こんにちは、編集部のタザキです。
突然ですが、みなさん ライブハウス はお好きですか?
私は高校生時代、高速バスで往復約5時間かけて通っていたこともあったくらい(笑)今もライブハウスが大好きです。
重低音がお腹にズンッと響くあの気持ちよさとか、演奏やMCを聴いて自然と涙がこみ上げてくるあの感じとか…もうなんでしょうね、すべてが愛おしい…!!
しかし今、某ウイルスのせいで新潟のライブハウスやそこを拠点に活動する地元のアーティストさんたちが厳しい状況に置かれています。また、ライブに行くことを生きがいに日々頑張っている人たちは悶々としていることでしょう。というか私が悶々としています。
そこで、少しでも新潟の音楽シーンを盛り上げられればと、タザキが激オシする新潟の若手アーティストをどこよりも主観たっぷりでご紹介する連載を始めることにしました👏👏
名付けて【TAZAKI RECORDS】!!!(某レコード会社のパクリじゃないよ、リスペクトだよ)
大切な1回目。誰にしようかな~?と悩みつつ、まずはTwitterでリサーチ。
「…………………!?!?!?!?!?」
2020年3月18日に初の全国流通e.p.「CAN YOU」リリース決定だと!?
新潟の若手アーティストが全国に羽ばたくというビッグニューーーーーーーーーーース!!しかも過去に私が主催したイベントに出演してくれたあの高校生シンガーくん…嬉しすぎて言葉にならない…
ということで、第1弾はシンガーソングライターの伊津創汰くんで決まり!!(勝手に)
早速インタビューをお願いします。
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そしてやってきました、インタビュー当日!
まずは、インタビューの記念写真をパシャリ。
お分かりだろうが、彼はかっこいいとかわいいを兼ね備えた爽やかボーイ。おまけに細身の高身長。この見た目で歌が上手いなんて、そんなことがあっていいのでしょうか??天は二物を与えないんじゃないの??なんか悔しい…ならば性格はどうだ。
タザキ「今日はよろしくお願いします。」
伊津くん「はい!お願いします!」
タザキ「まずはインタビューの内容を少し説明しますね~今回は伊津くん自身やリリースについてお話を伺いたくて…」
伊津くん「はい!」
はきはきとしていて好印象以外のなにものでもない。間違いなくいい子。完璧すぎて怖い。彼についてもっと知りたいので、ガンガン質問していきます。
タザキ「2017年から弾き語りで活動を始めたんですよね?きっかけはなにかあったんですか?」
伊津くん「高校生になってすぐ、おじいちゃんからもらったアコースティックギターを持って地元・三条のライブハウスに通うようになったのがきっかけです。僕、ONE OK ROOK(通称・ワンオク)が好きで、はじめてステージに立ったのはワンオクのコピーバンドイベントでした」
タザキ「え、ワンオクが好きなのは意外でした。弾き語りの爽やかな伊津くんからは想像できない…」
伊津くん「英語の発音の仕方とかは影響を受けているんじゃないかな…実は最初はバンドをやりたかったんです(笑)」
いきなり意外な一面が見えました。いろんなアーティストさんから影響を受けているようで、秦基博さんなんかも好きなんだとか(これはイメージ通り)
そんな伊津くんは弾き語りの活動を始めて今年で4年目。今や新潟のみならず、県外からも注目を集めています。昨年の春に高校を卒業したばかりの19歳だなんて信じられません。
タザキ「昨年はオーディションでグランプリを獲得したりと大活躍でしたね!」
伊津くん「ちょうど高校を卒業をする年だったのですが、進学も就職せず、音楽だけでやっていくと決めたんです。なので、以前はライブ活動が中心でしたが、オーディション活動にも力を入れることにして…それが実を結びましたね」
音楽だけでやっていくと決め、しっかりと結果も残した伊津くん、かっこよすぎる…やっぱり中身もイケメンだった。
2019年には10代限定の音楽の甲子園「未確認フェスティバル」のファイナリストに選出されました。これがめっっっっちゃくちゃ誇らしいことなんです!!!
