いきなりですが、みなさんはコーヒーについてどのくらい知っていますか?
普段何気なく飲んでいるものですが、そもそもコーヒーとは何なのか…。
知っているようで知らないコーヒーのあれこれを一緒にお勉強しましょう。
今回コーヒーについて教えてくれたのは、鈴木コーヒーで焙煎士として活躍されている白井渉さん。
鈴木コーヒーの直営店でバリスタに4年間従事した後、2018年より焙煎士に転向し。
日本スペシャルティコーヒー協会 コーヒーマイスターの資格を持っています。
そんな白井さんに、コーヒーがどのような行程を経て私たちのもとにやってくるのかをお聞きしました。
産地から日本に届くまでの行程を、グァテマラで撮影された写真とともに説明します!
1. 収穫
コーヒー豆は「コーヒーノ キ」という木に実る「コー ヒーチェリー」と呼ばれる甘い果実の種子です。
これをピッカーと呼ばれる人たちが手作業で丁寧に摘み取ります。
2. 精製
実を種から取り出す作業です。
方法は大きく分けて、ナチュラル、ウォッシュド、セミウォッシュドの3種類あり、取り出し方によって風味が変わります。
3. 乾燥
天日干し、もしくは専用の 乾燥機を使って乾燥させます。
最近では青い光を当てた「 UV干し」など生産者の努力でさまざまな手法が生み出されています。
4. 選別
欠点豆を取り除き、選別機で粒の大きさ(スクリーン)ごとに分けます。
欠点豆が混入すると液体にした時に風味が損なわれてしまうんです。
5. 脱穀・袋詰め
パーチメントと呼ばれる殻を取り除くことで、焙煎可能な「生豆」の状態に。
その後、味を落ち着かせるため1ヵ月ほど保管してから麻袋に入れ出荷します。
ここまでが、「コーヒー豆が日本にやってくるまで」です。
いろんな行程がありましたね!
次の「コーヒーの基礎講座2」では、日本にやってきたコーヒー豆が焙煎される様子をお見せします。
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