NegiccoのNao☆が、1月に発表した『何回もドアを叩くんだ!』に続き、新曲『悠久の星』をデジタルシングルとしてリリース。
Nao☆らしい躍動感いっぱいの楽曲で、Negiccoの活動も含めた彼女たちのスタンスを代弁するような歌詞世界も印象的な秀曲です。
そのNegiccoは、2023年7月20日でついに結成20周年を迎えることとなり、今年4月1日からは20周年の事業年度と位置づけマイペースに盛り上げていく予定だとか。
実は4月8日に新潟LOTSで行われたNao☆の生誕記念ライブのアンコールでMeguとKaedeがサプライズ登場し、Negiccoとして2曲を披露。久々に観た3人のステージがまた、ブランクを全く感じさせないキレのいい動きで、「やっぱりNegiccoは最高!」と胸を打つ感動的瞬間だったんですよね!
そんな活動再開したNegiccoへの思いも十二分に感じさせるNao☆の最新インタビューをご覧ください。
(聞き手=編集部・笹川清彦)
本当に自分らしい曲を作っていただけたなと、感謝しています
●今年1月にソロシングル『何回もドアを叩くんだ!』を発表し、そのリリース記念のライブを2月から3月にかけて新潟・東京で開催されました。Nao☆さん自身、コロナ禍もあり「人前で歌うライブ」は久しぶりで――というか、ソロ名義では初でしたよね?
はい! ソロでリリースしたのになかなか歌えず、もどかしかった思いをやっと取り戻せたかなと。(※2020年4月にシングル『ベスト☆フレンド』、同年10月にミニアルバム『gift songs』も発表していた) この間、配信ライブはやっていて、そこでも絶対伝えられるものがあると信じて頑張ってきたんですけど、いざ人前でステージに立つことができたら、「やっぱりライブっていいな!」って感動がすごくて! 「みんな、待っててくれたんだな」と感じたし…、久しぶりなんだけど、久しぶりって感覚よりも嬉しさが爆発した感じでしたね。きっとこの後、ライブで声を出していい状態になったら、もっと感動するんだろうな。ファンの人たちの声って、やっぱりすごいし。『ベスト☆フレンド』とか、ファンの人たちの声ありきっていうか、それも込みでイメージして作ったような曲がたくさんありますから。
●そんななか、3月29日に新曲『悠久の星』を配信でリリースされました。スピード感、躍動感があふれるバンドサウンドで、すごくカッコいい新曲ですね!
ですよね? 私も、初めて聴いたときしびれました。「ヤバいのが来た!」って(笑)。もう、早く歌いたくてムズムズするような感覚の曲で――ステージで歌っている景色が浮かぶんです。
●『悠久の星』は、作詞作曲・オオニシレイジ、編曲&トラック制作が彼のいるバンドNagakumoによる、書き下ろしの新曲です。
(制作前に)レイジさんがとても熱いメッセージを寄せてくれて、すごく嬉しい気持ちになったんですよ。で、私に対する思いも、Negiccoに対する思いもちゃんとこの曲に込められていて――♪マイペースで続けていけたらいいね♪っていうゆったりした面もある歌詞なのに、ここまで爽快で、スピード感あるカッコいいサウンドで作ってくださった。本当に自分らしい曲を作っていただけたなと、感謝しています。
●その『悠久の星』の歌詞では、情報過多で展開が早い世の中だけど、そんな時代だからこそ自分をしっかりと持って、長く続けていくことの大切さが歌われているという。まさにNao☆さん、そしてNegiccoの歩んできた道と重なる気がしました。
ファンの方から「無理しないで続けていってね」と言われることはあったんですが、曲を作ってくださる方からこういうメッセージを(曲として)受け取るというのが自分にとって新しくて! 私のソロ曲なんだけど、Negiccoのことも思って、そういうことを書いてくださったのがすごく嬉しかったんです。今の私たちの目標は「Negiccoをいつまで続けられるか」であり、こうして好きな音楽を続けさせてもらっている嬉しさは間違いなくあって。Negiccoの楽曲って、改めて聴くとやっぱり曲が良くて――アイドルだけど音楽が好きな人も聴いてもらえるじゃないですか。そこは今後もずっと大事にしていきたい部分ですよね。
Nao☆ デジタルシングル『悠久の星』Lyric Video
●さて、そのNegiccoとして、この4月からついにメンバー3人そろっての動きも再開。7月23日(日)には新潟県民会館で結成20周年記念ライブ「MY LIFE is Negicco」を開催することも発表されましたが?
4年ぶりにみんなの前に立てるってことと、20周年をみんなの前でちゃんと迎えられるってことがすごくありがたいです。そういう感謝の気持ちを表現しつつ、これからのNegiccoも――ファンの人たちも自分たちもそうですけど、まだまだ頑張れる! ってことを確信できるライブにしたいですね。「ずっとやってなかったから…」とか否定的な気持ちには全くならないし、むしろ楽しみな気持ちでいっぱいで! たくさんの方の支えがあって今までも活動して来れたけど、さらに今はそういう環境におかれているんだな、って実感してますから。…考えてみれば、人生の半分以上Negiccoをやってきたし、このライブタイトルをかみしめて頑張りたいと思います。ファンの人たちの中にも、(ソロのリリースイベント等で)久しぶりにお会いして、「えっ、こんなに大きくなったの? 前はあんな小さかったのに」って感じる方や、「私も子どもができました!」とか状況や環境が変わっている方も結構いらっしゃって。それでも今また、私たちに会いに来てくれる――本当に「ありがたい」以外の言葉がない感じなんですよ。そういう皆さんたちと一緒に音楽を楽しむってことを、これからもNegiccoはやっていきたいです!