伊津くん「デモ音源による1次審査、ネット投票による2次審査、実際にライブを行う3次審査。これを通過すると、国内最大級規模のライブホール・新木場STUDIO COASTで行なわれるファイナルステージに進むことができるんです。僕が参加する前の年に同じ新潟出身のシンガーソングライターである果歩さんが3次審査まで進んでいたので、自分も3次審査までは進みたいと思っていました」
タザキ「結果、ファイナルまで残って2,000人の前で演奏したわけですが、率直にいかがでしたか?」
伊津くん「正直緊張していてあまり覚えていないんです。手は震えていたし、終わった後は放心状態でした(笑)でもやりきった感はありましたね」
ファイナルまでの長っっっい道のりを経て、約3,000組の応募の中から8組しか選ばれないファイナリストになった彼は佐渡金銀山並みに新潟の宝です。
さらに「長岡米百俵フェス」への出場をかけたオーディションでは見事グランプリを獲得。その懸賞として今年3月18日に自身初となる全国流通EP『CAN YOU』が発売されました。
ジャケ写、爽やか~~~~~!
推測するに曲もさぞかし爽やかなんでしょうね。
収録されているのは『CAN YOU』『キミのとなり』『たからもの』の3曲。
ここまでこの記事を読んだ人はどんな曲なのか、歌声なのか、気になていることでしょう。まずはEPのタイトルにもなっている『CAN YOU』をどうぞ👂
イントロから想像通りの爽やかさ!
伊津くん「今まではギターだけでの弾き語りでしたが、今回の曲たちはキーボードやパーカッション、弦楽器の音が入り、サウンドからも歌詞からも遊び心を感じてもらえると思います」
『CAN YOU』はついつい体をゆらしたくなるポップで楽しいサウンドでしたね!それに何と言っても、クリアで聴いた人にまっすぐ届く歌声が素敵だと思いません???
私はこの曲をはじめて聴いたとき ”今日も自分の人生を生きてゆくのになんだかんだで精一杯です” の太文字部分の声の膨らみ具合が絶妙で惚れました(マニアックかもしれませんが、よかったら聴いてみてください笑)
さらに、着飾らない等身大の歌詞も彼の魅力です。
伊津くん「CAN YOUは主教勧誘をされたことをきっかけに作った曲なんです(笑)。曲の前半は勧誘されている様子がそのまま歌詞にしたのですが、後半は”宗教に入らなくても君ならできるよ”という前向きな歌詞になっています」
これが本当に面白い。最初のサビでは友達から伊津勧誘されている伊津くんの姿を想像して笑っていたのに、最後には”君ならできるよ”という言葉に背中を押され、勇気をもらっている私がいたのだ。
ほかにも”インスタやツイッター いいねの数に惑わされて本当の気持ちが見えない”という歌詞があったり、同年代の若者がドキッとするようなインパクトのある言葉が散りばめられています。
伊津くん「2曲目の”キミのとなり”はオーディションに応募する際に送っていた曲で、この曲が僕をここまで連れてきてくれました。カホンやキーボードの音を入れたイントロがすごく気に入っています」
これを聴いた私の感想としましては「うわぁぁぁぁ!ヤバイ!キュンキュンする!甘酸っぱい!青春!私を高校生に戻してぇぇぇぇ!!」です。至極のバラード。
伊津くん「3曲目の”たからもの”は初めて女性目線で書いた曲です。サウンド的にはすごくシンプルで、自分の声とアコギの音を大切にしました」
3曲ともまったく違ったテイストの曲になっていて「こんな歌も歌えちゃうのね、、ははーん、、」と毎回関心を通り越して思考が一瞬停止します。
長くなりましたが、新潟にこんなすごい若手アーティストさんがいるんだよということが伝われば嬉しいです!
Apple MusicやSpotifyなどでも絶賛配信中なので、ぜひ聴いてみてくださいね◎