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【インタビュー・動画】Negiccoが新境地開拓のニューシングル『午前0時のシンパシー』リリース!

●2020年8月25日(火)発売/Negicco『午前0時のシンパシー』

  • 情報掲載日:2020.08.21
  • ※最新の情報とは異なる場合があります。ご了承ください。

Negiccoが、『I LOVE YOUR LOVE』以来およそ10カ月ぶりとなるニューシングル『午前0時のシンパシー』を8月25日にリリース。

前作に続き3曲入りマキシシングルでのリリースですが、今作は、深夜に揺れ動く心象風景を綴ったタイトル曲をはじめ、3曲とも既存のNegiccoイメージにとらわれない、まさに新境地を切り開いたと言える“攻め”のシングルになっています。

コロナ禍でミュージシャンが活動に制限を強いられている2020年。この時期にNegiccoが何を感じ、どんな思いで新作を届けてくれたのかをメンバーに聞いた最新インタビューをご覧ください!

(聞き手=編集部・笹川清彦)

Negiccoニューシングル『午前0時のシンパシー』8月25日(火)リリース/1,500円+税/T-Palette Records ※収録曲:M1『午前0時のシンパシー』 M2『さかさま』 M3『Sneakers!!!』(他、各曲のinst versionも収録)
Negiccoニューシングル『午前0時のシンパシー』8月25日(火)リリース/1,500円+税/T-Palette Records ※収録曲:M1『午前0時のシンパシー』 M2『さかさま』 M3『Sneakers!!!』(他、各曲のinst versionも収録)

 

●なんとも世間が特別な状況になってしまった今年前半でしたが…、メンバーは日々どんな思いで過ごしていたんでしょうか?

Nao☆・(Negiccoを)17年やってきた中でも、これほど動きがとれなかったのは初めてのことで。その中で、SNSで情報を発信したりしながら、そこにファンの人たちが返事をくれたり――「Negiccoに会える日まで(ウイルスを)うつさない・うつらない、で頑張ります!」とか、そういう励ましをもらいつつの日々だったと言うか。本当に私たちも「早くみんなに会えるといいな」と思っていたし…、やっぱり自分たちができることを見つけて発信していくだけですからね。それで、今までやったことのなかった配信ライブとかインターネットサイン会とか、こういう状況になったからこそできるチャレンジでもあると前抜きに捉えて、「Negiccoが発信できる笑顔を届けていこう!」という気持ちでした。

Megu・振り返れば、オリンピックがあるはずだった年で、(Meguは新潟県内を走る)聖火ランナーにも選ばれていたので、自分的にも「良い年になるぞ!」と思っていたんだけど…こういう状況になってちょっと悔しい面もあるし。ある意味、忘れられない年になりそうですよね。でも、Negiccoとしては、Nao☆ちゃんが話した通り、自分たちが今やれることをちゃんとやっていくだけなので――。

Kaede・そう。今、ほとんどの人(アーティスト)が活動休止みたいになっちゃっていますけど、Negiccoは違う意味での苦しい時期っていうのをたくさん経験してきたし、それを乗り越えてきたことが自分たちの強みにもなっているので――いろんなことがまだまだ厳しい状況ですけど、「あきらめたくないな」というのはありますね。

 

●そんなNegiccoから届いたニューシングル『午前0時のシンパシー』が、実に素晴らしい! 何が素晴らしいかって、収録された3曲ともNegiccoの新境地を切り開いた新曲になっていることで。メンバー自身もデモをもらった時に驚いたのでは?

Kaede・はい、難しかったですけど…。

Nao☆・でも、楽しく覚えられたかな(笑)。おっしゃるように3曲とも全然違った曲で、Negiccoって一瞬分からない感じの曲に向かうのがおもしろそうだなって。ラジオで聴いて、(Negiccoと知らなくても)「この曲いいね」って感じてくれる人がいたりとか、「新しい反応を得られる曲たちかもしれない」と思いました。

Megu・私も、デモを聴いた時は、3曲ともアイドルらしい感じの曲ではないなと。だけど、3人の歌声で完成したものを聴くと、やっぱり3人の表現になっていて良かったです!

Kaede・『午前0時のシンパシー』は、デモを聴いて「…このままリリースした方がいいんじゃない?」って思うくらいデモがすごく良くて、「これをNegiccoが歌いこなせるのか?」と最初は感じたんですよ。でも、やったらやれるものだなと(笑)。「ちゃんとNegiccoらしくなったかな!」って。

●そのタイトル曲は、3人のボーカルのつづれ織り状態とも言える、見事なコーラスワークが印象的です。

Nao☆・ええ、メインボーカル(主旋律)の後ろで、いろんな声が重ねられていて。そういう細かいところまで楽しんで聴いてもらえるといいですね。

Kaede・リズムがゆっくり目なので、「言葉を走らせないで、置いていくように歌ってほしい」と(原曲を作った)一十三十一さんにアドバイスしていただきながらレコーディングしたんですよ。

Megu・(メンバーを見ながら)この曲を聴くと、体感温度がちょっと涼しくなるよね?

