![メタリック素材が、軽く繊細な素材とひとつになって独特の世界観を醸し出しています](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/fc093ff667d5054f9d95847d1491e770-760x570.jpg)
「この新潟での展覧会が私自身、一番納得のいくものになりました!」
![](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/b494c30db86c4fd4227349157e09df0f-760x505.jpg)
ファッションデザイナー、コシノジュンコさん。1978年のパリコレクション参加をはじめ、世界各地でファッションショーを開催し、高い評価を得るとともに、舞台衣装などにも活躍の場を広げている世界的デザイナー。そんな彼女の企画展が新潟県立万代島美術館で5月26日(日)まで開催中です。
「ファッションショーというのは一瞬で終わっちゃうし、見に行く機会というのはあまりないですよね。だけど、ファッションショーを何度でも見るという体験ができるのがこの展覧会です」と言うのは、開催を前に、会場を訪れたコシノジュンコさん。
「美術館でファッションを扱うことは少なかったと思うんです。そういう意味で、この展覧会は、美術館の革命である、とも思っています」。
「この展覧会は,大分、大阪に続いて3回目なんですけど、この新潟での展覧会が私自身、一番納得のいくものになりました! 」。
![高校生のときに描いた裸婦像も展示](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/8ce44c1891604f5115fcebde87115a92-760x506.jpg)
展覧会のテーマは「原点から現点」。
コシノジュンコさんの創造の原点である高校時代に描いた絵画や新人デザイナーの登竜門とされる装苑賞受賞作品といった「原点」となる作品から、多彩で挑戦に満ちた「現点」の作品――衣装やデザイン画、写真、映像演出など約200点を紹介する、コシノジュンコさん最大規模の展覧会です。
コシノジュンコ展の会場をちょっとだけ紹介
![1996年、キューバで外国人として初めてファッションショーをした際の作品](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/105c19535d436f14119c302bcac067ed-760x570.jpg)
コシノジュンコさんは大阪府岸和田市の出身。1960年、装苑賞を19歳で受賞し、以後東京を拠点に活動をしてきました。
会場には、コシノジュンコ創作の「原点」となる作品が多数展示されています。
![装苑賞を史上最年少で受賞したときの作品](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/5c1ba90c15fd43b4b3eecf14bb460a67-760x506.jpg)
![文化服装学院・花の9期生! 左から金子功さん、松田光弘さん、黒田朋子さん、高田賢三さん、コシノジュンコさん、加藤正和さんというそうそうたる面々](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/5e51737733c5256f2e2b3cdc95ba3e3b-760x570.jpg)
コシノジュンコさんが1980年代に取り組んだのが「アール・フュチュール(未来の芸術)」。地球、人間、太陽、月、大気など宇宙を構成するすべてを表現しようとし、その考えに基づき生み出されたコンセプトが「対極」です。
円と丸、赤と黒、対峙する二項が相反しながら影響しあうということを表現したのだそうです。
![赤と黒。漆という日本の伝統素材の品位。そして「重ねる・たたむ・折る」という要素が落とし込まれています](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/282fa4c47cd056a93f25a086192018f3-760x506.jpg)
コシノジュンコは舞台衣装も多く手掛けてきました。
なかでも、和太鼓を中心とした伝統楽器を用いながら、多彩なジャンルのメロディを取り入れた音楽集団「DRUM TAO」とのかかわりは深く、累計1,000着以上の衣装を手掛けたということです。
会場に展示されたDRUM TAOの衣装を見ていると、勇ましい音楽が聴こえてくるみたいです。
![鍛え上げた肉体美とコシノジュンコのコラボレーション](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/71e521a7414c99464d060a94621a3909-760x506.jpg)
桃山時代に興った優美な装飾性を特徴とする「琳派」400年記念の特別展覧会で「能とモード」をテーマにファッションショーを開催したこともありました。京都の西陣織や江戸時代の小袖をイメージしたKIMONOドレスなどが会場に整列する様はとても壮観です。
![世界が称賛したJAPONISM](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/38541fe71aaf0bd52ee950cde6916fe2-760x506.jpg)
![伝統と現代を融合した総合芸術](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/ccd54f1be33d0731e049f33f9dfd0e97-760x570.jpg)
また、コシノジュンコとニットのまち・見附市のかかわりは深く、過去にはファッションショー「見附コレクション」を何度か開催。さらに市内の小中学生を対象に「Tシャツデザインコンテスト」も開催してきました。下の写真は、2002年当時小学1年生だった大箭歩さんの作品。
![コシノジュンコが絶賛したかわいいTシャツ!](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/07c117cb5360f40963b87b17e9b7ec37-760x506.jpg)
![「コシノさんと感動の対面を果たすことができました」と、大人になった大箭さんご本人](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/f8599500d0a4d26d2e42c7dd7a2fd0cc-760x570.jpg)
1960年代から現在まで。まさに「挑戦」に満ちた作品が多数展示された刺激的な作品展です。
「1回でなく何度でも来ていただきたい」とコシノジュンコさんも語る通り、訪れるたびに新たな発見を得られるアミューズメントアトラクションのような作品展でした。
『コシノジュンコ 原点から現点』は新潟県万代島美術館で5月26日(日)まで開催しています。ぜひ出かけてみてください!
朱鷺メッセ31階のBefcoばかうけ展望室では限定スペシャルスイーツも!!
![『モワルーショコラのデセール仕立て』(ドリンク付き2,500円・要予約)](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/7385d9b6310eb3c8766341a3f88756d6.jpg)
![『カフェラテ』(850円)](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/5c88aa06423023ac02cdbe209c26e3df.jpg)
![数量300本限定の『コシノジュンコ×越乃寒梅 純米大吟醸』。720ml 3,520円](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/25d934dbec9f27428cf3f352f00d82a0.jpg)
![ミュージアムショップでこんなかわいいキーホルダーも発見!](https://tjniigata.jp/assets/uploads/2024/02/2d536368444b9e6e31a06675162d1c6f-760x506.jpg)
DATA
コシノジュンコ 原点から現点
- 開催期間
- ※本イベントは終了しました。
2月22日(日)~5月26日(日)
10:00~18:00 - 会場名
- 新潟県立万代島美術館
- 会場住所
- 新潟市中央区万代島5‐1 朱鷺メッセ 万代島ビル 5F
- 休み
- 月曜休館(3月25日、4月1日、4月29日、5月6日は開館)
- 料金
- 一般1,600円 大学・高校生1,300円 中学生以下無料
- 問い合わせ先
- 新潟県立万代島美術館
- 問い合わせ先
電話番号 - 025-290-6655
- リンク
-
『コシノジュンコ 原点から現点』公式ホームページ