新潟県と福島県を結ぶSLばんえつ物語は、美しい景色とレトロな旅の魅力を楽しめる観光列車で、磐越西線を走り新潟県の新津駅から福島県の会津若松駅までの約111キロメートルをおよそ3時間半かけて走行しています。そんなSLばんえつ物語が今年で25周年を迎えました！　新潟市新津鉄道資料館では、それを記念した特別展『SLばんえつ物語・25年の軌跡』を開催します。

SLばんえつ物語は、1999年（平成11）4月29日、新津駅構内で華々しくデビューしました。JR東日本新潟支社、新津市（当時）をはじめとする沿線市町村の期待を背負ってのデビューです。それ以来、SLばんえつ物語は、車両故障などの危機を乗り越え、客車車両の両数やカラーリング、運行区間などを変化させながら、25年間を走り続け、現在に至ります。

今回の特別展では、四半世紀という長い期間、沿線の観光の大きな柱として活躍してきたSLばんえつ物語の軌跡をあらためて整理し、その特徴と果たしてきた役割について考えます。また、磐越西線沿線の季節ごとの風景のなかを走行するSLばんえつ物語を撮影した写真作品も数多く紹介します。

開催期間中はさまざまな関連イベントも実施されるので、新潟市新津鉄道資料館のウェブサイトをぜひチェックしてみてください。

SLばんえつ物語は現在も走行しています。ノスタルジックな雰囲気と自然の美しさを存分に堪能できる旅となるので、ぜひこの機会に乗車してみてはいかがですか？　心温まるひとときを過ごせますよ！