Kaede・うん(笑)。夏の夜風の、涼しい感じがして

●そう、そういうクールかつカッコいい曲で。この感じの楽曲は、10代ではちょっと歌えないかなと。

Kaede・そうですね(笑)。今言ったように歌い方の面でも一十三十一さんから良いアドバイスをいただけたし、「作っていきながら、また成長できたかな」と思います。

Nao☆・私は、少し『矛盾、はじめました』(2014年発表のシングル曲)につながるようなものを感じていて――大人の女性ならではの歌詞であり、またこういう曲を歌わせてもらえるくらい、Negiccoが大人になってきたんだなと。「ネギネギ!」と明るく言ってる感じから、大人の世界へちょっと足を踏み入れたところがあるかな。

 

●それもまた、今のNegiccoらしさなんでしょうね。ちなみに、さっきKaedeさんも「ちゃんとNegiccoらしくなった」と言われましたが、そもそも“Negiccoらしさ”とは何だとメンバーは思っているんですか?

Kaede・改めて「Negiccoらしさは何?」って言われると難しんですけど…、もともと、新潟に根差すタイプの人が少なかったから、その道をどうやって開拓していけばいいか、私たちも分からなかったんです。でも、自分たちなりに継続して頑張ってきたら、結果、ここまでやってこれた、みたいな――。

Nao☆・Negiccoって、最初のころから、誰かに作られるんじゃなく、自分たちでやりたいことをやってきて。「これはちょっと違う」と思ったら別な案を提案したりとか、そういう“自分たちの道”と言うか――外から見たら甘ちゃんに見えるかもしれないけど、自分たちなりにプロ意識を持ちつつ、自分たちの気持ちを大事にずっとやってきたんですね。もちろん、それには事務所のスタッフさんの理解と導きがあってこそなんですけども…、そこがNegiccoらしさにつながっている気がします。

●なるほど。僕はね、Negiccoにインタビューしたり音楽を聴いていて、人としての部分や成長を常に自然体で表現していることがNegiccoらしさだと感じるんです。誰かが「Negiccoはこうあるべき」と思うものがあるとしても、それをいい意味で気にせず、自分たちの進むべき道を歩む――その姿勢がちゃんと音楽や活動に表れているっていう。

Nao☆・そういう話で言うと、よく「ライバルは誰ですか?」って聞かれるんですけど、ライバルは誰か他人ではなく、あくまでも自分たちであって――それまでの自分たちに打ち勝っていくことで成長したりしていくわけだから。その意味で「常に自分たちを更新していかないといけない!」という考え方でずっときたんですよね。

●そんなNegiccoだからこそ、ファンは好きでいられるんでしょうね。

Megu・(微笑みながら)本当にありがたい存在ですよね、ファンの皆さんは。

Nao☆・しかも、Negiccoのファンの方たちは、誰かひとりのメンバーじゃなく、ちゃんと3人を、Negiccoをリスペクトしてくれているから。

●また、個性は違えど、それだけ3人の“人としての方向性”がまとまっているんだよね、Negiccoの場合は。

Nao☆・ええ。そこが実際バラバラだったり、みんなにもバラバラに見えたりしていたら、多分ここまで続いていないでしょうね。

 

●そう思います。では最後に、改めてメンバーそれぞれに今回のニューシングルについて思うこと、感じることを聞かせてください。

Megu・今の率直な気持ちは…、音楽をたくさん知っている笹川さんに「いい!」って言ってもらえたことが嬉しいです(笑)。もちろん私たちはいいものだと思っているので、そんな方に褒められて嬉しいな、と(笑)。

Kaede・改めて思うのは、「いやぁ、メチャメチャいい曲が3曲揃ったな!」ってことで――。自分でも気に入っていて、ずっと聴いてますから。しかも3曲とも、何度聴いても全然飽きない。歌詞もいろんな理解の仕方があって、聴くたびにいろんな表情が見えてくるようで、それもまた楽しいし。

Nao☆・本当に1曲1曲いろんなチャレンジをしているし、同じものが何もない。だから、この新しいNegiccoとの出会いがいろんな人に訪れたらいいな、と思っています。いい音楽を作っているんだと思いながらずっとやってきたので、その思いのまま、胸を張って今回も届けていきたいですね。

Negiicoから動画コメントをもらいました!

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