すぐの床面。大理石モザイクで航海図を表現
船に使われ る丸窓をイメージした鏡
船に使われ る丸窓をイメージした鏡
店内には旧館時代から使い続けられているステンドグラスが
店内には旧館時代から使い続けられているステンドグラスが

メニュー構成も店内もリニューアルされたましたが、一方、長きにわたり受け継がれるメニューのレシピは一切変えていないといいます。

「実は分量だけは時代の変化に合わせて調整しているのですが、もともとのレシピにある食材、製法はまったく変えていません。それはこれからも続けていかなければならないことだと思います」と関本総料理長。

特に、かたくなにその製法を守り続けているのが伝統のデミソースです。

変わらぬ製法で作られるデミ ソース
変わらぬ製法で作られるデミ ソース

「すごく手間がかかるんです。野菜や鶏ガラなどを煮込んで、こして…を数日繰り返す。完成までに2週間はかかります。現代には合わないやり方かもしれませんが、こだわっていきたいです」。

これを受け継ぐのが若手シェフたち。
特にリニューアル後は、彼らに任せる部分も多くなっているそうです。

若手シェフたちが歴史を受け継ぐ。右は五十嵐さん、左は池田さん
若手シェフたちが歴史を受け継ぐ。右は五十嵐さん、左は池田さん
とろとろ卵のオムライスなど、若手の意見を取り入れて作られたメニューも。ハンバーグも近日「よりおいしく」リニューアル予定
とろとろ卵のオムライスなど、若手の意見を取り入れて作られたメニューも。ハンバーグも近日「よりおいしく」リニューアル予定

「140年以上の歴史を受け継ぐ、なんて考えると押しつぶされそうになりますので(笑)目の前のことを淡々と。それが一番大切なことかもしれませんね」。

Information

リストランテ マルコポーロ
住所
新潟市中央区西堀通7-1574 イタリア軒1F
電話番号
025-224-5123
営業時間
7:00~10:00(LO9:30)/11:30~14:30(LO14:00)/17:30~21:00(LO20:30。土日祝は17:00~)
休み
無休
席数
78席
駐車場
提携あり
リンク
ホテルイタリア軒のレストラン
備考

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